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【シティS3 準優勝】サナだけ握ってきたヤツの1万字超え解説(無料) | サーナイトex 構築と対面解説

サラリーマンをしながら週末ポケカ活動をしている【masa】です。

今回は<トーナメントセンターバトロコ高田馬場>で行われたシティリーグS3で準優勝したサーナイトexデッキの構築と対面解説記事になります。

少しでも皆さんのご参考になれば幸いです!


デッキリスト

デッキコード[acGcY8-5Yadnp-cxxa88]

まず、使用したデッキリストがこちらです。

サーナイトex選定理由

環境的に有利対面が多いなどの理由はあるものの、【ポケカを始めて1年半、サーナイトexだけを握ってきたから】が一番の理由です。

デッキ特徴

❶基本ムーブ

  1. 「博士の研究」で山を掘り進めていく

  2. 「シャリタツ」で1~2ターン目はサポートを呼んでくる

  3. 1/2が実現できれば3ターン目以降は博士の研究+キチキギスexで手札に次ターン使えるサポが何かしらある状態に

基本は上記の動きになります。
「ナンジャモ」は後半に相手サイドが少ない時の手札干渉としてもちろん活用しつつですが、
・すごいつりざお / 夜のタンカ
など序盤に捨てたくないカードが手札に"集中"した時も博士の代わりに使うイメージです。

❷ミキサー型ではなく、シクボ型

【主な採用理由】
1.
 サーナイトexへの安定進化

最近はミキサー型のサナが多く、
・超エネを安定してトラッシュに送れる
・サナをトラッシュにおいて夜のタンカで回収して進化

が主な選定理由かと思いますが、

実はミキサーを呼ぶために「ペパー」を使用するなど、
・「博士の研究」で山を掘れない
・同ターンにサーナイトexに進化しずらい

リスクも孕んでいるため、苦手対面の【Nのゾロアークex】や殴り出しが早いデッキなどの対面時に捲り切れないほどのサイド差を序盤につけられる可能性が高いと思っています。

シクボ型であれば、
・ふしぎなアメ
・ハイパーボール
・夜のタンカ
など、サーナイトexへの進化必要札を持って来れることに加え、

●次ターン使用のサポート確保
●ボウルタウンで同ターンアタッカー(サケブシッポなど)の確保
まで同ターンで実現できるため、
サーナイトexへの安定進化だけでなく、次ターンを見据えた強い動きが可能になります。

2. 2ターン目は超エネが2枚トラッシュにあれば十分

主に「ホーホー」「ポッポ」「ネイティ」などのシステム種ポケモンであれば、超エネが2枚トラッシュにあれば「サケブシッポ」で刈り取り可能

またTier1の「タケルライコex」であれば「リーリエのピッピex」と「フワンテ」でHP240ラインにも届くため、
・相手の動きを止める
・サイドを先行したい
場合でも超エネが2枚トラッシュにあれば十分強い動きが可能になるため、ミキサーよりもシクボ採用でサーナイトexにありがちな序盤手札事故の回避に重きをおいています。


この辺りのシステム種ポケモンを2ターン目先行から刈り取っていき、うまく行けば3ターン目もシステムポケモンを全滅させる試合運びが可能。


各カードの採用理由

【サーナイトexライン】

・ラルトス×3
・キルリア×2
・サーナイトex×3
「ふしぎなアメ」でサーナイトex進化をさせたいため、現物カードはなるべく多めに採用。(サーナイトex3枚)
体感、2/3試合はシクボやペパーを使わずに進化できる感覚ありです。

【シャリタツ】

このデッキの生命線。
1ターン目で何がなんでもサポートを手繰り寄せたい。
「ポケギア3.0」も候補カードではあるものの、ピン刺しの場合ほぼ再現性が見込めないのと、「なかよしポフィン」で呼んでこれる手軽さから「シャリタツ」。
1~2ターン目で「博士の研究」or「ナンジャモ」を打てれば、3ターン目以降はキチキギスex等で対応可能なため、使用フェーズは序盤のみのイメージ。

【ミミッキュ】

今シティのMVPカード。
Tier上位のデッキほぼ全てに影響を及ぼすため、相手は「攻撃できない」「裏呼びカードを"使わされる"」事態が発生
「スピンロトム」が天敵にはなるが、「勇気のおまもり」と併用することで1ターン稼げる。

また、相手から1ターン目後攻で「スボミー」のむずむずかふんを打たれた場合も2エネで殴れるため「サーナイトex」なしで「スボミー」処理が可能なことも大きい。

「フワンテ」や「サケブシッポ」が「ジャミングタワー」で処理されてしまった場合も、ベンチに「ミミッキュ」がいることで2枚ドリを回避できるケースも多々。

【フワンテ】

「サーナイトex」デッキのメインアタッカー。

【サケブシッポ】

新環境では「マナフィ」がいなくなったため、ベンチ狙撃があまりにも通る。特に先行2ターン目に相手システム種ポケモンを刈り取れた場合、相当有利に試合を展開できる。

新環境ではドローソースの確保上、「イキリンコex」の採用が多いためHP160を狩れることも大きい。

また、「マシマシラ」「勇気のおまもり」と組み合わせることで
・キチキギスex
・ラティアスex
・モモワロウex
などのHP190~210ラインを簡単にとれることで、相手の動きを縛る/鈍らせるケースも多々。

【ハバタクカミ】

マストカードではないものの、あらゆる対面で強い動きが可能。

1. ネイティオ型
 ネイティがHP50のため、マシマシラと絡めてバトル場ポケモンと2枚ドリ
2. モモワロウex/ラティアスex
 移動系特性ポケモンを縛って1ターン稼げる可能性あり
3. ミラー戦
 サーナイトexを呼び出し、サイコエンブレイス封じ
4. オーダイル
 トレントハード封じ
5. スピンロトム
 ファンコール封じ

リザードンexやブリジュラスexの特性の妨害にもなり、相手に1手間要求値を上げることが可能。

【マシマシラ】

最近は悪エネルギーと合わせて1枚採用が多いが2枚採用。
・サケブシッポ
・ハバタクカミ
との相性がとにかく良く、サケブシッポは勇気のおまもりなしでモモワロウexなどの種exポケモンラインを刈り取り可能。

序盤はベンチ圧迫に繋がるため1枚のみ盤面にだし、展開次第では終盤に二枚だてをして一気にサイド3枚ドリも狙える。

【キチキギスex】

唯一のドローソースカード。
ブリジュラスやタケルライコなどから簡単に潰されてしまうため、基本的には勇気のおまもりとセットで出したい。

【リーリエのピッピex】

Tier1のドラパルトex / タケルライコex用に採用。
特にドラパルトex戦では、サーナイトexでワンパンが可能。さらに次ターンでサーナイトexが倒される可能性も低いため、2連続でドラパルトex撃破orファントムダイブを次ターン撃たれない可能性が高い。

キチキギスex同様、勇気のおまもりとセットで出したい。

また、ピッピスタートで始まった場合も2エネで殴れるためサーナイトexなしでサイドを進められることも大きい。

【なかよしポフィン】

問答無用の4枚採用。
1ターン目は
・ラルトス2体
・シャリタツ1体
・ミミッキュ1体
を盤面に出すのが基本方針。

手札がよほど良い場合はシャリタツを出さない可能性もあり。

【ハイパーボール】

3枚採用。できるなら4枚欲しい。
・超エネをトラッシュに送る
・サーナイトexを呼ぶ
手段として主に活用

【ネストボール】

・リーリエのピッピex
・キチキギスex
を呼んでくる用として採用。ハイパーボールでも良いが、手札コストが高いため戦況が苦しくなるケースが多く1枚はネストボール採用。

【大地の器】

必ず、3枚以上採用。
ミキサーを採用していない以上、エネルギーを呼んでくるカードが大地の器のみのため2枚採用だと中盤~終盤でトラッシュにエネ数が足りない自体が発生。当然、マシマシラ用の悪エネルギー呼びも。

ハイパーボールと併用してエネルギーをトラッシュに送れると理想。

【カウンターキャッチャー】

できれば2枚採用にしたいが、先行2ターン目から殴るケースもあるため枠関係上1枚。サケブシッポがベンチ狙撃できるためボスと合わせて1枚ずつ採用でも十分回る。

【すごいつりざお】

本当は夜のタンカ4枚採用にしたいが、
・枠関係上
・序盤の「博士の研究」で大量に必要札がトラッシュへ
行った場合を考慮して1枚採用

【夜のタンカ】

本当は4枚採用したいぐらいのカード。
・フワンテ/サケブシッポ/悪エネルギー
の回収が主な用途ですが、

・「博士の研究」でトラッシュにいった「サーナイトex」
を回収して即時進化させるといったボール代わりとしても活用。
2枚採用だとそのケースはあまり起こらない。

【ふしぎなアメ】

・あめでサーナイトexへと進化させたい
・博士の研究で引きたい
ため、現物は多めに3枚採用。
2枚採用だとサーナイトexへの他進化必要札と共に「博士の研究」で素引きすることがほぼ難しい感覚あり。

【シークレットボックス】

前述の通り。

【勇気のおまもり】

3枚採用。
フワンテ、サケブシッポだけでなく
・キチキギスex
・リーリエのピッピex
・ラルトス(Nのゾロアーク対戦時のみ)
と、さまざまなポケモンに貼る必要があるのと、博士の研究でトラッシュor場にいるポケモンに装着せざるを得ないケースも多いため3枚。

あとは体感的にジャミングタワーの採用がブリジュラスexデッキ以外でさほど見られないことからも通りが良い。

【博士の研究】

デッキの心臓のため4枚採用。
多投によるLO負け懸念もあるため、序盤~中盤にメイン使用。
終盤はナンジャモで相手手札にも干渉していきながら進めたい。

【ナンジャモ】

手札干渉カードとして3枚採用。
前レギュレーション環境時ほど終盤に強くは使えないが、(リファインキルリアがいないため)盤面が揃っていれば強いのがサーナイトのため引き続き中盤~終盤の手札干渉として活用。

博士の研究を基盤にしているため、2枚採用だと後半枚数が足りなくなるケースが多く3枚以上は採用したい。

【ペパー】

最後まで悩んだ一枚。
サーナイトexに進化するための必要札が多く、博士の研究を打ってそれら全てが手札に揃う可能性が特に序盤は低いため、
・ふしぎなアメ
・ハイパーボール
・夜のタンカ
どれにでもなり得るカードとして、現物を増やすのではなくペパー1枚を採用してカバー。

勇気のおまもりが必要になるケースも多いため、強い動きを作るというより基盤補助として活用。

【ボスの指令】

1枚採用。カウンターキャッチャー2枚採用でボス0という構築も見かけるが、先行2ターン目での攻撃を目指すケースもあるため1:1採用。

【フトゥー博士のシナリオ】

一番の削除候補だったが、一番あって良かったカード。

当初はオーダイルの筆頭により対策カードとして入れていたが、高HPポケモンが多い環境のためフワンテに超エネルギー5枚をつけて殴った後のターンで非超ポケモンorサーナイトexを前に呼ばれて縛られるケースが多々。

また、ハバタクカミで殴った後のエネルギー不足にも直面するケースが多いがそれら全てを解決してくれる一枚。シクボでフトゥーかボスを呼んで決着をつけるケースも複数回発生。

【ボウルタウン】

マシマシラ・サケブシッポ・ハバタクカミ呼び出し兼事故発生時用として活用。
シクボで呼んでこれることも重宝し、序盤時はサーナイトexに進化しつつアタッカーを同時に呼んでこれるカードとして活用。

【エネルギー】

超エネルギー×7
悪エネルギー×2
サイド落ちを考慮して、それぞれ5枚・1枚は必ず欲しいため上記枚数採用。



各対面解説


vsドラパルトex

……………………………………………………

【目指したい状況】
・サーナイトex、マシマシラ、リーリエのピッピexを立てる
・ドラパルトexをサーナイトexでワンパンする

【気をつけたい状況】
・ボムラインの複数立てによる盤面破壊
・スボミーによる序盤遅延

リーリエのピッピexの登場により格段に勝率が上がった対戦。
基本的にはバトル場に出てきたドラパルトexをサーナイトexでワンパンすれば相手は相当苦しくなる。

その際、ピッピexには必ず勇気のおまもりを装着して次ターンでピッピがワンパンされることを回避。
また、ボムラインが多いと上記対策をしていてもワンパンされる可能性があるため序盤はボム狩りを意識していきたい。

また、スボミー採用が多いドラパルトexだが、
・ラルトス
・ミミッキュ
・リーリエのピッピex
・マシマシラ
が2エネで殴れるため、後1でむずむずかふんを打たれても先2でサーナイトexなしで返せる準備を意識。
・サケブシッポ
に至っては1エネでスボミーを倒せるため、手札次第でプランを構築。

別構築でミュウexを採用して、ピッピと合わせてファントムダイブを打つ強い動きもあるが、
・ミュウexを倒されると2枚どりされる
・ミュウexにつけた超3エネが、ミュウexが倒されるorフトゥーでの回収
以外の方法がないため、ミュウexを採用するとしてもラストアタック用として活用したい。


vsタケルライコex

……………………………………………………

【目指したい状況】
・序盤はホーホー、オーガポンexを狩って動き鈍化
・中盤はラティアスex、キチキギスexなどのシステムポケモンを破壊

【気をつけたい状況】
・裏呼びされて2-2-2でサイドを取られる
・スピンロトムで永遠サイドを進められる

相手盤面次第で動きを変えていきたい。
ボス/プライムキャッチャーの採用ケースが多いため、基本的には2-2-2を狙われるケースが多く不用意にキチキギスex、ピッピexを盤面には出したくない。

裏呼びムーブを支えるホーホーを基本的には狩っていきたいが、
・相手の盤面が1~2ターン目で盤石ならホーホーを無視してこちらも2-2-2の最速実現を狙う(サーナイトexラインは2面以上用意)
・ミミッキュに勇気のおまもりをつけてスピンロトム対策
というケースになることが多い。

理想の動きでは先に相手にサイドを1枚取らせて、
カウンターキャッチャー+マシマシラ+フワンテで、相手のエネが大量についたオーガポンexを返せると強い。

それが厳しければサケブシッポ+勇気のおまもりでキチキギスexを倒すか、
できれば避けたいがフワンテ+ピッピでタケルライコを倒す。

相手の盤面が序盤苦しそうであれば積極的にホーホーを狩っていき、中盤~終盤で新たなホーホーが間違いなく出てくるのでそれを狩り、1-1-2-2でとっていきたい。

※サケブシッポでベンチのタケルライコを殴る場合、ピッピexがいても弱点反映されないので注意。


vs悪リザードンex

……………………………………………………

【目指したい状況】
・ピジョットex、ヨルノズクラインを狩り続けてサーナイトexワンパン回避

【気をつけたい状況】
・裏呼びされて永遠にexポケモンを狩られる
・ボムラインでフワンテ/サケブシッポアタッカーを狩られる

不利印象がかなり強い。
特に相手がピジョットex+大空洞型だった場合勝率がかなり下がる。

とにかくサーナイトexを呼ばれてリザードンexでワンパンされ続ける状況を回避したいため、序盤は「ポッポ」「ホーホー」狩りにフォーカス。

ピジョットexに進化されてしまった場合も、優先してピジョットexをフワンテ+勇気のおまもりで倒しに行きたい。

最近はノココッチ+リッチエネルギー型も登場してきたが、これはもうお手上げ。序盤は相手の盤面にヒトカゲ/ポッポ/ノコッチの立っている枚数が少ない順に狩っていくしか方法論が見当たらない。

ボムラインでフワンテ・サケブシッポを狩られることが多々あるがここでもベンチにミミッキュ+勇気のおまもりを設置して2枚どりを回避したい。
が、ヨノワールに進化されるとどうしようもなく2枚どりされる。

この対面時でもフトゥー博士のシナリオでサーナイトexを回収して負け筋を消すという従来のムーブができなくはないが、キルリアラインを以前ほど複数立たせない+キチキギスexが盤面にいる可能性も高いためあまり有効打になりにくい。

であればサーナイトexは一回は狩られる前提で、サーナイトexの複数立て+相手システムポケモン狩りによる動き鈍化を狙った方がまだ勝率が上がる。


vsサーフゴーex

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【目指したい状況】
・ハバタクカミ+マシマシラでコレクレー+トゲピーの2枚どり
・ボム型の場合はミミッキュをベンチに置いて2枚どり回避

【気をつけたい状況】
・トゲキッス狩りに固執してサイドレース間に合わないケース
・サーナイトexラインの枯渇

基本的に2-2-2で進めたい対面。
トゲキッスがあまりにも脅威だが、トゲキッスが立ってしまったら基本無視して最速で2-2-2を取れるようにフォーカス。相手の盤面が思うように進行していなかった場合のみ、ハバタクカミ+マシマシラでコレクレーとトゲピーの2枚どりを検討。

ワンパンでサーナイトexをとっていく火力があるため、一回はサーナイトexが裏呼びされて倒される前提でサーナイトexラインを複数用意しておきたい。

また、マシマシラの採用ケースも多いため基本的にはダメカンを残さずフワンテ+勇気のおまもりでサーフゴーexをワンパンしていければ有利に試合展開できる。


vsNのゾロアークex

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正直、勝てる可能性がかなり低い。
序盤はヒヒダルマでラルトス/キルリアを永遠に2枚どりされていき、必死の思いでサーナイトexを立てても弱点でワンパンされていく展開になると終了。

こちらが序盤上振れていた場合は、ゾロアを完全無視してダルマッカをサケブシッポで狩っていく方向にフォーカス。
が、力の砂時計が強すぎるのでバトル場のゾロアークexについている場合は相手の盤面次第でアタック先を検討。
ダルマッカ/ヒヒダルマが2体以上ベンチにいる場合は力の砂時計付きゾロアークexを倒せた方が良い気はする。

ケアとしてラルトスに勇気のおまもりをつけてヒヒダルマにワンパンされないようにしておくのは鉄則。不用意にキルリア(HP90)に進化させずにあめ+サーナイトexが手札に来るまで放置。

小手先だが、Nの城・モモワロウexの入れ替え手段を枯渇させて縛る。もしくはモモワロウexを呼び出してハバクタクカミで縛るという方法もあるが終盤時のみの対応になるのとどこまで行ってもお祈りでしかない。

今回のシティではまだ練度不足の影響かNのゾロアークex使用者が少なかったためマッチアップせず決勝まで進出できたが、今後増えていく可能性が高いため引き続き対策を練る必要がある。


vsサーナイトex

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【目指したい状況】
・マシマシラ複数立て+ハバタクカミ活用
・先にサーナイトexを立てられるか

【気をつけたい状況】
・サーナイトexラインの枯渇
・スボミーによる序盤遅延

基本的にはどちらが早くサーナイトexを立てられるか。
サイド2枚どりされるターンが発生すると致命的になるため、基本的にサーナイトex以外のexポケモンが出てくる可能性が低く
・サケブシッポでサーナイトexラインを狩る
・ハバタクカミ+マシマシラで2枚どりを目指す
ことが基本的な動きとなる。

ミラー戦の時は、マシマシラによるダメカンコントロールが勝敗を大きく左右するため「勇気のおまもり」を高打力用としてではなく30ダメカンを返されても気絶しないように活用していく方向になる。

加えて、サケブシッポにサイコエンブレイスで3枚超エネをつけ60ダメカンをのせつつマシマシラで10ダメカンを相手に返しキルリア/悪エネ付きマシマシラ等を殴って気絶させるとサケブシッポの残HPが40になるためアドレナブレインで気絶されない。などのケアが必須。

逆に相手が上記動きをしてきた時にもハバタクカミが強く動ける(裏を呼びつつマシマシラと合わせてベンチの40HPのサケブシッポを撃破、二枚どり可能)+ハバカミを採用しているデッキが少ないため奇襲となり得る場合が多い。

ミラー戦では定石だが、相手のサーナイトexをバトル場に呼びハバタクカミで殴るって縛るムーブも強い。最近はフトゥー博士のシナリオ採用確率も低くキルリアラインを枯渇させた後に上記動きができればほぼ間違いなく縛ることが可能。マシマシラ2枚だてしつつ縛ることができれば高確率で次ターンに3枚どりまで可能。


vsオーダイル

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【目指したい状況】
・サケブシッポでオーダイル/アリゲイツ狩り
・アタック可能ポケモン以外を盤面に出さない

【気をつけたい状況】
・かじりつくによる縛り
・サーナイトexワンパン

基本的には
・ベンチのオーダイル/アリゲイツ最優先
・上記がいなければエネがついたワニノコ
をサケブシッポで狩っていけば問題なく勝てる。

ふしぎなアメではなく手張りによる順次進化フローによってオーダイルへと進化させていくため、オーダイル+マシマシラによるサーナイトexワンパン自体の可能性は序盤時は低い。
偉大な大樹+アカマツ採用の場合でも、サーナイトexをワンパンするまでに3ターンはかかる見込み。(無茶苦茶上振れた場合のみ、2ターン目からの可能性もあり)

注意点としては相手にもマシマシラがいるため不用意にダメカンを残さないことと、こちらがシャリタツスタートしてしまいかじりつくによる縛りを喰らってしまった場合は要注意。そのためのフトゥー博士のシナリオ採用と、シクボ採用を活用。

小技だが、ラルトスをかじりつくで縛られる+サーナイトexに進化できない場合、ラルトスに勇気のおまもりをつけてベンチのサーナイトexでダメカンを100までのせた後にキルリアに進化すると強制気絶になるため縛りを解消できる。(相手にサイドを取らせてしまうので、タイミングは要注意)


vsヤドキング

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【目指したい状況】
・サケブシッポでベンチのヤドン/ネイティ狩り
・サーナイトexの早期設置

【気をつけたい状況】
・トライフロストによるラルトスラインの枯渇
・ジェットエネルギー存在の見落とし

トライフロストがかなりきついため、まずはサーナイトexの早期設置を目指す。仮にラルトスラインをトライフロストで2ターン目に枯渇させられた場合、相手盤面にはネイティオ/エネがついたヤドンの設置が叶っていない場合が多い。ナンジャモで手札干渉していければ、ほぼほぼ次ターンでヤドキングが殴ってくることはないためターンを稼ぎたい。

また、基本的にはネイティオで「ベンチポケモンの」ヤドン/ヤドキングに超エネをつけつつジェットエネルギーで前に出てくることになるのでバトル場がエネなしのヤドキングの場合は積極的にサケブシッポでベンチのヤドン/ネイティラインを倒していくと次ターン攻撃されない可能性が高い。

加えて、ネイティがHP50のためハバタクカミ+マシマシラでバトル場のヤドンとベンチのネイティの2枚どりができればかなり優勢に試合を運べる。

まだまだ筆頭したてのデッキのため、今後の新カード次第で更に強力になる可能性もあるため引き続き要チェック。


vsホップのザシアンex

……………………………………………………

【目指したい状況】
・ミミッキュ+マシマシラの早期立て

【気をつけたい状況】
・ジャミングタワー有無の見極め
・サーナイトexワンパンケア
・せつなぎりによる二枚どりケア

1ターン目はミミッキュをバトル場に出すことを最優先させる。
加えてマシマシラを立てられておけば、序盤のせつなぎり対策はほぼ完成。

テツノツツミ採用型もいくつかあるが、サイド2枚先行程度までであれば問題なく捲れる。

基本的には2-2-2を目指したいが、ザシアンexの下技「ブレイブスラッシュ」が最大330まで届くのでサーナイトexをワンパンされる懸念あり。「ブレブスラッシュ」にはブリジュラスexのごうきんビルドがほぼマストになってくるので、ジュラルドンがベンチに1体だけの場合はサケブシッポで積極的にジュラルドンを倒していきたい。

この場合も、次ターンに裏を呼ばれてせつなぎりによる2枚どりを避けるためにマシマシラと絡めて
・サイコエンブレイスで超エネ4枚(ダメカン80)をサケブシッポへ
・アドレナブレインでダメカン30をジュラルドンに送る
・100ほえさけぶでジュラルドンを倒す
そうしてサケブシッポの残りHPを40に残しておきたい。

また、ブリジュラスexにはどうしてもフワンテ+勇気のおまもりで殴るシーンが発生してくるのと、相手にジャミングタワー採用の可能性がある。(ピン刺しでも)
序盤のミミッキュ押し付け時からミミッキュがトラッシュに行ったとしても、勇気のおまもりつきフワンテで殴る時はベンチにミミッキュを再登場させて次ターンの二枚どりケアをしておきたい。



シティリーグS3の対戦歴


<予選>

●1回戦:ヤドキング 先行◯
 ・早期にサーナイトexを立てることに成功
 ・サケブシッポでベンチネイティ狙撃
 ・序盤にトライフロストを打たれるも、相手は盤面にエネ0
 ・サケブシッポ復活、順次ベンチのネイティオ・ヤドンを刈り取り勝利

●2回戦:大空洞タケルライコex 先行◯
 ・自分も相手も手札事故発生
 ・オーガポンexに草エネが乗り続けるも、バトル場はミミッキュ
 ・3ターン目先行でサーナイトexを出すことができ、その後順当に勝利

●3回戦:大空洞タケルライコex 先行◯
 ・ピッピexを出しサケブシッポでベンチのタケルライコを攻撃。
 ・痛恨の弱点付与なし(ベンチのため)に気付かず今大会最大のプレミ
 ・その後、なんとか2-2-2で勝利

たまたま対戦の相手の方に裏呼び札がこなかったから勝てたものの、痛恨すぎる試合に。

●4回戦:ホップのザシアンex 先行◯
 ・1ターン目先行、バトル場にミミッキュ設置
 ・2ターン目先行、サーナイトex設置
 相手はサポを引けない展開が続き、一方的にダメカンを足しあげて勝利。

●5回戦:悪リザードンex | ノココッチ型 後攻×
 ・リッチエネルギーも採用し、サーフゴーかってぐらい引きまくる相手
 ・序盤にサーナイトexを立てることができず、ミミッキュを前に出すもボ
  ムで処理されつつ二枚どり。
 ・その後、一方的に蹂躙される。(対戦相手は予選全勝1位へ)

●6回戦:サーナイトex 先行◯
 ・お互い2ターン目にサーナイトex設置に成功
 ・あちらはマシラ1枚採用、こちらは2枚採用につきダメカン管理を優勢に
 ・ハバタクカミとの併用で2枚どりのターンを実現
 ・ラストはサーナイトexを前に縛られるも、
  魂のさかてにとるで超エネ+大地の器を引いて勝利


<決勝トナメ>

●1回戦:ホップのザシアンex 先行◯
 ・予選と同じ方
 ・展開もほぼ同様の流れになり勝利

●2回戦:大空洞タケルライコex 先行◯
 ・予選と同じ方
 ・1ターン目先行、こちらはハバタクカミしか出せず種切れ負けを覚悟
 ・相手はスピンロトムスタート+エネが手札になかったためファンコール
  もできずギリ耐える
 ・その後の流れは予選時とほぼ同様

●決勝:大空洞タケルライコex 先行×
 ・序盤はお互い潤沢に盤面設置
 ・ラストターン、ナンジャモで相手手札を二枚にするも
  「プライムキャッチャーとオーリム」を引かれ負け



ここまで読んでくださって誠にありがとうございます!

シティに向けてnoteのサーナイトex記事にはとても助けられたので、自分の経験が例え僅かでも誰かの手助けになれれば嬉しいです。


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