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シリーズ2「2度目の肘尺側側副靭帯再建術を受けたMLB投手の成績」

最高球速95.7 mph(時速154 km/h)以上を投げる投手の20%は、肘・尺側側副靭帯(UCL)再建術(通称トミー・ジョン術)を受けています。ドジャーズで活躍する大谷翔平選手は、2023年9月19日に2度目のUCL再建術を受けました。1回目が2018年10月1日でしたのでそれからちょうど5年後(実質4シーズン登板中)にUCLを再度損傷しました。MLB投手でUCL再々建術を要する割合は、9.4%と言われています。1回目から再々建術までの平均期間は、3年11ヵ月です。こうしたエビデンスからすると大谷翔平選手の2度目のUCL再建術はあり得たことだとわかります。今回は、UCL再々建術(2回目)の実態と術後の成績をエビデンスで追ってみたいと思います。


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