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イーサリアムがしばらく停滞すると考える理由


イーサリアムの価格が停滞しています。

イーサリアムは2021年の1月に米ドルで最高値をつけましたが、それから3年以上経った2024年後半でもその値を超えられず、価格を下げています。

このイーサリアムの状況に対し

「イーサリアムは今が底。買い増しのチャンス」

と強気な姿勢を示している人を見かけますが

私はこの見立てが正しいと思いません。

私には

今のイーサリアムの価格は下がるべくして下がっている

ように見えます。

個人的には

短期的にイーサリアムの価格は2,000米ドルを割ってもおかしくない

とも考えています。

私はイーサリアム(EVM系)を利用したDappsの開発者でもあるので、当然イーサリアムには頑張って欲しいのですが

しばらくイーサリアムの大きな価格上昇はない

と考えていて、開発はサービスの使いやすさや汎用性に力を注いでいます。

では、なぜ私は

イーサリアムはしばらく停滞する

という考えに至っているのでしょうか。

というわけで今回は

イーサリアムがしばらく停滞すると考える理由

について記載します。

具体的には

  • 停滞すると考えている理由

  • 価格上昇に必要なこと

  • いつから上昇するのか

についてお話しします。

停滞すると考えている理由


イーサリアムの価格が停滞すると考えているのは

イーサリアムで技術革新がしばらく起きそうない

からです。

イーサリアムはサービスがリリースされて以来、スマートコントラクト機能の搭載により

  • 分散型webのプラットフォーム提供

  • 独自トークンの発行

  • NFTの発行

等で既存webの世界の概念を大きく変えて、分散型のwebであるweb3を推進してきましたが、ここにきて技術的な停滞が発生しています。

このweb3に関しては

利用者はもちろん、開発者であっても使いこなせていない

のが現状です。

実際、分散型webサービスを作る過程でも運営の過程でも、多くの問題が発生していて、問題解決に頭を悩ませている状態です。

この状態でありながらイーサリアムの価格がここまで高いのは

イーサリアムが通貨としての機能も持ち合わせているから

です。

イーサリアムは分散型のwebプラットフォームとして作成されましたが

現在はイーサリアムが発行するトークン価格の上昇を目的とした投機商品

としての人気がイーサリアムの価値を支えています。

おそらく、イーサリアムトークンを所持している9割の人は

イーサリアムを使うことで何が解決できるのかよくわからないけど、今後価格が上昇すると言われているから買っている

状態でしょう。

確かにイーサリアムは将来性の高い暗号通貨プラットフォームです。

しかし

イーサリアムが停滞期を抜け出し、さらなる成長をするためには、しばらく時間が必要である

と認識しておくべきでしょう。

それは、イーサリアムの価値が上がるために必要な機能や環境を満たすのに、時間がかかりそうだからです。

次は、その理由と価格上昇に必要なことについて説明します。

価格上昇に必要なこと


イーサリアムの本質的な価値を今より高めるためには

現実的な分散型のサービスを構築して、長い期間ユーザーに使われていくこと

が必要です。

イーサアムは分散型プラットフォームとして、多くの革命を起こしてきました。

具体的には

  • ゲームをしてお金を稼ぐplay to earn

  • デジタルデータが本物かを証明するNFT

などです。

これらは一時的に爆発的な注目を浴びて社会現象にまでなりましたが、一気に衰退しました。

その大きな理由は

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