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【50歳の転職】アラフィフ転職・その後の話➉★アラフィフ転職者は『敗れざる者』たれ★


アラフィフ転職者は、育成枠でないが、現場では新人であるパラドックス

アラフィフ転職をして難しいと感じるのが、自分の業界知見をアピールして入社をしたので、本社サイドは育成枠として扱っていないが、現場では新人がきた、というギャップだと思います。

ここで私が何度も実際に見てきた”確実に失敗するパターン”としては
「これが業界の正解だ!」とばかりに前職の成功事例を盾に、その企業の歴史や文化を無視して上から目線で言い放ち、結果、相手にされなくなり折角の施策も失敗に終わるパターンです。
「郷に入れば郷に従え」を肝に銘じファーストステップとしては、新人として現場にすべて合わせる形で溶け込み、仲間であると認められることが正解だと思います。

セカンドステップとしては、現場の仕事をすべて理解し出来るようになった上で、これまでになかった新しい知見を現場に少しづつ供給していくこと。ここで小さな成功を積み重ねることで、最終的に大きな知見を試せるチャンスが訪れる可能性が高くなる・・・という道のりだとイメージしています。※現在、私もセカンドステップに入ったばかりのフェーズです

真っ新(さら)な新人を演じ、積み得た現場仕事で既存の人を圧倒していくことでしか次のステップに行くことはできないと感じています。

新人アラフィフ転職者が大切にすべきこと

必ず新人のアラフィフ転職者には既存リーダーという壁が立ちはだかります。既存リーダーには当然、生存本能があり新しいライバルを嫌います。自分の立場を死守しようとするからです。

その目的のためには手段を選ばず、朝令暮改で理不尽な事を言ってきたり、知らないことを盾に責めてきたりしますが、そこは”守備の時間帯”と割り切りしっかり勉強を重ねながらガードを固めて乗り切っていきましょう。その時間は私にもありました。

そしてアラフィフ転職者は常に業界で活躍するスキルを身につけている大人として、周りのメンバーに温厚に優しく接してください。どんな時も”感情的になると負け”です。

自分にもいつも言い聞かせることなのですが、

アラフィフ転職者は
「目先の現象に惑わされず、本質を見極め、じっくり行動する」
ということを大切にしていきたいものです。

自分のメインキャリアは一度終わり、出世にしがみつかなくてもよいのがアラフィフ転職者。
業界の専門家として、大人として、答えを急がずどっしりと構えて共に歩んでいきましょう!

アラフィフ転職者と敗れざる者

映画『室井慎次~敗れざる者~』を観てきました。

エリート警察官僚を定年間際で退職し秋田で農業をしながら里親として静かに暮らす室井さん。昔一緒に仕事をした仲間たちや里親として接している子どもたちとのコミュニケーションに言葉はあまりありません。常に寄り添い、優しい目で見てあげているだけです。

でも大切な時には、言うべきことを、ゆっくり低い声で”バチっ”と言い放つ室井さんに痺れました。そのような室井さんは、立場や役職など関係なく(実際、室井さんは無職)、周りの人たちに信頼され慕われ希望となる。

階級や役職に踊らされないアラフィフ社会人でありたいと思います。

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