台湾旅行記③(1日目:ホテル〜昼食~散歩〜晩餐)
台北凱撒大飯店(シーザーパークホテル)
宿泊先は悩んだが、いくつか候補のホテルが埋まってしまったので台北駅に直結したホテルを選択した。
個人的には泊まれれば十分という気持ちもあったが、私よりもはるかにのんびりするのが好きで旅慣れていない家族のことを考えるとゆったりした部屋が良い。ということで、立地の良い中堅ホテルだろうと選択(たぶん)。
ようやく昼食
ホテルに持ち帰って昼食。
蛋黄肉包、芝麻包、乳酪饅頭、冬瓜檸檬、無糖緑茶。
冬瓜檸檬は本当に冬瓜の味がする。そのままだと苦手だろうと思ったので檸檬入りで良かった。苦手だとわかっていても飲んでみたかったんだ。
皮がふわふわでボリューミー。どれも(冬瓜檸檬の冬瓜らしいクセを除いて)クセのない美味しい味だった。
散歩
一見どの国にいるかわからなくなる街並み
家族がホテルでのんびりしている間、一人で散歩に出た。横断歩道の信号の速さは日本のように普通。エスカレーターもそうだった。シンガポールや香港の横断歩道の信号は凄い勢いで変わったし、エスカレーターの速度は殺人的だった。
漢字圏の国だから馴染みがあるというのは勿論あるのだろうが、至る所にカタカナやひらがながあふれているのでどこの国にいるのかたまに分からなくなりそうだ。
行きたかった牛肉麺の店
どこかのタイミングで行けたら行こう、と思いつつ、スケジュール的に行きそびれそうだなと思っていたホテルの近所の牛肉麺の店。
本屋さんと雑貨屋さん
ぶらぶら歩いていたら本屋を見かけて立ち寄った。漢字なのでなんとなく意味が分かるものの、近寄って意味を取ろうとすると正確には意味がとれないもどかしさ。
この日にお目にかかった台湾在住の方に、このあたりは本屋が多い街なのだと後から聞いた。塾や資格試験の予備校のような場所も多かった。
雑貨屋では帰りの手荷物の袋などをあらかじめ見繕っておこうと思った。しかし、良いなと思ったらすぐ買っておくべきだった。最終日に再訪して買おうとしたら見当たらず、非常に大きな袋を買って帰ることになった。まあ、それはそれで旅行には便利そうな袋なのでいいのだが。
お盆用品っぽいなと思ったが、外れていなかったようだ。最終日に台湾博物館でみた展示についてより深く知るためにも後日かるくでも調べておこうと思う。
散歩の帰り道
胡椒餅は滞在中にいつか食べたいと思っていたので、食べ損ねたらここで食べようとチェック。
散歩の戦利品
飲み物と、姪へのお土産だけ買ってホテルへ。
ステッカー2枚で24TWD、お茶は25TWD。合計49TWD(245円)。
晩餐
今回の台湾旅行は、勿論観光旅行が第一なのだが、実は家族に昔ゆかりのあった方を訪れてお手紙を渡すというミッションもあった。
義祖父母は中国からの留学生の面倒をよく見ていた人だったらしいのだが、そのときの留学生が台湾で今、義祖父母の苗字をつけた事務所を開業しているのだという。
その後も義祖母や義母は台湾に渡航してご挨拶したりしたらしいが、コロナの直前に義祖母が他界(祖父はもっと前に他界していた)。それに際して自宅の電話を撤去してしまったので、メールをしない義母は連絡の取れない状態になっていたということらしい。
ということで、渡航にあたってご連絡をさせていただき、義母は習っていた中国語でお手紙をしたためた・・・という次第。
今でも義母は中国語を習っていて、台湾や本土からの留学生を先生に招いて交流をしているようで、なかなか凄いなあと思う。私は結婚してからの縁のため、元留学生(現在は先生)にお目にかかるのは当然初のこと。
緊張していたが、ホテルで出迎えてくださり、タクシーで台湾料理のお店に連れて行ってくださった。60を越えているはずだが、元気溌剌。堪能な日本語でコロナ禍の台湾のお話を含めて色々とお伺いすることができた。
連れてきていただいたお店は欣葉台菜という台湾料理のお店。屋台での買い食いプランばかりを立ててちゃんとしたお店での食事を計画していなかったのでありがたい。
以下は料理の紹介。
蔥油土雞は鶏肉が骨付き肉でびっくりしたが、ネギの油がかかった鶏肉はさっぱりして食べやすかった。
潤餅は以前から好きだったシンガポールのニョニャ料理、ポピアと似ていて食べてみたかったもの。ここの潤餅は皮がしっかりしていた。生春巻きかどうかはともかく、野菜とピーナッツとスパイスが美味しい。
香烤烏魚子。このからすみは絶品だった。食べきれなかった分は持ち帰りにしてもらったが、ホテルでも最高と叫びながら食べた。
香煎豬肝。こんなに肉厚でジューシーで臭みのないレバーは食べたことがない。これまた最高に美味しい。
肉絲炒米粉。シンプルなビーフンもまた美味しい。ビーフン好きなのでちゃんとしたお店でも食べられて良かった。
刈包。台湾の角煮まんみたいなものだが、ピーナッツが美味しい。外側がつるつるして見えるのはラップでくるんであるから。
鳳梨蝦球。衣をつけて揚げた(または揚げ焼きした)パイナップルと海老がマヨネーズに絡まっている。タイのパイナップルチャーハンも好きだったので全く問題なく美味しくいただいた。
樹子蒸龍虎斑。中華料理の中でも台湾料理は魚料理が多いという話題から選択。白身をスパイスで蒸しているのだが、脂ののったメロがさっぱりといくらでも食べられる。黒酢がベースなんだろうか。
正宗菜脯蛋。切り干し大根の玉子焼きという謎のものながら、事前情報で「台湾の大根を焼いた料理が美味しい」という噂を聞いていたのでわくわくと食べる。この旨みはどこから来ているのか悩むほどに美味しい。
薑絲蛤蜊湯。限界までにお腹いっぱいな気がする、と思いつつも生姜をベースにしたハマグリのスープなんて美味しくないわけがないので当然ながらいただきます。最高。
古早味切仔麵。お店の方がわざわざ1人分ずつに取り分けてくださった。お腹いっぱいでも入る。つるつるしてるからね!
最後に欣葉麻糬。きなこ餅でした。美味しい・・・。
ビールもガンガン空いていき、食べきれなかったからすみを包んでいただいた。
そしてローカルスーパーへ
街を歩くのが好きだとか、外国のスーパーを覗くのが好きだとか、そんな話をしていたら、近所のローカルスーパーに連れて行ってくださった。
店内、果物や野菜売り場で盛り上がるのは勿論だが、調味料コーナーで美味しい調味料を教えてもらったり、現地に住んでいる方のいろんなエピソードを聞きながらローカルスーパーを見て回るのは本当に楽しかった。
しかし、商品をみていると日本語(カタカナやひらがな)がごく自然にあふれていて脳がバグるかと思った。日本語のスーパーで至る所に英語のキャッチフレーズが商品についてるのと同じような感覚で日本語のキャッチフレーズがあふれている。
親日というか、本当に日本を身近に感じてくれているんだなあと思う。
あれこれお話しながらカートに入れて、結局、その買い物まで会計していただいてしまった。ありがたや。
帰り道の差し入れ
駅までぶらぶらと帰る道、地下街で見かけたお店。台湾のサンドイッチを食べたことあるか、といわれて、まだ食べていないとお伝えしたら、自分がいたところから来た店だからとサンドイッチを買ってくれた。おそらくふるさとなのだろうか。
スーパー購入品
本当にスーツケースに入るの?という言葉を家族から何度も聞いた。まだ初日なのにw