台湾旅行記⑥(3日目:鼎元豆漿〜中正紀念堂〜雙連駅周辺〜新芳春茶行)
バスに乗って朝ご飯を食べに行く
今日も今日とて、朝に蓮霧をかじりつつ部屋を出て朝食を食べに行く。そしてバスに乗る。Googleマップを開いたスマートフォンを握りしめつつ、町にあふれるいろんな看板を写真に撮りながらバス停へ。
バスの値段は100円もしないので、乗り慣れると移動費用はかなり安くつくだろう。食事も食べに行きやすいし、もし1ヶ月くらい海外でワーケーションするなら台北は最高かもしれない。
鼎元豆漿
バス停を降りて、雨上がりの日差しの中を歩いていく。大きな通りから趣のある小道を通ってぶらぶら歩いてすぐ、鼎元豆漿にたどり着いた。
角を曲がってパッと現れるのだが、看板は道の向かいに渡らないと読めない。
お店の人に日本語は通じないが、メニューには日本語が書かれている。
鹹豆漿(卵入りと言っても通じなかった、残念)、油篠入りの蛋餅、飯糰加蛋(こっちは通じた)を購入。あとから小籠包を食べ損ねたと気づいたw
鹹豆漿35TWD、蛋餅來油篠55TWD、飯糰加蛋45TWDで合計135TWD(675円)。
結果的にほとんど3つのメニューで油篠、玉子焼き、肉でんぶ、搾菜と同じものが入ってるような気がしたが、お店としては正しいよなあとしみじみした。同じものが入ってても美味しいからなんの問題もない。
土曜日の朝に四海豆漿大王で鹹豆漿を食べたが、個人的にはここの鹹豆漿の方が豆乳のまろやかさが生きていて美味しかった。また食べに来たい。
中正紀念堂の衛兵交代式
鼎元豆漿から歩いてすぐのところに中正紀念堂の大孝門がある。大雨の天気予報だったはずだが雨は上がり、広い敷地内を歩いて行く。気持ち良い。でも暑い。
朝9時から1時間ごとに交代式があるものの、朝9時に来られたのは良かった。見事な入場だった。
総統府を眺める
次は総統府をみたいというリクエストで、晴れた空の下を歩いて行く。折りたたみの傘は日傘に変わる。
おそらく見学ツアーがあったはずなのだが、入り口が見当たらなかった。警備している軍人の方に聞けば良かったのだろうが、なんとなく気後れしたのと、午後は午後で迪化街に行く予定もあったのでそのまま歩いてホテルに向かう。
本当はここで台湾博物館をじっくり見学してから迪化街の予定だったが、そんなことをしたら死んでしまいそうなくらい足が疲れていたのでキャンセルした(結局最終日に行った)。
靴屋さんも多いのだろうなと思う商店街を横目にホテルに帰宅。
本屋を冷やかしたりしながら一旦ホテルで休憩。こまめにホテルに戻ることができたので、立地の良いホテルで本当に良かった。
建國潤餅〜冰讃
建國潤餅まさかの眼の前で売り切れ
初日に潤餅をレストランで食べたものの、やはり美味しいと噂の行列のできる潤餅の店には興味がある。小雨の降る中、雙連駅に出て建国潤餅の店に急ぐ。かなり行列ができているし、また雨も強くなってきていて、それでも辛抱強く待つこと10分~20分くらいだろうか。
後もう少しだなあというところで突然列が崩れて不穏な雰囲気の中、店に近づけば「没有、没有」の声。めいよー・・・つまり、ない。ないのか。
元から朝ご飯のお店だし、売り切れご免なのだから仕方ない。泣く泣く建國潤餅の潤餅を諦めて次の目的地に向かった。
冰讃のマンゴーかき氷
マンゴーの季節になると鍋屋さんからかき氷屋さんになるというガイドブックおなじみのマンゴーかき氷のお店、冰讃。昨日満足するまでかき氷を食べたものの、せっかくだから有名店にも行ってみたいということで雨の中また並ぶ。建國潤餅のリベンジ。
オープンして間もない時間なのにそこそこの行列だった。
芒果雪花冰が190TWDでプリンが15TWD。合計205TWD(1025円)。マンゴーがゴロゴロしていて、練乳のかかったミルク味の氷も美味しい。プリンはかための素朴な味で美味しい。
昨日のマンゴーかき氷の方がいかにもマンゴーで好みだったが、こうしてまたマンゴーを沢山食べられたので満足感は高い。
新芳春茶行を堪能する
そこからひたすら次の目的地に歩いて行く。檳榔の看板があちらこちらに見えてくるところからも、少し古い街にさしかかっているのだろうなと思う。
昔は若い女性がきわどい格好で檳榔を売っていて、しかも檳榔は吐き捨てるものだから色々と問題があって今は法規制されているらしい。私はあまり詳しくなかったが、うちの人は檳榔だと騒いでいたし、義理のお姉さんも義理の妹さんも盛り上がっていたようだから(家族LINEで)台湾をよく知る人には有名なのだろう。
新芳春茶行は私がこの台湾旅行で特に行きたかった場所のひとつだ。昔そこで製茶をしていたお茶商人(茶行)の屋敷を博物館にした史跡である。
建築に関する解説と製茶に関する解説に加え、二階には迪化街あたりの町の歴史についても解説があった。
製茶の工程
茶葉の形状をこのようにして確認させてもらえるのは嬉しい。
他にも見るべきポイントはたくさんあったが、とりあえず製茶関連はこんな感じ。茶園から離れたところにある茶行が焙煎や乾燥までやっていたのが本当に驚いた。なんなら茶園側で全部やると思っていた。
今回の台湾旅行では茶園を見る暇はなかったが、次に来るときには、お茶を茶園で摘んでからどこでどういう工程を経ているのか聞きに茶園見学したい。とはいえ、語学力がないわけだが…。
2階の展示
2階の展示ではこの館で使われていた小物や家具、市街地の地図などがあった。
お茶の試飲
試飲と販売のスペースは特に人がいなかったが、しばらくしたら高齢男性がふらりと来て試飲させてくれた。一通り全部いただいてから購入。
初めての台湾なので、試飲させてもらったところで一番美味しかった茶葉を1種類ずつ買うことにした。そうでないと買い過ぎるので。せっかく買うなら飲み切れるだけにしなければならない。
新芳春茶行での戦利品
色々と試飲をさせてもらったが、新芳春茶行で一番美味しかったのは焙煎のよく効いた烏龍茶だった。
日本語は通じなかったが、淹れ方の紙もくれた。
値段は忘れたが、500TWD(2500円)くらいだったと思う。
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