写真印刷用紙は何を使うか 〜その1〜
写真は印刷して楽しむ派の私ですが、目的や気分に応じて印刷用紙を変えるようにしています。
今回は私のおすすめ印刷用紙を紹介したいと思います。
ちなみに、プリンターはEPSON EP-50Vをメインで使用しています。
最近は10色インクのものなどもありますが、EP-50Vは6色インクです。
オーソドックスな4色タイプが、黒・シアン・マゼンダ・イエローですが、EP-50Vはこの4色に加え赤とグレーが追加されています。
赤が加わった事で暖色系の表現が鮮やかになることと、グレーが追加されたことでモノクロームの階調が豊かになると思われます。
もう一台Brother DCP-J978Nも所有していますが、コントラストの高いカラー写真やモノクロ作品は明らかにEP-50Vの方が綺麗です。(といっても4色モデルでも十分綺麗ですが)
個人的には写真って印刷してナンボだと思っていますので、10色モデルを買ってもインクコストを気にして印刷枚数が少なければ意味がないと思っています。
4色モデルや6色モデルでも印刷用紙によって写真の仕上がりが全く異なります。
つまり、プリンターの性能も重要ですが、作品にマッチした用紙を選んで作品作りの必要があるわけです。
ここでは、私が今使っている用紙を紹介しつつ、実際のプリントを比較してみたいと思います。
1.富士フィルム画彩 写真仕上げ Pro
厚さがしっかりしており、眩しいくらいの光沢感、白色度102%と贅沢なスペックです。特に明るさを表現したいときには最適です。また、EPSONプリンターとの相性も抜群で、色の再現性も高いと思います。
残念ながら画彩シリーズは出荷停止となるようで、在庫限りで終了。
店頭に並んでいるうちに入手することをおすすめします。
2.EPSON 写真用紙絹目調
EPSON純正!!!
純正品だけあって、プリンターとの相性は問題なく、最高の画質で印刷できます。
厚さも十分で高級感があります。
同じ純正のクリスピアよりも安価でギラギラした仕上がりを避けたいときに有効です。特にモノクロームとの相性は最高です。
3.イルフォード ギャラリー スムースパール
イギリスのフィルムメーカー イルフォード社の製品です。
イルフォードの写真用紙はラインナップが豊富でどれを選ぼうか悩んでしまいます。
残念なのは情報量が少ないことと、値段の高さでしょうか。
値段の高いイルフォードの中でも、スムースパールは比較的安価です。
落ち着いた半光沢でカラー写真との相性は抜群です。
4.ピクトリコプロ
じつはピクトリコ、気にはなっていたのですが使ったことはありませんでした。
ヨドバシカメラで5種類が各2枚づつ入っているコレクションパックなるものが売られていたので今回試してみようと思います。
因みに入っているのは以下の5種類が2枚づつ(サイズはA4)
・ピクトリコプロ・フォトペーパー
290μm 290g/m2 超光沢 印画紙
・ピクトリコプロ・セミグロスペーパー
295μm 285g/m2 半光沢 印画紙
・ピクトリコプロ・スムーズフォトペーパー
300μm 295g/m2 平滑面微光沢 印画紙
・ピクトリコプロ・シャイニーゴールド
245μm 235g/m2 光沢パール 印画紙
・ピクトリコプロ・デザインペーパープラス
220μm 170g/m2 無光沢 専用紙
因みにA4サイズの価格は以下の通り(2023年3月 ヨドバシドットコム・Amazon)
・富士フィルム画彩 写真仕上げ Pro(60枚入) ¥4500(Amazon)
・EPSON 写真用紙絹目調(20枚入) ¥1900(ヨドバシ)
・イルフォード ギャラリー スムースパール(25枚入) ¥3300(ヨドバシ)
・ピクトリコプロ・フォトペーパー(20枚入) ¥1670(ヨドバシ)
・ピクトリコプロ・セミグロスペーパー(20枚入) ¥1880(ヨドバシ)
・ピクトリコプロ・スムーズフォトペーパー(20枚入) ¥2120(ヨドバシ)
・ピクトリコプロ・シャイニーゴールド(20枚入) ¥2650(ヨドバシ)
・ピクトリコプロ・デザインペーパープラス (20枚入) ¥1430(ヨドバシ)
1枚あたりにすると
・富士フィルム画彩 写真仕上げ Pro ¥75
・EPSON 写真用紙絹目調 ¥95
・イルフォード ギャラリー スムースパール ¥132
・ピクトリコプロ・フォトペーパー ¥83.5
・ピクトリコプロ・セミグロスペーパー ¥94
・ピクトリコプロ・スムーズフォトペーパー ¥106
・ピクトリコプロ・シャイニーゴールド ¥132.5
・ピクトリコプロ・デザインペーパープラス ¥71.5
印刷データ
カラーとモノクロームを比較のために用意しました。
印刷結果は次回に続く…
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