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エホバの証人から解放された話

自分の過去を受け入れる。今回は、ぼくが過去やっていた、エホバの証人の話になります。不快と思う方は読み飛ばしてください。

およそ、34年前に、苦しみがあった。死にたかった。友人が欲しかった。

高校の卒業式を終えて、就職先も、隣のクラスのあるやつに取られ、人生に絶望していた。

ピンポーン🎵

誰かが来た。うつのまま、玄関に行く。また外人が本を売りに来たのかと思った。

来たのはFさんで、約13年間、宗教上の上司となる人だ。

「はい?」と聞く。「なんですか?」

Fさんは言う、「地域の奉仕活動できました。無料で聖書を教えています。関心ありませんか?」

だれでもよかった。ぼくは、Fさんの質問を無視して、しゃべりだす。

友達がいないこと。将来に絶望していることを。

「じゃあ、これを読んでください。希望を持てますよ^^差し上げます」

そう言って去って行った。

3日後、また彼が来た。

読もうとして、見よ!を読んだが、不快を感じた。また、神様が楽園を作るなんて、信じられるかっ!!!

「信じられないっ!!!」と彼に言った。
「最初は信じられないと思います。勉強すれば信じられると思いますよ」

端折るが、こんな勧誘で約13年間、一般人から、研究生(エホバの証人の見習い)、そして、兄弟、つまりエホバの証人の一人になっていく。

変な気分がなった時の特徴で、おかしな喜びがあった。カルト信者なら持つ、

抑圧的な喜びだ。とにかく、当時はパソコンが駄目とか、自慰が駄目とか、輸血が駄目とか、奉仕がたくさんできるように、世俗の仕事を選ぶとか。

今感じなおすと、おかしなことばかり。

神の王国を第一にしなさい、そうすれば増し加われる

人生にこんなわけのわからないことを指針にしろと言われる。大多数の信者が、それをしている。

今思うと恐怖だが(一種のゾンビで、笑えるホラーだ^^)

気分が悪い。書いていて、曇っていた胸と頭に、抑え込んでいたイメージがある。エホバである。心理的な洗脳を自分で自分にすると言う、

このカルトのやり方。自己洗脳。それに加えて、集会や仲間の圧力。絶対に集会に来い。週3回。伝道に出ろ。終わりが来るのだから頑張れ。

そんな圧力で、ぼくは勤勉なエホバの証人の伝道者になっていく。

約13年もやり、この宗教のえぐさや、狂っていることを、通っていた精神科デイケアと比較する。

集まりでもこんなに差があるのか。かたや洗脳のための集会をいろんなくっふうでやっている。かたやデイケアでは、自由に遊び、会話し、スキな人が出来たりする。

どっちが人間らしいか。デイケアだ。回復にエホバは邪魔と確信し、付き合っていた、当時1世だった、彼女に本音を言い、

一緒にエホバを辞めないかと誘うが、「私は辞めません。また伝道をたくさんするんです」と。結婚の約束をしていたのに、結婚より宗教。

ぼくは、これでいいと思った。回復が先だ。電話で「別れたい」と言って、

彼女と別れた。どうじにエホバとの関係を切ろう、そう思った。

今でもトラウマになっている。今を生きるとか、自分を愛するとか、このカルトを体験した人は難しい。

でも、20年くらい、自分らしさを追求すると、突破口が開く。洞窟にダイナマイトを仕掛けるみたいに。長い道だ。でも大丈夫。

ぼくは書く時に、一般人だけでなく、エホバの証人(現役、元)に役立つことを意識しています。カルトからの回復も、アダルトチルドレンからの回復も、根は一緒です。

まずは知識です。本やネットでアダルトチルドレン関係の本を読み漁って下さい。毎日、感情日記をつけて下さい。辛いけど通ってね。

#作家
#masa

おまけ


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