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【仕事のこと】当事者意識を持つということ


当たり前だけど、何をするにでも当事者意識を持つことは大事。

例えば、チームでの仕事をしていても

  • 〇〇はあの人に任せているからいいや

  • 何か失敗をしても、自分が関与していないところだから悪くないでしょ


みたいなことが飛び交っているチームは確実に崩壊するし、目的を達成することは出来ないと思う。


チームの中では「さすがにそんな事しないよ!」という人も、お客さん相手に当事者意識を持とうとすると難易度が格段に上がったりするのはよくあること。


社会保険労務士の仕事は一言で言えば、
労働に関する法律と事業主を結びつけることだと思っている。

中小企業の事業主は常日頃様々な課題に直面する。

それは資金繰りかもしれないし、お客さん相手のトラブルかもしれない。

要は、多くのメディアでも重要なこととしてフォーカスされる労働問題は、経営者が改善を考えていきたい課題の中の、「複数あるうちの一つ」であるということ。


例えば

  • 未払い残業払ってくださいね

  • 有給取得させてくださいね

  • ちゃんと労働条件を明らかにしてから雇用を開始してくださいね

もちろんやって当たり前のこと。

できていないならちゃんと是正していかなければならない。


しかし、社会保険労務士の仕事として上記のことをただ伝えるだけでは、行政と一緒。

杓子定規に法律を振りかざして、法律の文言の通りに言うだけなら労働基準監督署の人間になればいい。

さっきも言った通り様々な経営課題を抱える中小企業の事業主にとって、労働問題は必ず解決しなければならない課題の一つだろうけど、最優先課題ではない可能性の方が高い。


事業運営の中で立ちはだかる課題に対して、放置するリスクとできる範囲の改善策を伝え、あとはどうするか判断を委ねる。


当事者意識を持たないと、そんな寄り添った判断はできないと考えている。


寄り添わず、法律の暴力を振るうだけの専門家の意見を誰が聞こうと思うだろうか。

指導をする立場だけど、できないということに対して、ペナルティを与えてやらせるのはパワハラと一緒。

できるようにするにはどうすればいいかを一緒に考えていく。


そんな仕事。





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