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空き缶でしあわせ#22

分からない自分を知ったふりする私


自分探しの旅とか、本当の自分とか。まやかしかよ。本当の自分なんてあるわけがないだろ。他者がいるから自分が認知されるんだ。他者がいないなら自分はなにかとか考えないだろう。

強いて、本当の自分を考えてみると、他者からの客観的な評価だと思う。友達といる時は、安心するから言葉が少し雑になってしまうとか、年上といる時は年上の気分とか調子を気にしすぎるとか。自分探しの旅に出れば、自分かいる環境とは全然違う文化の人からの評価をもらえるから、知らない自分を知れた気になれる。この文化の人から見ると私はシャイだと思われるんだ、とか、私って意外と怖がらずに人混みを歩けるんだ、とか。

こんな事を思い立ったが吉日みたいに書き始めている自分も初めてしった。これを読んで落ち込む人がおるのかとか、批判されないかとか考え始めている臆病な自分が出てきた。文章はそういう論争が起きてこそ意見として成り立つのだろうけど。

着地なんて気にせず、ここで終わる。

#善良と傲慢という本を半端に読んだ男の日記である。


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