令和2年司法試験再現答案 刑事訴訟法
【構成段階で考えたこと】
設問1
・平成26年の司法試験をイメージ
・2段階の判断枠組みを明確に示すこと
・事実を余すことなく使い切ること,1つ1つ丁寧に評価すること
・判断枠組みに沿った思考過程を明確に伝えること→ナンバリングの工夫
設問2
・自白法則と違法収集証拠排除法則の関係,位置づけを明確に示すこと
・設問1での検討との論理的整合性
・書き過ぎないこと
・偽計による自白で,本件で虚偽誘発の類型的危険があるかどうかを,反対の視点も考慮して綿密に検討すること
設問3
・平成19年度の新司法試験を意識すること。前科証拠による犯人性立証とは異なるが,同様の判断枠組みが使えることを論証すること。最決平成25年?を意識。
・「顕著な特徴」,「相当程度の類似性」といったタームを正確に理解していることを伝えること。
・判例の規範は,かなり限定的に捉えているので,安易に顕著な特徴や相当程度の類似性を肯定しないように,事実関係を綿密に分析した。今回は,後者は認められそうだが,事実関係から,前者が否定されると考えた。
【反省点】特になし。よく書けたと思う。
終わりよければ総てよし!どうか受からせてください。