認知症へ新たなアプローチ

足は大切な感覚器であることと認知症との関連性を以前お話をさせていただきました。

今回足裏のメカノレセプターや知覚、感覚といったものをもう少し認知症よりで述べようと思っていた矢先に

弊社ビジネスパートナーでもあるフットケアーの専門家で「湘南あしケア訪問サービス」(株)エスクリエーション代表の中西薫さんがとてもわかりやすくブログを書かれていたいので紹介したいと思います。

介護予防セラピストと言えども

中西さんは元々はフットケアーが専門の介護予防セラピストなのですが、とても勉強家で弊社にて機能解剖を学びその知識をいかしフットケアーのみならず独自の視点で介護セラピストとして予防に取り組んでいる女性です。

今回彼女が書いたブログの中に『メカノレセプターと認知症』という項目の中に次のようなことが書かれています。

では、いよいよ足の感覚器であるメカノレセプターと認知症予防の関係の推測です。認知症のお客様との会話で出るキーワードに、

何が何だか分からないの
どうして良いのか分からないの
ここにいても良いのかしら?
困った
など、不安に思う気持ちが現れている言葉をよく耳にします。

これは私の考えですが、不安=不安定 が原因にあるのではないかと思うのです。

今の状況が不安定だから、どうして良いのか分からずに不安になるさらに、不安定だからどうして良いのか分からず、不安になり

ここに居ても良いのか不安になり、困ってしまう

しかし、認知症の患者に関わらず不安定な人に、いくら言葉で大丈夫との「安定」の言葉を訴えても、受け入れてもらうことは困難でしょう。

なぜなら、不安定だから安定の感覚が信じられないのです。

事実、小生も高齢者に接すると『不安という言葉』や『不安定といった』体の感覚を目の当たりにします。

彼女が伝えたいことは心や体に『不安感』を持っている高齢者 特に認知症患者に歩行が良いからといってただ運動をさせて良いのか?といった疑問です。

そもそもこの不安感はどこから来るのか?個人の精神的な問題も理解できますが、明らかにこのような『不安感』が強い高齢者の多くに足が固まってしまい大切な感覚器であるメカノレセプターが使えない事実があります。

長年足を見てきた経験値から産み出された推論ですが、この機能を改善することによって事実様々な症状が改善傾向になることがわかってきました。

まだ 詳しくお話をできる段階ではないのですが、これからも実証実験は継続していくと彼女は述べています。

今までにない発想で

以前高齢者になる程足の感覚器が著しく衰える話をさせていただきました。

足は精神的にも支えとしてとても大切な機能ですが感覚器が衰えることによって 結果、足の機能も衰え体の動き自体が不安定になり、

ここが不安感の源泉と考え メカノレセプターを活性化することにより基にある不安感から改善することを彼女は考えています。

実は私もカラダの不安定は心の不安定に繋がると考えています。ましてや高齢者はより一層の不安感になるのではと感じています。

彼女が考える新しい発想は介護業界に大きな一石を投じる可能性を感じざる終えません。これからもそんな彼女を弊社も応援して行きたいと考えています。

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