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ここ最近で一番笑った本

読書の秋ということで本の紹介&感想文を書いていこうと思います。

紹介する本は、朝井リョウさんの「風と共にゆとりぬ」です。

朝井リョウ

本としては2017年に発売され2020年に文庫本として発売されました。

前作の「時をかけるゆとり」の続きのような内容となっております。

この本をお勧めする理由

1書き方が面白い

とにかく文章のおもしろさが特徴です。家で読むことをお勧めします(笑)電車やバスで読むと危険です(笑)っていうくらい声に出して笑いたくなるような内容です。内容ももちろんですがそれを表現する朝井さんのワードチョイス、言葉の使い方が絶妙です。まるで漫画を読んでいるかのような心の声だったり、ツッコミを入れていたりととても読みやすく、飽きない文章です。

2 朝井さんの周りで起きる出来事のすごさ

先ほど文章の書き方が面白いといったのですが、そもそも起きる出来事が非日常だけど、ありえなさすぎることはないという絶妙な内容です。

「眼科医との関わり」「レンタル彼氏との戦い」「バレーボール話」など日常のなかでの摩訶不思議が出来事が自分に置き換えたときのことも想像できるような内容でちょっとした親近感が湧いてきます。

3 豊富なプロムナード

プロムナードと言って本の内容とは別で小噺のようなものがあります。一つのタイトルで2ページ分の内容が20個近くあり、一冊で二冊分読んだくらいの話の数があり読み応え満載です。

4 象徴と言っていい「肛門話」

聞いて「え!?」と思うかもしれませんがこれが一番の目玉です。前作の「時をかけるゆとり」から続く肛門話。この本の中で肛門の話が約85ページくらいあります(笑)

肛門科の話ならまだしも一人の男性の日常を描いた本でなかなかないと思います。めちゃくちゃ面白いです。汚さなしです。

朝井さん自身も自分を紹介するときなによりも初めにこのことを言ってます。それくらい欠かせないものなのです。


とにかく読んで笑うこと間違いなし!一人暮らしをしていて笑う機会が少なくなっている人にお勧めしたい本です。僕自身読んでいるとき気づいたら ニヤけていた時間が圧倒的に多かったです。

注意) 電車やバスで読むことは控えた方がいいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。


#読書の秋2021

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