東京日記2024/9/23-9/29
9月23日(月)晴れ
朝起きたら鼻が詰まっていて喉も痛い。
顔を洗ってゴミ捨てに行き、郵便受けから届いた本を取り出す。玄関前にはTシャツも届いていた。
昼 温野菜 たまごサンド ミニトマト
秋晴れの気持ちの良い天気。吹いてくる風が服の繊維の隙間に入り、肌の表面を冷やしてくれる。歩いても汗が出ない。
瀧泉寺のわき道を通って目黒通りに出たら、油面地蔵通りを北上して祐天寺へ。駒沢通りの古着屋と、駅前の2nd STREETに入る。DICKIESのワークシャツか、状態のいいジーンズを探すが、どれもみんなサイズ違い。ナチュラルローソンで水とスパム握りを買って食べ、東横線沿いを東に進んで中目黒駅へ。山の手通りを南下して帰ろうと思ったが、歩数が足りていないのと古着を見たいのとで、そのまま代官山と渋谷の2nd STREETまで歩く。収穫は無し。山手線と三田線に乗って帰る。143分、9.73km、13,254歩歩く。
不動前駅に着き、プチマルエツで買い物。
チーズ、ヒレかつ丼、氷、オレンジソーダ。
夜 温野菜 ヒレかつ丼 ミニトマト キウイ
届いたTシャツをパックにいれたまま、何枚か写真を撮る。パックを開けたら服を着替え、シャワー室の窓ガラスでフィッティング。肩の横幅はちょうど良く、丈感はやや長め。前に買ったワークシャツを取り出し、襟元が綺麗なアーチになるか、上からシャツを羽織り確かめる。
夜になったらまた鼻づまりを起こしてきた。
左鼻がズーズーいっている。早めに寝ることにする。
9月24日(火)晴れ
朝 バナナサンド キウイ ミニトマト
昼 とんかつ定食
夜 温野菜 オムレツ
19時、目黒駅西口でFと待ち合わせて、目黒シネマで映画。今敏監督の『パーフェクトブルー』を見る。座席は前の方までぎっしりと埋まっている。動画配信サイトで公開されていないから、シネマでやるたび盛況なのかな。
鑑賞後、ラーメン麺屋黒で、ラーメン並を注文。
Fはお腹がすいていたのかライスもつけていた。おかわりもしていた。ラーメンが届いて口をつけようとすると、「ここの麺、菊名の武蔵家と同じ」とFが指を差しながら言った。どうやら浄水器の隣に麺を入れるケースがあり、麺の製造元が書いてあるらしい。820円。
商店街の坂道を下り、中目黒駅まで目黒川沿いを歩く。
中目黒駅についたらまだ歩きたりず、
駒沢通りを東に恵比寿ガーデンプレイス、山手線沿いを北上して渋谷駅まで歩く。
帰りにプチマルエツに寄り、アップルパイアイスを買った。
今日は最低気温が20度まで下がり、シャツ一枚では寒かった。Fは、「あー、こういう気温がいちばんいいよ。暑すぎも寒すぎもせずに、この季節が移り変わる感じ」と言っていた。
9月25日(水)曇りのち小雨
朝 ハムチーズトースト キウイ
昼 ビリヤニカレー
今日の純喫茶のランチはチキンピカタで、なんだか気分じゃなかった。坂を下ってセブンイレブンへ行き、ビリヤニカレーを買う。このカレー、タイ米みたいに細長い米が、白、茶、黄色と三色に分かれている。バスマティ米というらしく、インドでよく食べられるらしい。豊かな香りが有名とのこと。カレーを入れる容器口は二つに分かれていて、ベジタブルクルマとスパイスカレー。スパイスカレーはその名の通りスパイスが効いていて辛い。ぱらぱらのバスマティ米をカレールーにいれると、ルーが米にまとわりついて、よく馴染んだ。
夜 温野菜 焼き鳥 オムレツ トマト
温野菜をレンジであたためるときに、冷凍の焼き鳥を入れる。串のまま、野菜の上に乗せた。串がはみ出てる分フタはしまらず、かるくラップをして、その上にフタをすふ。レンジであたためると、焼き鳥はぶよぶよとした油みたいだ。やっぱり焼きにかぎるなぁ。
21時、山の手通りを南下して五反田を散歩。
途中で小雨が降り出してきたので、傘を差しながら歩く。
横断歩道で待っていると、
奥の信号待ちをしている女性が、白いフードを被りながらおでこに手をかざしている。信号が青になると、その姿勢のまま向こうから近づいてくる。かなり大股だ。私も歩きながら、そんなに雨が目に入るのかと思っていると、金色のアイラインとローズ色の口紅が、フードの影のなかから鮮やかに浮かび上がった。商談を決めにかかる目というか、喧嘩終わりの猫の目というか。妖艶だけではない力強さがあって、とにかく綺麗だった。私は前を向いていたので、すぐに視界からは見えなくなった。そのあと、少し雨は止んだ。
9月26日(木)曇り
朝 バナナ プロテイン
昼 ミックスフライ定食(いかフライ、あじフライ、唐揚げの揚げ物三種類と、レタス、ひじき、オレンジ、なめこの味噌汁)
みなとみらい線に乗って扉の近くに立っていると、扉のガラスに反射して、反対の席に座った女学生が見える。小学生だろうか、つばが上向きに沿った丸い帽子を被り、地面に届かない足元はつま先立ちになっている。両膝は綺麗にくっついていて、背筋はまっすぐ縦に伸び、品の良さが一目で見てとれた。私が入ったときには、それは窓に映る電車の背景だったのだが、手元が膝から持ち上がると、反射した女学生は前景に浮かび上がった。両の手を、相撲の押し合いのように前へ前へ突き出しているのだ。方向はそれぞれの肩の前方から、右手だったら左に45度、左手だったら右に45度かたむけ、それぞれ右、左、と出す前、両手を小さく合わせている。アルプス一万尺の手遊びに似ている。ただ、アルプス一万尺でいうところの、冒頭の「アルプス」だけを繰り返していて、いっこうに「一万尺」にいかない(それぞれの肩の前方に両手を突き出さない)。だからこれはアルプス一万尺ではきっとないのだけど、私は心の中でずっとアルプス、アルプス…と歌っていた。手の動きにあわせて歌っていた。
手の動きは1駅分くらい続いていた。最後は手の向きを下斜めに向け、膝頭にぺたぺたと両手をつきはじめた。両手を合わせるタイミングは、さっきとは違ってバラバラだ。ただ、それはランダムな動きではなく、やっぱりある一定の規則性はあるようで、女学生は首を傾げたり、そうだこれだというように頷きながら、自分一人で充実していた。アルプス一万尺ではないのなら、なんて名前だろう。私は公園の遊びをあれこれと思い出していた。
夜 温野菜 オムレツ トマト 納豆 ご飯
本を読み終わって携帯を見ると、友達から23時30分に電話が来ていた。折り返し電話をかけると、年末に旅行に行こうという。カレンダーを見ながら予定を話す。次に一緒に見に行く映画の話もした。最近は映画がマイブームらしい。
今日は一日、くしゃみがとまらない。
9月27日(金)小雨
7時20分起床。
喉がいがいがと渇いている。大きないびきをしたようだ。
すぐにシャワーを浴び、うがいをする。ワークシャツとジーンズに着替える。ブーツを履いて靴紐をしめ、手のひらで、ソールの埃を拭い取る。朝ご飯を食べる時間がなかった。
昼 鶏そぼろ丼
先にレジで会計をしているサラリーマンがいて、私が次に会計をする。ほとんど同じタイミングで支払いを終え、サラリーマンが先に扉をでると、傘立てのところで顔が固まった。「嘘だろ」と聞こえる。小さな一区画の傘立てを上から覗き込み、視線で塗りつぶすかのように目視する。傘が盗まれたらしい。私はその脇を入り、傘立てそばの壁際から立てかけた折り畳み傘を取る。すぐに振り返って外に出る。いっしょに傘に入ればよかったかな。さっきと比べ雨は小降りに変わっていた。道路には濡れたどんぐりが落ちていた。
18時、退社。三田線に乗って武蔵小山駅で降りる。武蔵小山商店街に入り、2nd STREETへ。手頃なワークシャツを探したけど、アメリカのシャツがほとんどない。あっても、ビジネス用の、ブルックス・ブラザーズのシャツ。お店を出て、となりの富士そばに入る。
夜 かつカレーライス
端まで商店街を歩こうと思ったけれど、久しぶりのブーツのため足先が痛い。途中まで南東へ歩き、それから駅に引き返す。駅内で、小枝とコラボしたビアード・パパのシュークリームを買う。小枝をコエダと読んでいいのか、急に不安になる。紙袋に包んでもらい、いっしょにドライアイスも入れてもらう。「冷蔵庫に入れるときは、とりだしてくださいね」と言われる。
帰って友達のPODCASTを聞き、山本太郎の詩集を読む。
鼻が詰まった声で読む。
9月28日(土)曇り
10時30分起床。
寝ているときに暑かったのか、
汗でインナーが濡れている。
裏起毛のスウェットは時期がまだ早いのかな。
ただ、連日続いた寝不足はなくなり
頭がすっきりとした。もやもやが空っぽだ。
シャワーを浴び、シャツとジーンズに着替える。
12時、昼食を食べるため、駅前を通って松屋へ。
アプリのクーポンを使い、
70円引きで「てりやきエッグハンバーグ定食」を注文する。
コップに水を入れて通路側のテーブルへ座ると、
後からきた男性が
「すいません、券売機が動かないんですけど」
と店員を呼んでいる。
カウンターから女性の店員が顔を出し、「はい、はい、すいません」と言うと、鍵を調理場の奥からひっ張り出し、券売機の方へ駆け寄る。機器を再起動するのかな。
自分が操作した後の動作不良は、なんだか悪いことをしたみたいだ。これがミステリードラマだったら、まず疑われるのは私。
あたらしくおじさんが店内に入る。
動かない券売機を眺め、そのままカウンターへ進むと「牛丼の大盛りを二つ頼みたいんだけど!」と、大きな声でコールした。
てりやきハンバーグは、肉につなぎがおおいのか、ところどころが硬くて不味い。細長いゴムを裁縫の玉止めのように結んだものが、咀嚼するたびにでてくる感じ。ソースもかなり甘めで、後半になると飽きる。てりやきは、ハンバーガーだ。
LAWSONで、野菜ジュース、ルイボスティー、ラムネを購入して家に帰る。
ラムネを食べていると、パッケージにぶどう糖と書いてある。ぶどう糖って何なのかと思い、ChatGPTを起動して会話する。
◯炭水化物は、糖質と食物繊維に分かれている。
◯糖質は単糖類、二糖類、多糖類に分かれている。
◯ぶどう糖はこの内の、単糖類に属す。
◯単糖類はインスリンによってエネルギーに変わりやすい。エネルギーに変わらない部分は、脂肪へ蓄えられる。
◯糖質はたくさん取ると血糖値があがり、脂肪が溜まりやすくなる。適度な分量を心がけること。
うろ覚えだから正しくないかもしれない。
あとでしっかり調べること。
夜 うどん(さつまあげ わかめ 油揚げ ウィンナー にんじん たまご)
23時。五反田駅から目黒駅までの、目黒川沿いを散歩。
深夜だからか色んな人がいる。
ガードレールに両手を伸ばし、女性に背中を擦られながらえづく人。コンビニ横の段差に座り、カップ焼きそばとポテトチップスを食べる人。家系ラーメンの前で並ぶ、上下作務衣と上下デニムのカップル。
家に帰ると、おなかがすいたのか空腹で気持ち悪かった。
9月29日(日)小雨と曇りを繰り返す
10時起床。寝たりず、ベッドの上でごろごろとする。
12時を過ぎて、昼食を食べに外に出る。
昼 鶏そぼろ丼(葱、コチュジャンソーストッピング)
すき家を出て、そのまま不動前商店街で買い出し。
マルエツプチで、ダブルのトイレットペーパー。
八百屋で、にんじん2本、玉ねぎ2個、トマト6個。
一度家に戻って玄関に荷物をおろす。すぐに外へ出て、
マイバスケットで、キウイ6個、バナナ、煎餅、チョコレート、ラムネ、ギリシャヨーグルト。
また家に戻り、玄関においた食材含め冷蔵庫へ入れる。
チェアに座って扇風機にあたり、すこし煎餅とチョコレートをつまんで散歩。戸越銀座へ向かう。
第二京浜に入る路地の手前で、青い首輪の猫と出会う。
建物に入る階段のアプローチに座り、トパーズのような黄色い目をしてこちらを見つめている。私が近づくとゆっくりとこちらへ近づき、ジーンズのふとももへ横向きの顔を擦り寄せてくる。背中を撫でてやる。猫は、お尻の方をかいてくれと言わんばかりに、1歩ずつ前に歩き、かかれている背中の位置を微調整していく。撫でていると、指の先に骨があることが感じ取れる。こんなに柔らかな猫でも確かに骨格があるのだなぁ。腕にふさふさの尻尾がまきつく。猫はお尻をつく。すると、猫は突然こちらへ顔を向き直し、となりの駐車場のほうへと歩いていく。どうしたのだろう、と思うと、やんでいた雨が本降りになった。そうか、猫は雨が降ることを察知したのか、と思う。駐車場のほうへ向かうと、ジムニーみたいな車の下に、おとなしくこちらを向いて座っている。
戸越銀座にて、無人の服屋さん、トレジャーファクトリー、2nd STREETに入る。シャツ、ジーンズ、たまにブーツを眺める。LEVI'Sは501だけでなく、いろんな種類があるからわからない。ChatGPTに聞きながらジーンズの勉強もする。目ぼしいものは無かったが、BEN DAVISのボアジャケットは良かった。サイズはショート丈で、ジャケットの前から後ろにかけて丈が短い。後ろはちょうど、ジーンズのベルトの位置よりも上だ。全体は深い青色で、襟元は若干よれているものの、中綿はしっかりと厚い。ただ、試着してみると、ポリエステルのシャツに中綿の毛がくっつく。これは素材の問題だからどうしようもないが、こういうことから服を着なくなるのだ。少し悩み、買わないでおいた。
帰りにまた猫のところへ行く。同じところにいたから、上から背中を撫でた。
夜 スパゲディ オムレツ にんじんのソテー トマト キウイ
Amazonで、LEVI'S501のリジッドジーンズを買う。リジッドジーンズは洗濯するとサイズが縮むが、どの程度縮むのかがわからない。製品レビューをみても、言っていることが人それぞれ違う。信憑性がない。
いま履いていたLEEのridersを脱ぎ、絨毯の上に広げる。左足を伸ばし、側面の黄色いステッチを正面にする。メジャーを手に取る。メジャーを股下から裾まで伸ばす。68cm。あれ、こんなに短かかったっけ?と思い、ロールアップしたままだったことに気づく。ロールアップを伸ばし、もう一度測る。76cm。ジーンズのインチを確認する。レングスはロールアップをすることを含め、31インチにしようと決める。
あるブログを見ると、リジッドジーンズは洗濯しても、ウエストはほとんど縮まないらしい。レングスは3インチほど縮むという。結局、リジッドジーンズのW32、L34にする。ウエストはベストが31だから、縮んでも縮まなくても履けるサイズにした。あわせてシャンプーの詰め替えも二つ買った。
温野菜の調理器が、野菜の匂いをすったのか臭い。
食器洗いを早くしなかったせいだ。買い替えようかしら。
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