英語の音と文字をつなぐ

ドゥーユーライクピザ?

「好きな食べ物について隣の子に英語で聞いてみて」
小学校や中学校1年生段階でよく見られる展開だと思います。子どもたちはたいてい…

「 ドゥー ユー ライク ピザ?」

みたいに質問すると思います。
これって子どもたちは好きなことを聞くときはドゥーユーライクで聞けばよいと認識しているだけで、文字の

Do you like pizza?

とリンクしてる子は少ないのでは?と感じるのです。

なんでこんなことを書いたというと、中学校に入ると途端に英語を読む文章量が増えるわけです。その量は大人が学生時代に通ってきた教科書の比ではないわけで…。つまりは初めましての英語もだいたい読める力を身につけないと今の英語授業って太刀打ちできないのです。

フォニックスって大事よね

初めて見る単語をだいたい読める力をつけるためにはフォニックスの力が必要だよね、と感じています。フォニックスとはAをア、Bをブ、Cをクとよむ読み方です。これをしらないとcatをキャットと読めません。
ただ、困ったことにフォニックスには例外も多いのです。例えばcakeのaは、アではなくエイと読みます。語尾にeがついているときは直前の母音がアルファベット読みになる、いわゆるマジックeってやつです。
フォニックスについては色々な書籍で取り上げられているので、それらを参考にしても良いでしょう。

音と文字をつなげる

音と文字をつなぐため、フォニックスの知識はもちろん欠かせません。加えて、音読筆写という学習も有効です。例えばfoodという単語を覚えたいとき、フォニックス読みでフ・ウー・ドとよみながらf・oo・dと書いて、最後にフードと発音する。これを覚えるまで繰り返し取り組むだけでも英語の音と文字はつながります。早くて2カ月、遅くても半年くらい続けていけば、音のルールはなんとなく身についてくると思います。そうすれば初見の単語の読み方もだいたい予測できるようになります。

読めない単語は書けない、聞けない

結局のところ、英語も言葉ですから、読めない単語は発音できないわけです。私自身、ハングルは読めません。なので駅の電光掲示板の行き先がハングル表示だと行き先を示していることくらいは想像がつきますが、どこに向かうかわかりません。もちろん読めないから意味を理解しようとも思いません。こんな私が韓国に突然放り出され、周りはハングルしか話さない環境だったら…恐ろしいですよね?

英語も同じです。やれ単語の意味だの文法だのといいますが、まずは読めなければ話になりません。音と文字をつなぐ。小学生や中学1年生で英語で困っている人はぜひやってほしいです。指導される方も音と文字をつなぐ指導を継続してやっていただきたいと思います。

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