映画『リトル・フォレスト 夏・秋』の感想を書いていたはずが自分語りになってしまった。
小森ほどではないけど栃木の結構な田舎で、兼業だけど農家をやっている家でぼくは育った。この映画を見て、自分は田舎的なものから逃げてきてしまったなと感じた。小さい頃は農作業を手伝ったりもしていたけど、だんだんと避けるようになっていた。
ぼくは逃げ続けてきた。だから、主人公の幼なじみが発したセリフはグサッと刺さった。人にとって確かなことって自分が実際に体験したことだけなのに…街の人間は何も知らないにもかかわらず、何でも知っているような気になって大きな顔をしている…そんなようなこと