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シリーズ1「投球肘・尺側側副靭帯再建術を受けたMLB投手の復帰率」

チームレベルに関係なく投球肘の尺側側副靭帯(UCL)再建術(通称トミー・ジョン術)を受けた大学投手の復帰率は、87.8%(43/49名)でした。そのうち81%が4年の大学選手資格を全うし、UCL再建術後の投球成績は対照群と比べ違いはありませんでした。再建術の移植方法には、Figure 8、ドッキング、ダブルドッキングあるいは変ドッキングなどがあり、これら異なる移植術さらに長掌筋腱や半腱様筋腱など異なる自家腱移植あるいは同種移植による復帰後の成績は、高校、大学、野球愛好家投手において違いなことが報告されました。今回は、メジャーリーグ(MLB)投手のUCL再建術の復帰率とその後の投手生命期間をエビデンスで追っていきたいと思います。

MLB投手のUCL再建術


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