進歩?進化?_100日チャレンジ(100日目)
100日目ということで、改めて科学について考えてみました。
今から、100年前の1923年、大正時代。
西洋文化が取り入れられ、ガス、電灯、水道などが整備され、洋式建築が取り入れられ、ビルが建つようになりました。
また時代的な背景として戦争があったので、製鉄などの重工業をはじめ、機械化が進み始めました。
1922年11月17日から12月29日までアインシュタインが来日。
1921年にノーベル物理学賞を受賞したことも重なり、日本では物理学に興味を持つ人が増え、のちに湯川秀樹、朝永振一郎のノーベル物理学賞受賞へと続きます。
そして、同時代には、宮沢賢治が本を執筆するとともに、鉱物、天文、植物、農芸化学と、幅広く調査・研究を行っていました。
現代にも続く研究が行われていますが、人々の生活は、科学や技術を享受するには程遠い時代でした。
2000年代に入ると、携帯電話、コンピュータが普及し始め急速に技術が発展していきます。
遺伝学の分野では、研究テーマとして1つの遺伝子を解析するだけで、論文を書くことができました。
ヒトゲノムの解析も完了した今では、ありとあらゆる技術を駆使して、遺伝子組み換え技術、ゲノム創薬と幅広い知見で取り組む必要があります。
そして今、飛躍的に研究が進んだAI、ChatGPTが毎日話題にのぼり、1年後に世の中がどうなっているのか想像することができません。
予測する手段として、量子コンピュータの活躍が期待されています。
量子とは、電子、陽子、中性子、光子は粒の性質と、波の性質の両方をあわせ持っています。また、目には見えない、非常に小さな世界で存在しているため、奇妙な振る舞いをすることが分かっています。
この性質を用いて作られている、量子コンピュータですが、色々と勉強していますが、説明できるまで理解できていません。
書籍を読みながら、考えてしまいます。
・目に見えないのに、振る舞いがどうして分かるのだろう?
・正解は組み合わせ最適化で導きだされる。では、その組み合わせが正しいことはどうやって分かるのだろうか?
・そもそも、そのプログラム設定は人間が行っているんでしょ?
あまりにも理解できず、研究者の方に話を聞いてみたのですが、古典物理理論に沿って導き出している・・・・組み合わせの最適化とは・・・と、更に疑問が増えてしまいました。
原理やしくみが分からなくても、スマホ1台あれば、事足りる社会になりました。言い換えれば、スマホが無ければ何もできないとも言えます。
ブラックボックスになっている中で、自分自身がついていけるのだろうか。
本当に科学は万全か? 自問自答、思考の日々です。
地球が誕生した46億年間を1年に換算すると、人類が誕生したのは、12月31日23時37分。
人間は長い歴史のなかで進化し、ある時代を境目に、科学技術が進歩しました。
自分の時間はアッと言う間だからこそ、あまり難しく考えずに、望ましい方に進歩していけたらいいなと考えています。