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術後の患者さんで注意すること

いよいよ7月になりました。

今月より下半期に入っていきます。毎年言ってますが、1年があっという間に過ぎていきますよね。そして年々時の流れが早くなっていると感じるのは私が年をとってきたからでしょうか??

そんなことはさておき

今回は術後の患者さんで注意することです。

あなたは術後の患者さんでどういったことに注意をしていますか?

・バイタル
・転倒
・服薬状況

などなどあるでしょう。

もちろんそれも大事です。

そういったことを踏まえて、私は患者さんが安心して動くことができる環境を提供することが大事だと思います。

そんなの当たり前じゃん!と思うかもしれません。

でもその当たり前が大事なんです。

それでは簡単に解説していきます。


術後の患者さんは敏感である

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術後の患者さんは自分たちが思っているほど敏感です。

例えばアキレス腱断裂の方。
術後の固定期間が終了し、ROMが始まって最初の一言。
「傷口は開かないですよね??」


足首を動かしても腱は切れないか?
ましてや傷口は開かないか?
などの心配があるようです。

自分たちにとっては日常的なことでも、患者さんにとっては初めてアキレス腱が切れたのだから心配になるのも当然です。

そんな人たちに対して、あなたはどのような対応をしますか?

当然ながらリスクも説明しますが、セラピストと一緒にどれくらいまで動かしても大丈夫か!ということを確認したり、動きを目で見ながら動かすことをしていきます。


それではもう一例!
大腿骨頸部骨折術後の方。
Dr指示で術後翌日より全荷重の許可あり。
「足を動かすと痛い」
「器具が外れてしまうんじゃないか」
という患者さん。

そんな人にあなたはどのような対応をしますか?

まずはセラピストと一緒にどれくらいまで動かしても大丈夫か!ということを確認したり、足底からセラピストの手で圧をかけたりしていきます。

そのようなことを痛みの有無を確認しながら行っていきます。

次にベッドコントローラーを使用し、なるべく余計な力を使わないでいいように動き方の指導をしていきます。

なぜベッドコントローラーの使い方を指導するかというと、術後早期から患者さんの離床機会を増やすことができるからです。

なるべく患者さんには痛くなくキツくなく離床してもらいたいですからね。

さらに早期より離床が進むことで病棟内でのADL拡大にもつながります。


まとめ

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術後の患者さんで注意することとして

患者さんが安心して動かせる環境を提供する。

まずは姿勢にしろ動かし方にしろ上記のことを意識していきましょう。

患者さんが安心して動かせるようになれば徐々に自主練習にも移行できますしね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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