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『18 / Jeff Beck - Johnny Depp』リスニング・パーティ・レポート的レビュー

1.Midnight Walker
のっけから何というトーン!もう、上手いとか何とか完全に超越してる!
意外と歪み成分多めなんかな?音がデカいからこういうニュアンスになるのか?

2.Death And Resurrection Show
一転してインダストリアルな(死語)曲調。『Who Else!』とか、こんな感じのオケやったよね。あれも、もう20年以上前のお話なのか。

オブリくらいしか弾いてへんやん!と思ってたら、エンディングのソロで爆裂!エフェクターなのか、プラグインによる効果なのか、変わった音が出て来てカッコイイ。

3.Time
ピアノのバラード。正直、ジョニー・デップの歌はピンと来ない(<スマヌ!)。

おおっ!こういう曲調でも、いわゆる「泣きのギター」っぽくない、いかにもジェフ・ベックなフレーズを弾いちゃうんよなー。フレーズだけじゃなく、ギター・サウンドもニュアンスも、凄過ぎて形容する言葉が見付からない。

4.Sad Motherfuckin' Parade
『Guitar Shop』にこんな感じの曲があったような。特に目立ったフレーズもなく、雰囲気モノって感じ。

5.Don't Talk (Put Your Head On My Shoulder)
上手い!上手過ぎる!どうやったらこんなニュアンスで弾けるようになるのか。。。

しかし、大して歪んでないようにも聴こえるのに、サスティンはエラい長く感じる謎。どんなセッティングで弾いてるのか。ヴォリューム操作によるニュアンスも堪らんな。

6.This Is A Song For Miss Head Lamarr
んー、やっぱり歌はピンと来ない。

かなりクリーンなトーンでの控えめなソロ、ってかメロディ弾き…と思ってたら、メチャカッコエエ音でのソロが!1音聴いただけでジェフ・ベックと分かる凄さ!おおっ!エンディングにもソロが!何もかも最高過ぎる演奏!

7.Caroline, No
またも強烈過ぎて言葉が見付からない。明らかに、未だに上手くなってるやろ、この人。

8.Ooo Baby Baby
歌がメインなのかギターがメインなのか分からんイントロ。エラいジャキジャキしたニュアンスやな、と思ってたら、本チャンのソロは元のトーンで。

9.What's Going On
デヴィッドTの名演でも感動したけど、より歌に近いニュアンスで歌いまくるギターが堪らん!どうやって練習しても、こんな風に弾けるようになるとは思えん強烈さ。曲通してインストの方が良かったのでは?

10.Venus In Furs
オブリ中心。ソロもあるけど、そこまで爆裂してない印象。リングモジュレータみたいな音、結構多用してるな。

11.Let It Be Me
ヴォリューム操作のみ故に、ここまでレンジの広い音になるのかな?やはり。イントロ、かなりクリーンな印象やけど、サスティンが伸びて行く感じなのは、ヴォリュームを上げてるからか。

中間部のソロもゲインは低めに感じるけど、この状態でもサスティンは十分にあるような感じる。で、今更やけど、アームでの音程変化、上手過ぎ。

12.Stars
またピアノのバラード?カバーばっかりらしいけど、曲に関してはあまりときめかない。

クリーンな音で一周、ソロを弾いた後、ややヴォリューム・アップ?この、クランチくらいでもサスティンはメチャ長そうなのが謎。何回聴いても。

13.Isolation
アルペジオか、歌か、どっちが主役か分からん!今のパワー・コード聴いてると、ファズっぽい歪みなんかな?でも、ソロが始まると、そこまで歪んでないように感じるんよね。単にヴォリューム絞ってるだけなんか?

何処を切ってもジェフ・ベック!としか言いようがない、「個性的」という言葉すら陳腐に感じてしまう唯一無二のギター・プレイ、ギター・サウンド満載な1枚やった。ベック絶賛のジョニー・デップの歌は最後まで聴いても「?」な印象やったけど、こんな凄いアルバムを作る切っ掛けを作ってくれたことに感謝!

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