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【50歳の転職】アラフィフ転職・その後の話⑪★アラフィフ転職は人生の再始動と復活の狼煙(のろし)★

アラフィフ転職に至る道のり

私も20代から30代前半までは現場プレイヤーとして創意工夫と情熱をメラメラ燃やしながら腕一本で実績を残してきました。
◎販売コンテスト社内1位 ◎新規事業の現場責任者 ◎改善活動コンテスト1位 など

そして、30代中盤からはマネジメントのステージに駒を進めることに成功しました。

その間、ライフステージにおいては子育てや家の購入など安定した収入が必要な時期を迎え、中間管理職として会社へ忠誠を尽し頑張ってきました。

中間管理職とは、ネガティブな表現をすると”上からは常に強いプレッシャーと下からは不満の突き上げを調整する業務”
自分の個人力で業務を進めるのであれば簡単なのですが、それを人にやってもらい、進捗管理し上手に上に報告することは、精神的になかなかのハードワークでした。
我々の世代(団塊Jr)は現場のスペシャリストという業務は無く『現場業務で薄給』か『マネジメントを担うことで高給』の2択でしたので、私は自分の意志で後者を選びました。
それが結果的には自分の為、家族の為であると思ったからです。

安定した収入を得ながら、心を擦り減らしながらも大きな仕事も担当させてもらいました。
◎店舗責任者 ◎EC事業責任者 ◎学校や地域との共同プロジェクト責任者 など

社会人としてキャリアを重ねる反面、自分の中の尖った部分はどんどん丸くなり、社内の空気を過度に気にして忖度して・・・”この椅子を死守したい”という自分の中にある本音に嫌気がさしながら過ごした15年でもありました。
理不尽を自分の中で消化し人生の時間を擦り減らし無駄な業務も多くやってきました・・・

アラフィフで訪れた人生の転換期

どこまでも続くと思われたまっすぐなサラリーマン人生の道を歩いていると・・・
49歳で人生の分岐点が現われました。

プライベートでも色々考えさせられることがありましたし、会社では遠からぬ将来に仕事のポジションチェンジ(異動)の風を感じていたこと、どちらにしても5年後には必ず訪れる役職定年という名の降格人事で第二の人生の選択をしなければならなかったのです。

役職定年である55歳になって転職することは不可能に思えましたし、動くのであれば、転職先に最高のインパクトを与えることの出来るキャリアハイである今が最高のタイミングであると思いました。
(異動辞令の後では”異動が嫌だから転職した”という印象は恐らくぬぐえないし、同じ業界なのでそのような話は必ず伝わる)

”潮時が来た”という直感がありました。
永遠と思われた子育てや家ローンにも終わりが見えてくる時期は”アラフィフならではの感覚”なのかもしれません。

アラフィフ転職は人生の最始動と復活の狼煙(のろし)

僕らが若い頃(90年代)活躍していたアーティストやプロジェクトが再始動を始めるニュースを最近よく聞くようになりました。

最盛期を終えたアーティストやプロジェクトが活動を再開しています。
男闘呼組は復活ストーリーも含めブレイクしています。

そして、どうしても今回言いたいのが、胸を焦がして恋愛していた20代に聞いていたaikoさんの新曲『相思相愛』。

家族で観にいった名探偵コナン映画の主題歌でしたが、目を瞑ると20代にタイムスリップするような震える感情がこみ上げてきました。
これ、これ、これ、これ!aikoさんしか表現できない世界観そのままでした。

そして20年前に映画史を塗り替えた『踊る大捜査線THEMOVIE2~レインボーブリッジを封鎖せよ』で有名な「踊る大捜査線プロジェクト」が先日、再始動しました。

若かりし頃に『事件は会議室で起こっているんじゃない、現場で起こってるんだ!』と共感して憤ったのは現場の自分達でした。自分たちの代弁者のようで爽快&痛快なフレーズが日本中の現場で再現されたものでした。

でも、気がつけば、イキがってた自分たちも年齢を重ねる毎に人間関係の摩擦で角が取れて丸くなり、危険なところには近づかない、仕事はそつなくこなす仕事人になっていました。

現場の青島から会議室の室井になり、若い時に見た”大きな夢や目標”は果たせぬまま・・・自分が室井慎次と重なる感覚があるのです。

全国配給上映の大舞台で、時代を表現している2作品。

そこに辿り着くまでには多くの挑戦と決断があったことに敬意を表します。

若い時の様にプレイヤーとして、自分を信じ、能力の限界に踏み込み、全てを懸けてアクセルペダルをベタ踏みする挑戦を最後にしたい。アラフィフ転職の神髄、面白さの本質はそこにあるのだろうと思います。

同年代の皆さん、それぞれのフィールドで一花咲かせましょう。そして、どこかでお会いできることを楽しみにしています。

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