肩書き考
英米語とかラテン語?方面の文献というかサイトというか、そっち系を眺めていると、「人名第一」「肩書き二の次」で書いてあることが多いように思う。
一方で日本の文献、というか書籍、だと、「肩書き」「個人名」の順であることが「ほぼ確実」です。
丸括弧で「肩書きを後のせ」するってのが手間なのかなんなのか、知らんけど、先に、現時点か過去時点か、その人の「肩書き」つけて個人名!って流れ。
おかしくない?
日本が。
その道のプロフェッショナル・専門家なら、ずーっとその「肩書き」の場所に留まり続ける「訳が無い」じゃん。
某大学准教授はいずれ同じ某か別の某かは知らんが、たいてい「教授」になって、うっかり道を間違えて「名誉教授」とかにまつりあげられちゃって……いやそんなことは別にどうでもよろしい。
とにかく「所属」とかなんとか、「肩書き」なんて(まさに『機動戦士ガンダム』最終話のジオン軍のくだけたメカニックさんのセリフじゃないが)『飾り』というか、個人その人を「修飾する」だけのシロモノじゃん。
勤め先が変わったって、その人はその人じゃん。
と、いちいち「肩書き」先、「個人名」後の文章を目にするたびに、若干の憤りを覚えるわたし、なのでありました。
「押しも押されぬ」ほどともなれば、いちいち「肩書き」が先につくこともなくなる。そこまでの「大家」にならないと、なんだか『日本語』文章圏では延々と「肩書きのポチ」に個人が押し込められ続けられているかのようで、やはりわたしは不快に感じる、という次第です。
なんとかならんのかなあ。
と、言ったところで発信する側がいずれ改めてくれるであろうと期待してこんな雑文を書いている。
防衛策としては「読書メモ」では
名前を先に、肩書き・所属は後に
書くように、打鍵するように、しています。
ささやかな抵抗。
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