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40代最後の1年を振り返ったら、2024年への引き継ぎタスク✅に加えて、想像以上に幸せなことも発見した

先日公開した「外部人材のうまい活用法とは?実際に使ってもらった人材の立場から考えてみた」を書くことで、2023年の仕事を振り返る機会になりました。せっかくなので、仕事面の振り返りを整理するとともに、それ以外の面についても振り返ってみます。1年の振り返り方っていろんなやり方がありますが、私はライフビジョンを考えるときと同じ軸でやってみました。

振り返りの軸
・仕事
・人や社会との関わり
・健康
・趣味
・資産

目標があっての振り返りって、仕事だと当たり前ですが、プライベートだとなかなかやらないですよね。ですが、プライベートでも目標(ライフビジョン)を立てて、それに沿って振り返ると、来年の目標設定がしやすいですし、なによりビジョンに向かって進んでいることが実感できて良いので、おススメですよ!

ついでに、来年に向けて引き継ぎタスク✅も見つかります。来年の目標を立てるにあたり、ゼロから考えるよりも、今年の振り返りを踏まえた方が現実的ですよね。

この振り返りの軸はひとつの例ですが、この軸の立て方や以下の私の個人的な振り返りが、皆さんが1年を振り返ったり、2024年の目標を立てる際のヒントになれば幸いです。


仕事

自分の売りが少しずつ見えてきた

ジェネラリスト的キャリアの私にとって、自分の売りを見つけるのは本当にむずかしい。人(クライアントさん)にはさんざん「顧客が感じる価値を明確に」と言ってるクセに、自分のこととなると途端に苦手。自分を客観視するのは本当にむずかしいですね。

もう永遠に見つからないんじゃないかと諦めかけてましたが、「外のモノサシ」を持つ人に客観視を手伝ってもらったところ、どうやら私の強みは先ほど書いた、この部分にあるようです。

悩み(どうすればいいのか?なぜ進まないのか?)を、課題(この分野の知見がない)やタスク(こんな人を見つける)に転換する

特に、経営視点✖️タスク管理、事業戦略✖️タスク管理 という掛け算が効いているんじゃないか、というフィードバックをもらいました。

クライアントさんからの依頼や支援内容は、一見バラバラに見えていたのですが、1や2、5でやってることは「経営視点✖️タスク管理」だし、3や4でやってることの多くは「事業戦略✖️タスク管理」と言えそうです。

1.会社やチームに客観性をもたらす
2.会社やチームに規律をもたらす
3.はじめての業務について勘所を得る
4.個別業務の支援を受ける
5.どんな専門家が必要か、その専門家に何を聞けばいいのかを知る
6.1on1でお悩み相談する

外部人材のうまい活用法とは?」より

✅ 「自分の売りを明確に言語化する」という残タスクは2024年に引き継がれますが、少し兆しが見えてきました。


「きれいごと」と「もうかる」を両立させる

私は仕事をする上で、「顧客起点で事業を成長させるには」という観点を大事にしたいと思っています。

顧客中心とか顧客起点という言葉はだれでも使いますし、だれも否定しません。ですが、実際にやるとなると意外とむずかしく、厳しい判断が迫られる場面では負けがちではないでしょうか。「きれいごとばかり言ってられないんだよ!」と。

いやいや、逆なんだと。むしろ「きれいごと」を追うから、お客様や関係者に受け入れてもらえる。つまりは「もうかる」につながるんだ。私は本気でこう信じてます。今は「きれいごと」をちゃんと発信しないと、お客様に愛してもらえない時代だとも思ってます。

✅ 2024年は「わかる!きれいごとともうかるを両立させたい!」と思う人たちともっと出会いたいし、もっと一緒に仕事がしたい。これはタスクというよりは目標ですね。

「もうかる」というのは、利益が出る状態で成長するということ。この利益成長を目指すときに、ストレートに事業開発やマーケティング、営業が課題ということは実はあまりないと思ってて、チームとしての仕事の進め方だったり、組織・チームのつくり方だったり、目標設定と経営管理の仕組みだったり、採用と評価だったり、いろんなところに課題があるものです。

なかでも一番課題になりやすいのが「顧客インサイトを得る」だと思っていて、2024年は「顧客起点で事業を成長させたいんだ!」という人・チームとの関わりを増やしたいと思っています。

まずは、顧客インサイトを事業成長に活かすための勉強会(#ULG勉強会、ULGはユースケース・レッド・グロースの略)を試行しました。その様子と内容は以下のnoteに(ほぼ)全部書きましたので、ご興味ある方はぜひ。


人や社会との関わり①

Asanaアンバサダー活動

Asanaは、私の売りの掛け算に入っている「タスク管理」を支える部分です。業務の構造化だったり、課題の分解だったり、適切な粒度設計だったり、経営課題をタスク化したり、といった私の強みは、あきらかにAsanaによって強化されています。

2021年から続けているAsanaアンバサダーの活動は、2023年になって広がりが出てきました。

大阪静岡大阪2回目関西3回目(福山)静岡2回目(三島)と地方開催の企画・運営に携わったり、新たな企画としてツキイチ勉強会をスタートしたり。定常のAsk Us Anything!も12回開催し、スピンオフイベントとしてスナックAsanaもやりましたね。

派生して PCNW勉強会redmine.tokyo など他コミュニティへお邪魔する機会にも恵まれました。グローバルデビュー(?)も果たしました

Asanaコミュニティは私にとって大切な居場所です。✅ 2024年は活動の幅がさらに広げられるといいなと思います。

また、Asanaの導入・活用支援もさることながら、経営視点✖️タスク管理、事業戦略✖️タスク管理、要は「むずかしいけど進めなきゃいけない大事なコトをどう進めるか」という部分にご興味ある方はぜひご連絡ください。ガッツリご支援します。


自分なりのGiveの方法が見えてきた

まずGiveせよ、Give first、Give & TakeではなくGive & Giveだ。

出典:いろんな人

よく聞きますよね。本当にそうだよな、と思います。でも「それってどうやればいいんだ?」「どこでどうすればGiveになる?」をちゃんと考えると、むずかしくありませんか?

「Giveしなきゃ」「Giveしたい!」と思っても、いざ自分の身に置き換えると、いまひとつどこで何をすればいいのかわかりませんでした。

そんな私ですが、2023年はこれまでお世話になったり、参加してるだけだったコミュニティへ少しずつ貢献(お返し)をしはじめられた気がします。

CMC_Meetupでは参加や登壇だけでなく、初参加の人をだれかにつないだり、クライアントさんをお連れしたりと、今までとは違う動きができるようになりました。

CLS高知では、ようやく地元の方への支援が(少しずつですが)できそうですし、初参加の人を現地で案内したりもしました。

人と人をつないだり、人を紹介したりという動きは、正直あまり得意ではなかったし、めったにやらないのですが、継続して関わっているからこそできることだし、これこそが先に入った人間ができるGiveの形だなと思うようになりました。

✅ 2024年以降も、自分なりのGiveの形を見つけていきたい。


中年の危機乗り越え支援をリブートしたい

noteさんによると、2023年でもっともよく読まれた私の記事は「40代オッさん『中年の危機』の正体と乗り越え方を見つけた」でした。ほぼ3年前の記事になりますが、いまだに継続的に読まれていて、この分野での支援を必要としている人の多さを実感します。

私の原体験とこの記事の内容をきっかけに開発した「ライフMBA講座」も、また

悩み(どうすればいいのか?)を、課題(この分野の知見がない)やタスク(こんな人を見つける)に転換する

のひとつの形です。しばらく停滞しちゃってましたが、リニューアルを目指して、絶賛タスクに仕掛かり中です✅ 。ご興味ある方はぜひフォローしてお待ちいただければ🙇‍♂️


健康

総じて健康に過ごせた1年でした。良かった。

一応、健康の3要素について振り返っておきます。健康の3要素は、食事、睡眠、運動ね。

健康3要素で一番大事だけど、一番コントロールがむずかしかったのが食事

食事のコントロールはほぼできずでした。筋肉を育てるためにも、すくすくと育つウェスト周りをなんとかするためにも、運動習慣よりもよっぽど食事習慣の方が大切なのはわかってるんだけど、むずかしい!

「ほら、我が家には成長期の子どもがふたりもいるからさ!」という言い訳で、成長期の子どもと同じものをモリモリ食べちゃいます(苦笑)おかげで、摂取カロリーが増え気味。

✅ 食事コントロールは明らかに2024年への持ち越し課題。


ストレスを感じると「寝るのが遅くなる」ことがわかった

2023年の発見は、自分がストレスを受けると、どういう反応をするか。いままでは気づいてなかったんだけど、どうやら「寝るのが遅くなる」という反応になることがわかった。

ストレスは睡眠リズムに強い影響がありそうなのはわかるけど、睡眠が浅くなるとか、寝つきが悪くなるとか、夜中に目が覚めるとか、そういう感じかと思いきや、全然違ったんですよね。私の場合はなぜか、寝たくなくなるらしい。これは意外な発見だった。

これに気づけてからは、ずいぶん対策しやすくなりました。寝る時間が遅くなってると「あ、ストレス感じてるんだ」と気づける。そして、「ふむ、たしかにな。きっとアレが原因だな」と自己認識できるだけでも、ずいぶん違います。

ちなみに、睡眠時間が短い状態が続くと、脳は泥酔状態と同じくらいの働きしかしません。なので、「なんかずっと気になることがあって……」とか、「時間がなくて、先のことが考えられてないんです……」とか、「最近ずっと考えがまとまらないんです」という話を1on1などで聞くと、睡眠時間を確認するようにしてます。すると、たいてい「まあ、5-6時間くらい」という答えが返ってきます。しかも5-6時間で大丈夫と思ってる風に。7時間切った状態が続いたら泥酔コースですからね。そういうときは「とにかく寝て!今日は早く寝て!」と強く伝えるようにしてます。


筋トレは最強のソリューション

私を個人的に知る人は、私の趣味が筋トレなのはご存知かと思います。そんな私にとって、年末も押し迫った12月30日、LINEヤフーの川邊さんが突然公表したこの事実は衝撃でしたね。

まさかのTestosteroneさん登場。私もトレーニーのはしくれとして、彼の影響を受けています。そんな彼の代表的セリフが「筋トレは最強のソリューション」です。

40歳ごろから始めた筋トレ習慣は、気づけば10年経ってました(いま気づいた)。我ながらよく続いてるなー。区営のジムやコナミ、ゴールドジムなどを経て、2021年4月からはパーソナルジムでのトレーニングを続けています。

前日や当日に「行きたくねー」「めんどくせー」と思うことは数知れず。それでも、パーソナルトレーナーが待ってると思うと、「うぅ、仕方ない、行くか」と重い足取りでジムへ行き、容赦無く追い込まれると、あら不思議。帰りには頭スッキリ、ストレス軽減、なんならやる気もアップしてる。

ホント「筋トレは最強のソリューション」だと毎回実感する。もちろん2024年も継続しますよ。


筋肉も大事だが、柔軟性と持久力も大事

パーソナルトレーナーに身体の不調を相談すると、行き着く先は柔軟性の話になることが多い。「ここの筋肉が硬くなってますね」「萩原さんはここが硬くなりやすいです」と。

そんなわけで2023年はストレッチに取り組みはじめまして、かなり習慣化できました。

私の場合は股関節と大臀筋(お尻)、太ももの横が硬くなりやすいのですが、毎晩ストレッチしたり、日中も意識的に姿勢を整えることで、明らかに柔らかくなってきたし、身体の不調も減ってます。

同世代に筋トレはなかなか勧めずらいけど(やった方がいいんだけどね)、ストレッチはやった方がいいと思うな。おススメです。

活躍してる先輩がたを見ていて感じるのが、とにかく行動量が多い!そういう方々の行動の源泉はもちろん好奇心や越境マインドだったりするのだけど、その行動量を支えているのは持久力なんじゃないかと思い始めました。

どうも見ていると、マラソン出たり定常的にランニング習慣がある人や、水泳やる人が多い気がするんですよね。私はとにかく走るのが嫌いだし、泳げないし、持久系の運動が大の苦手。おかげでiPhoneのヘルスケアさんから「心肺機能」についてチクチク怒られてます。

✅ 持久力=心肺機能の強化は2024年の課題です。


趣味

キャンプにはあまり行けず

2023年で一番残念だったのは、あまりキャンプに行けなかったこと。うまくスケジュールを確保できなかったのが敗因なので、2024年は早め早めに予定を確保したい!✅

旅行

年始に2回くらいスキーへ行き、夏休みにハワイ、年末に帰省というのが、ここ数年のパターンになってきた。旅行じゃないけど、2023年は出張や視察で出かけることが多かったのは良かった。そうそう、今年は人生で初めてホタルを見ました!

2023年は旅先でサウナを楽しむことが増えましたね。意識してなかったけど、意外と大浴場にサウナがあったりするのね。ログを確認してみたら、湯沢、湯河原、静岡(しきじ)、福岡(ウェルビー)、大阪、柏、高知、岡崎、小田原と、わりといろんなところでサウナ入ってた(笑)

こんな風に体験に時間を使えるのはとても良いので、✅2024年はもっとフッ軽でいきたい!


資産

2023年は厳しい年でした。サラリーマンのときと違って、独立すると本当にキャッシュフロー(入りの方ね)が安定しません。

それなのに、出ていく方はキッチリ出ていく。特に、教育費と税金。もはや教育費と税金のために働いてるんじゃないかと思うくらい、今年は毎月なにかしら払っていた気がします。

2022年のマーケットクラッシュの余波があったり、急激な為替変動があったりと、むずかしい環境だったけど、純資産を前年比20%増やせたのは我ながらよくやったと思う。

正しい知識を持つことで、リスクを取って行動したり、辞めずに継続したことが結果につながったのは間違いない。そして、正しい知識を持つために、良い人や良いコミュニティとの出会いに恵まれたのが本当にありがたい。


人や社会との関わり②

あらためて振り返ると、独立して約2年が経ち、いろいろな方と、いろいろな関わり方をしていることに気づきます。A社さん向けの自分、Bプロジェクトでの自分、Cコミュニティでの自分、、、

もちろん組織で働いていても、上司向けの自分、メンバー向けの自分、顧客向けの自分があるのだけど、今までよりも振れ幅が大きいというか、それぞれの場面での自分の立ち位置の違いがとても大きい。

そして、幸いなことにどの立ち位置でも不快なことが本当に少なくて、どの場面の自分も、何らかの自分らしさが活かされていると思う。これって、すごく幸せなことですよね。

日々必死になっているときは気づかなかったし、それどころか「ひぃー、大変だー」と思うことばかりだったけれど、どうやら思った以上に私は幸せなようです。そして、私が幸せだと感じる理由は、「どの場面の自分もそれぞれ自分らしい」からだと、この振り返りをするなかで気づきました。

それぞれの場面での自分のことを「分人」と呼ぶ平野啓一郎さんの著作が、ここ最近で読んだ本の中でも圧倒的におもしろく感じたのは、今の私の状況がたくさんの分人で構成されているからかもしれません。

分人は、自分だけではつくれず、関わる人が半分を占めています。つまり、私のたくさんの分人が幸せなのは、あちこちで関わる皆さんが幸せをもたらしてくれているからです。

1年間、私と関わってくださって、ありがとうございました。皆さんのおかげで、私はとても幸せです!2024年もよろしくお願いします!!

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萩原 雅裕|Prodotto代表
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