空き缶でしあわせ#41
何を考えているのか
自分の考え
昨日の今頃、何を考えていたのか覚えていない。それは、すごくもったいない気がする。自分は自分として何かを考えているんだろうけれど、すぐに忘れてしまう。日記を書くにしてもすべての感情を書き出せるわけではなく、その日のある一点を書いているに過ぎない。自分の考えが空に消えていく虚しさというか、悲しさというか。
何を考えているか
街を歩く時、どこかに行く時、たくさんの人を見かけたりすれ違ったりする。その人たちも何か考えている。ぼーっと歩いていたとしても、頭は働いている。急いでいる人の頭の中は焦りでいっぱいかもしれないけれど、落ち着いて歩いている人の中には、仕事のことを考えていたり、恋人のことを考えていたり、何かは考えているのだろう。
その人たちの考えも夜には空に消えていって、「いま」考えていることが存在するだけだ。
こんな事を書いて発信している私も明日には違うことを考えている。