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慈悲の瞑想


あまり普段は本、特に小説を読まない私が
この数年の間に出会って手にして
素敵だなと思った作家さんのひとり

小川糸さん

この方のエッセイ【針と糸】で
慈悲の瞑想に出会いました。

その頃私は
心身共に抜け出し方さえ全くわからない
悩みの渦中、こじらせの渦中の渦中でした。

もう自分には何もできることがない。
白旗あげた状態、
自分で呆れるほどでした。

祈ろう。

とあるとき思いました。

思い出した、という感じでもありました。
(かつて毎日祈っていた時期がありました。)


自分に何もできないけど祈ることはできる。

自分がどれだけ不幸だと思っていても
それは全て関係性のなかで起きていること。
それは感じていました。

私に起きていることを
幸せの中に見出すのか、不幸せの中に見出すのか

ちなみに残念ながら
まだわたしは
自分で自分を取り扱う方法も
こころの仕組みも全く知りませんでした。
外側に向かう意識、外側から受け取るものが、
そのまま自分であり、
自分を作っていると思っていました。


それで、
自分の周りが幸せであれば、
きっとすなわち
私にだって生きやすい世界になるだろう。
なら、それを構築すれば良いじゃない!
周りが幸せに溢れた世界なら
不幸な事態や関係性は起こるはずがないから。
と単純に思ったのでした。

そんな子どもじみた理屈からでしたが、
自分も相手も世界も幸せになる。
そのために、
祈る。をしよう。
と思ったのでした。

きっかけはともあれ、
結果的には
意外にもクリアな場所を望んで祈ることを
はじめました。


自分にももちろん祈ります。

そして、大切な家族、仲間、親きょうだい親戚、子どもの学校から習いごとのお教室、地域まで

毎朝、毎朝、皆の幸せをただただ祈りました。


幸せについては、
どんなことかについてはフォーカスしません。


何をどう幸せだと感じるかは人それぞれだし、
それは私の知るよしもないこと、
神様にお任せしておきます。

ただ、今日一日の現れの中において
そこにある幸せに
たくさん気がつくことができますように。
幸せを見つけることができますように。
と祈ります。

必要なこと、縁、にあふれていること。
それに気がつけますように。
見つけられますように。
その尊さをただ感じ、安心の中祈ります。


その祈りを続けていたなかで
慈悲の瞑想に出会って

自分のなかで
祈ることについて
さらに納得を帯びるようになりました。
そして祈り方は少し進化しました。
(祈りは自分の成長や必要に合わせて
クリエイティブであるものだと私は感じてそうしています。)

自分を良く思わない人
自分が良く思えない人
にも祈るということ。

それを慈悲の瞑想から学び、
そこにも堂々と!粛々と!
祈ります。

私はこれを2年ほど毎朝続けました。


結果、
私が手に入れたものをいうならば

他人の幸せを共に喜べる場所が育ったこと。
これは本当に自分への祝福でもありました。
人の喜びを妬みに感じる場所はなくならないけど
違う場所ができていた。
それは
自分も幸せな感覚でいられる場所。


それから。


今、心を学び、
関係性からくる不幸と思える反応は
自分の中で起こっていることと知り。
また
キラキラとした素晴らしい場所だけでなく、
自分の鬱々ドロドロとした防衛反応の場所があることも知り、それを認めることができるようになってきました。
たとえそうした反応として起こったとしても、
同時に、祈りの中にいる自分の場所からは
それを見やすくなっているということが
自分への発見です。

祈りの場所は
自分がそうあれるように、
自分の喜び、幸せを共に喜んでくれる人が
たくさんいる優しい世界。


ちなみに

実は今年の夏ごろから
この毎日の祈りをやめていました。
同じく毎朝の太陽礼拝も!
(何年もかかって習慣化したのに。涙、笑)
祈らずとも幸せを感じることが多くなり、
どこか義務感のように感じるようになり
一旦やめて自然に任せてみたのです。
すると、なんというか体の自然が戻ってきました。寝たり起きたり食べたり排泄したり。
自分のリズムでのんびり動く感覚。
ある意味
この地球にグラウンディングしたような?

不幸せな自分の為に始めた祈りだったから
もしかすると
何か転換期なのかも知れません。
もう一度そこに立ちたいのは何故なのか
自分の中から突き動かすものを
よく観察してみたいと思います。


高い周波数の中で生きることは
まだまだ今のわたしには未知です。

本当の自分ってなんだろうと
カケラ集めの毎日です。

ああ知りたいなあ!!!

興味と好奇心は生きるエネルギーそのもの
とも聞くからまあ、
毎日を生きれば生きるほど
知りたいことが増えて。
うまくできているものですね。


そして、今また
私の祈りに力を与えてくれた
慈悲の瞑想
ここに改めてシンプルに戻り
私は何を感じるのかを知りたい。
湧き上がるものを感じています。


✳︎

慈悲の瞑想
Wikipedia
日本テーラワーダ仏教協会

小川糸さんのサイト^^  
https://ogawa-ito.com/ 



キラキラだけじゃないのがこころ
私のこころの取り扱いは
キャラクトロジー心理学から

https://characterogy.com/

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来年はここに来て学ぶんだ!

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