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【RPGMakerUnite予習】3Dモデリングはできないけど自分好みのキャラは作りたい
暦の上では春になりました。
延期になっていた「RPG Maker Unite」の発売日は2023年春予定とされており、もう間もなく正式な発売日の発表もあるのではないかと思います。
(世間一般の感覚では3月から5月くらいまでが「春」かな)
今作では、キャラクターグラフィックが従来のドット絵から「VRM形式の3Dキャラクターデータ」を専用のグラフィックコンバータで読み込んだもの(最終的にはドット絵にはなりますが)に変わります。
つまり、これまでのRPGツクールシリーズのように、「デフォルトの素材だけじゃあ物足りないぜ!」となったとき、新しくキャラクターを出そうと思ったら「VRM形式の3Dキャラクターデータ」を用意する必要があるということです。
3DCGとかモデリングとか、そんなもんわからん!
RPGツクールなんだからもっと手軽にキャラの追加もさせてくれ!
なんてことを思いつつ、VRM形式とやらについて調べていたんですが、やっぱりちゃんとあるんですね、手軽に「VRM形式の3Dキャラクターデータ」を作る方法。
Pixivが無償提供しているツール「VRoid Studio」、これを使えば、パラメータをいじるだけでお好みのキャラクターが作れてしまうようです。
この「VRoid Studio」というのは下記のような趣旨のツール。
VRoid Studioは、人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを作成できるWindows・Mac用アプリケーションです。どなたでも無償で利用できます。作成した3Dモデルは、VR/ARコンテンツ内でアバターとして利用するなど、商用・非商用を問わず、さまざまな用途に活用できます。
VRoid Studioでキャラクターを1人作成すれば、そのキャラクターをVRMに対応したさまざまなVR/ARプラットフォーム上でアバターとして利用することができます。
「VR/AR空間上で他者とコミュニケーションしたい」「バーチャルYouTuberとして活動したい」など、キャラクターの3Dモデルを必要とする人は増えています。一方で、VR/AR空間で自分の分身として利用するキャラクターを1から作れる人はごく少数に限られてしまっています。
また、3Dモデリング特有の知識や各ソフト上での複雑な操作を覚える必要があるため、平面上でイラストを描くことに長けているクリエイターでも、思い描いた通りに立体化できず、長い制作時間をかけてしまっているのが現状です。
VRoid Studioは、こうした課題を解決し、簡単な操作で理想のキャラクターをモデリングできるキャラクターメイカーです。
自分で考えた設定やシナリオでRPGが作りたい!
でもプログラムとかは難しくてわかんない!
プログラムの知識がなくても気軽に理想のRPGが作りたい!
という、RPGツクールのコンセプトとも重なる部分がありますね。
ということで、さっそくインストールして起動してみました。
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まずはベースを男女から選んで、各パーツを細かく設定・調整していくという流れです。
この設定項目がかなり細かくて、ほんのちょっとしたパーツの微妙な差にまでこだわって調整できることに驚きました。
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身長を低くすれば、「RPG Maker Unite」のデフォルト素材のような2.5頭身にもすぐできます。
頭のサイズや手足の長さ・大きさなどが似た感じになるように調整すれば、デフォルト素材の中に混ぜても違和感なく動かせるようになるのではないでしょうか。
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衣装もあらかじめ色々と用意されており、ファンタジーRPGでもそのまま使えそうなものもいくつか。
例えば魔法学園モノとかであれば、これを「制服」ということにすれば、同じ服のキャラクターばかりでも違和感はないわけで、最初からある無料素材だけでも制作の幅はかなり広そうです。
ユーザー制作の有料素材もBOOTHで販売されていて、ファンタジーRPGで使えそうな衣装もたくさんありました。
慣れてきたら、さらにこういったものを活用することで、作れるキャラクターの幅をどんどん広げていけそうです。
あとは実際に「RPG Maker Unite」で、これで作ったキャラクターを動かしてみてどうかですね。
キャラの立ち絵や顔グラもこれを使えば簡単に作れそうですし、発売日までには使いこなせるようにしておきたいと思います。