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いつか笑えるその日に向けて
辛いことがあった時。ここから逃げ出したいと思う。僕のことを誰も知らない世界へ。
捨てるべきものがたくさんありすぎて、自分を縛っていると感じることがある。知らない世界へ行く時の持ち物が多くては意味がない。きっと行った先でも、生活するうちにどこかへ行きたくなってしまうから。
一緒に仕事をしている人から食事に誘われて、行ったことがある。その人は自己開示がとても上手で、開示する手札の選び方が上手かった。僕は話しているうちに、不釣り合いな自己開示をしたと思い3日くらい後悔した。自分的には、まだこんな話をする間柄だと思っていなかったから。自分のセンスのなさに辟易する。また、自己開示が怖いことを実感させられ自分が情けなく、器の小ささを痛感する。自己開示が怖いことは、情けなさや器の大きさではないのだろうが。
他の人が聞いたら取るに足らないことで悩んでしまう。解決策を考え次のアクションまで決めてもだ。そこまですれば悩むことはないのに。自分がやってしまたことへの自責の念など、感情に引っ張られてしまっているのだと思う。
夜勤終わりに文章を書くと後悔するなあ、と思いながら、いつか笑えるその日に向けて今日も日記を書いて寝る。
空き缶でしあわせ#71