見出し画像

【備忘録】息子の不登校~⑦息子の成長が感じられる夏休み~

自分の備忘録として、息子の不登校の記録を残しています。
7/22から始まった夏休みも、8/27の始業式まで2週間を切りました。
夏休み初日の息子の言葉や様子は、こちらの記事で紹介しました。

その後、どんなふうに夏休みを送ってきたか、息子の成長を感じられたエピソードについて、今日は書きたいと思います。

◆夏休みも学校で個別指導を受ける

個別指導

7月末に予約していた教育相談の際に、息子と息子の担当者との面談で、夏休み中も学校で担任に勉強を教えてもらいたいと思っているという話になったようです。
息子の本心はわからないのですが、私は息子が息子の担当者の期待に応えようとした結果、そういう話になったのではないかと思っています。
でも、息子の様子を見ていると、スケジュールを自分で把握し、時間までに準備も自分で進めていることから、ただ期待に応えようとしての言動ではないのだろうなとも思っています。
そこは私がどうこう言う問題ではないので、私は助けてほしいと言われたことだけしています。
というわけで、週1日30分程度ではありますが、学校まで付き添う生活が続いております苦笑。

夏休み初日に、登校日にみんなでプールに入る予定だと担任に誘われ、
「僕ね、登校日のこと、考えてるよ。」と話していた息子。
担任は、登校日に息子が登校を迷っているとも露知らず、登校しないことを前提に話されるため、そのたびに息子は沈黙し、会話がギクシャクしていました笑。
私の方から、実は登校を迷っている様子とお伝えすると、担任は申し訳なさそうにしながら、じっくり考えて決めてね!と言ってくれていました。

登校日2日前。
学校に行った際に、担任に登校日のことを聞かれた息子。
「考えて決めたよ。僕、やめとく。」と答えていました。
担任は、“これでいいんですか!?”と言わんばかりの表情で、私の方をチラチラ見ながら対応に困ってましたが、ちょうど教室に様子を見に来てくださっていた特別支援コーディネーターの先生が、『自分で考えて決められたね。いいと思うよ!』と声をかけてくださり、息子もうなづいていました。

◆やりたいことにチャレンジする

画像2

夏休みが始まってすぐ、町内のラジオ体操が始まりました。
昨年は夏休みの行事・催しは全て中止となっていたため、息子はラジオ体操初体験。同年代の子どもとしばらく顔を合わせていない息子はどんな反応をするんだろう?ひそかに私は気になっていました。
私は今年児童会の役員をしているため、ラジオ体操を主催する立場ということもあり、息子を誘ってみました。
息子は、「僕も行く!毎日行くよ!」と言い、ラジオ体操をきっかけに、近所の同級生と遊ぶ約束もし、久しぶりに自宅にお友達がやってくる日もありました。
物怖じせず、年上・年下関係なく、仲良く遊んでいる息子を見て、元の元気な息子に戻ったと嬉しくなりました。

そして、やりたいこと・やってみたいことを挙げてはチャレンジすることが増えました。
まず1つ目が、スーパーに1人で買い物に行くこと。“おつかい”です。
私に買ってきてほしい物はないかと聞き、おつかいに行ってくれるのです。
これは、かなり助かっています。
私が行くと、ついつい必要のない物まで買ってしまう。
でも、息子に頼めば、無駄遣いせずに済むんです。
はじめてのおつかいの後の息子の誇らしげな顔は今でも忘れません。

そして2つ目。
これまでも簡単な料理は一緒にやっていましたが、自分1人で作ってみたいというのが息子の希望でした。
そこでお願いしたのが、朝ごはんやお昼ごはんの準備です。
朝ごはんであれば、卵焼きとサラダ、お昼ごはんであればインスタント袋めんを最初から最後まで1人で作り上げる。
これも、かなり助かってます。
私がnoteを書くのに夢中になっていて、お昼ごはんの準備を先延ばしにしていると、息子がラーメンを作ってくれました苦笑。

最後に3つ目。
1人でジョギングを始めました。
小さい頃から便秘症の息子。1週間に1回が普通の頻度で、週2回出れば良い方。最近、便秘だとお腹が苦しい、食べられないということを自覚したようで、便秘解消のためにと息子が考えたのがジョギングだったようです。
雨の日もカッパを着て、走っています。

◆新学期に向けて・・・

蓮お盆

新学期に向けて、学校との関わり方については息子と話してみようと思っています。
始業式から登校するかどうかも一応確認はしますが、学校の部分利用をどんな頻度で、どんな形でしていくかを一緒に考えることがメインです。

今の息子を見ていると、学校に「行きたくない」ではなく、「行きたいけど行けない」という状態に近いように私は感じています。
「行かないといけない所」と認識しているようにも感じます。
とても慎重で、自分で納得しないと前に進まないところがある息子。
それは、こだわりが強いということでもあるのかもしれませんが、周りに流されるのではなく、自分で考える力がある、息子の良いところだと私は考えています。
本人の納得がいくまで、学校とのつながりを維持したまま、私と自宅で過ごす生活を今後も継続していこうと思っています。

9月末には発達外来の受診も控えています。
息子の特性や発達の凹凸の有無について、医学的な診断を受けた上で、必要な支援(そもそも支援が必要なのか)を考えていこうと思っています。
でも、それは学校に行けるようになるための支援ではなく、息子のニーズ・希望が出てきた時のためと考えています。
今は「僕は2年〇組に戻りたい。」と言っているので、そのためにできることの手がかりが見つかればいいなと思っています。
たとえ、特性や凹凸があったとしても、息子が困難さを感じつつも、学校に戻りたい・チャレンジしたいと思っているのであれば、私はそれを応援したいと思っています。
チャレンジする前に、親が結果を決めつけてチャレンジさせない、勝手に息子の経験を奪うことだけはしないと心に決めています。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。


これまでの私たち親子の記録はこちらからどうぞ!






いいなと思ったら応援しよう!