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【50歳の転職】アラフィフ転職・その後の話⑨★今の若者と一緒に働くリアル★

アラフィフ転職・目的のひとつ「地元の若者と働きたい」の実現

アラフィフ転職をするにあたり、色んな夢や目的を設定しているのですが、そのひとつに「生まれ育った街の若者と一緒に働いてみたい」というのがありました。

これまで社会人として第一線で働いてきた四半世紀。
ずいぶん遠くまでやってきたものだと感慨深い時があります。

自分の血となり肉となった経験はやはり”修羅場経験”。
あの日、あの時、もう駄目かもしれないという危機的状況から生還できた経験はやはり貴重だと思うからです。
※西日本豪雨災害やコロナパンデミックでもリーダーとして陣頭指揮を執りました

そしてその極限状態で得た経験はを現場で奮闘している若者に少しでも渡せれば、全て渡そうと思っています。
(アラフィフ以降は社会人人生の集大成なので、自分だけが知っていることで他者より成果を出し出世する必要がなくなったという年齢的環境もあります。楽になりました。)

↓出世競争が終わる話

https://masa-kun-blog.com/%e3%80%9050%e6%ad%b3%e3%81%ae%e8%bb%a2%e8%81%b7%e3%80%91%e3%82%a2%e3%83%a9%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%95%e8%bb%a2%e8%81%b7%e3%83%bb%e3%81%9d%e3%81%ae%e5%be%8c%e3%81%ae%e8%a9%b1%e2%91%a5%e2%98%85%e5%87%ba/

逆に私が豪雨災害やパンデミックに見舞われた時に一緒に寄り添い行動いただいた上司は、昔、同じような激甚災害での経験があったからこそ、適切なアドバイスをいただけたのだと、今では思い至ります。

知見を共有くださった先人に習い、私もそのように行動しようと思っています。

今の若者と働いてみた・・感想

今の20代、30代前半の若者と現場で知り合い、同じチームで切磋琢磨しながら働いた感想ですが、当たり前なのですが、色んなタイプの人が居て、心や体が強い人もいれば弱い人もいるしコミュニケーションが上手な人もいれば下手な人もいるなぁというのが感想です。

若者とのコミュニケーションで私が心がけているのは、
①自分語りになっていないか(過去の栄光の自慢オジサン)
②自分が結果的に(無意識的にも)偉そうに年長者マウントを取っていないか?
③言葉遣いがパワハラ・セクハラ的になっていないか?優しく伝えているか?
ということです。
言葉を発する前によく考え、優しく聞こえる高さの声でゆっくり話すように心掛けています。

実は、ふとした瞬間に感情的になり、喧嘩のようになってしまったこともこの半年の間ではあり、反省することもありました。

やはり若者と働く時にはアンガーマネージメントが大切なキーワードとなります。

・自分が出来ても他の人が必ずできる訳では無い
・ジェネレーションギャップはあってあたり前(価値観が違うことを受け入れる)
・感情的になってしまったらどんな状況であれ自分が負け(絶対にキレない)

不器用な後輩「A君」との出会い

そんな中、自分の母校(小・中学校)の後輩A君と出会いました。
約15歳年下の男性です。

過去に10年のスーパーマーケットでの勤務キャリアがあるにも関わらず、部門責任者になった経験がないキャリアに違和感を覚えました。
一緒に仕事して分かったのが、とても気が優しく、メンバーに指示を出し仕事を動かすのが苦手という性格でした。

反面、仕事への取組みは誠実で、一度教えられたことは一生懸命守り、頑張っている姿がありました。”指示を受けて動く”のは得意で”指示を出し他人を動かす”のは不得意という性格のように感じました。

また、誰かに一度強く言われると、その人に萎縮してしまい、常にオロオロする姿は、主従関係を自分から構築してしまっているように見えました。

私は最初は近くに居て外敵から助けてあげるようなサポートをしていましたが、それは一緒にいる時にできるだけで、私が休みの時に悪い方向に色んなことが起こっているのを感じるに至り、その様な行動は無意味であるとわかりました。イジメの構図と同じです。

悲しいことがあると簡単に「辞めたい」と漏らす彼に、強さを求めるのは余計に追い詰めることになるのではないかという思いもあり悩みましたが、強く言ってくる人に強く反発することは解決策にはなりません。

私は”仕事をハックする方法”を彼に伝えることにしました。
仕事を攻略することで、今自分がどのように動けばよいのか分かるのと、自信をもって仕事を進めることができると考えました。

作業を効率的に進める理屈、売場陳列の考え方、発注や在庫管理の知見、現在の営業数値の把握する意味など。細かく仕事を理解できれば出来る程、仕事をハックすることができます。

まずはコミュニケーション力(世渡り力)向上ではなく、こちら側(仕事ハック)から彼をサポートしていきたいと思います。

井の中の若者「Bさん」との出会い

もうひとりは、20歳以上年下の女性Bさん。

彼女は高校卒業してすぐこのスーパーで働いており、この職場で実質一番長い職歴の持ち主である若者でした。なんと、このチームの一番の影響力がこの若者に集中しているという少し特殊は状況でした。

気も強く、間違いを発見すると正論を盾に60代の年長者相手にも感情的に檄を飛ばし、その”恐怖”でチームを支配する方法を採っていました。

確かに彼女は作業理解が深く、作業スピードも速く、リーダーシップも取れる能力の高い若者です。

しかし私はこのように感じました。
「井の中の〇〇、大海を知らず」と。

そんな状況で新しく入ってきたのが私。私が仕事を業界の知見を使ってどんどん進める度に、彼女の居心地が悪くなって機嫌が悪くなっているのを感じました。

恐らくその本音は「私のやり方は正しいはずなので変えたくない」「私は人に指図されたくない」というものです。きっと、この職場でずっとリーダーの立場にあり、自分の思うがままにやってこれたことが原因だと思います。

最初は私に反発をしていたのですが、正論を重ねるうちに私が居ると寡黙になり、優しく話しかけても上の空の反応を繰り返すばかりで仕事にならない状態、つまりコミュニケーションが取れない状況になってしまいました。

チーム全体の指揮命令系統が不安定になり、チームマネジメントに支障をきたしている状況が今です。

私にとっても特殊な状況に起因するコミュニケーションエラーは初めての経験です。
今、私の一番の課題として取り組んでいかねばならない問題となりました。この問題がどうなっていくのか・・・答えを探していきたいと思います。

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