弁護士になりました!でも弁護士っぽくなりたくありません!
先日無事に司法研修所の最後の試験(業界的には二回試験)に合格し、弁護士になりました!!
ここまで支えてくれた僕のパートナー、家族、友人・知人、そして恩師に、一人ひとり感謝を伝えたいです。
今日から、早速、執務開始しております。
足元固めといったところになります。
法律事務所は、名古屋市の旭合同法律事務所に在籍します。
もっとも、自身の希望で、株式会社キッズライン(東京都、六本木)のコーポレート部・安全管理部に出向し、同社で法務部員として勤務することになります。
いずれも、様々なご縁あってのものでした。特に、前田大樹弁護士と別所直哉さんには、心より感謝申し上げます。
そして、非常にイレギュラーな形でのキャリアのスタートに、背中を押し、共に頑張ろうと受け入れて下さった平田米男所長をはじめ、旭合同法律事務所のメンバーの方々にも、感謝が尽きません。
気づいたら、行動していた
なぜ、こんなイレギュラーなことにチャレンジしようと思ったのか、自分でもよくわかりません(笑)
気づいたら、そう行動していたのです。イレギュラーなこと、誰もやろうとしないようなことを
自然としてしまうのでしょう。
もちろん、危険なことはしません(笑)。
あったらいいな!と思うけど、だけどまだ誰も実現していない、やっていないことに対してすごくワクワク感に駆られて、行動してしまう、それが私という人間です。
何となく感じていた、弁護士という職業への物足りなさと、自分なりの解
自分自身、弁護士として何がしたいのか、何を実現したいのか、最近までずっと悩み続けていました。
ロースクールに入ったあたりから、社会の様々な変化の中で、高校3年生の時から思い描いていた弁護士像に対して、ふと引っ掛かっていたことというか、感じ続けていたことがありました。
それは、過去から現在に至るまでに起きたことに対して、法律という社会の公式を当てはめて解を出していくことに対する”物足りなさ”です。
時間は常に前に進んでいるけれど、過去から現在までの清算をするような弁護士の仕事の一側面に、違和感を感じていました。
もちろん、それこそが法律家の仕事なのだと思います。まさにそこにある苦悩を取り除くのが弁護士の仕事であり、社会で求められている価値であると、わかりました。
決して後戻りしない時間と過去から現在までに起きた事実の中で苦悩されている方々に寄り添い、法律を使い、少しでも多くの人々の幸福な未来を創るお手伝いをすることが、私にとって1つのミッションであると確信しました。
法律に対する価値観が変わった
でも、それだけでは足りないと思いました。
法は、もっと、誰でも、クリエイティブに活用することができ、社会の様々な領域をつなげて新しい価値を生み出せる可能性があるのではないかと思うようになりました。
それが、ルールメイキングという分野と、今ここにない未来を作り出し、これから作り出そうとしている数々のスタートアップの方々との出会いでした。
DXという社会構造のパラダイムから、IoT、AI、NFT、DAO、仮想空間、宇宙、海中世界・経済圏の形成など、今までの法だけでは解が出せない領域がたくさんあり、もっと増えてくるに違いありません。
「もし、そんな世界があったらいいな!だけど今あるルールの下では実現できないかもしれない、、、」
「そもそも、そこにはまだ法律・ルールがなくて、闇だから、チャレンジをためらってしまう」
僕は、そんな諦めを打破したいと思いました。法的思考を駆使すれば、必ず解を出すことができると信じているからです。
ルールメイカーとしてイノベーションを
ルールは、自分たちが思い描くより豊かで幸せな未来のために使っていくことができる。
ルールを「使う」ことは、ルールに自分たちを当てはめるだけじゃなくて、
変えるべきと思えば、変えられる
創ろうと思えば、創れる
そのために、道筋を立ててチャレンジできる
僕は、そのチャレンジを応援したいし、自分もプレイヤーとしてやりたいという思いです。
そして、それこそが、僕が目指す、過去から現在、現在から未来という時間軸で、法的思考を駆使して課題を解決していく存在です。
ここまで来た時、僕は、「もはやそれって弁護士じゃないんじゃね?」「弁護士っぽくはないな」
とか思ったりしてしまったわけです(笑)
最近話した友人からも、「なんか弁護士じゃねぇなそれ」とか言われる始末でして。。。
僕のパートナーからも、前々から、弁護士っぽい仕事だけなのは将輝らしくないよ!と言われていました。
最後になりますが、自分の拙いワードセンスで、あえて言うなれば、僕が目指すのは「ルールメイカー」です。
「ルール」は、法という意味だけではなく、現実と仮想空間を含めて社会を形作る要素のすべてを含むものです。
およそ浸透しないとは思いますが、だれが言ったかはしらないけれど、いつの間にか当たり前になっているような時代をつくっていく一人として、これから頑張っていきます!
何卒宜しくお願い致します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?