深層心理覗き見の旅
私が何年か前に実際に見た夢。
「海を見ていると高い波が起こり、その波が崩れたあと、一部分がゼリー状の立方体になって宙に浮いている。近づいてみると、そのゼリーの中には魚が泳いでいる。引で海全体を見ると、あちこちに無数のゼリーが浮いている」
そう書かれたノートが自宅を整理していると出てきた。
夢は見てもすぐに忘れてしまう事が多い。
だから忘れないように当時記録していた。
「焼き鳥屋で並んでいたら、いつの間にか自分が焼き鳥を焼いていた」
同じ時期に見た夢。
ノートを一気読みしてみると、不思議な気持ちになる。
「巨大なオカリナの中に入って、ウロウロと風呂場を探し歩いている」
いったいどうしてこんな夢を見てしまったのだろう。
もっと訳の分からないものもある。
「バイオリニストの女性と馬に乗って空を飛んでいた。猫も足を開いて飛んでいる。レンタカーの受付のような所に来ると、そこは映画館に変わっている。私がトイレに行っている間に女性は映画館に入ってしまい、残された私は一人で中に入る」
見ている時はそれが現実だと信じているから、全て受け入れている。
目が覚めた時、困惑してしまう。
中には夢でよかったとホッとする時も。
魚が泳いでいる立方体のゼリー。
ミニチュアにして持ち歩きたい。
もしかしたらそんなお菓子を見た事があるような気がするが、それも夢だったかもしれない