出会いが教えてくれたこと<144/1000>
【ラジオ体操449日目】
『ニコチンレス生活170日目』
こんばんは。
一人で仕事をするようになって、企業の看板がどれだけ信用力を持っていたのかということを思い知らされたコマリストです。
今日は『組織の顔という自覚』というテーマで書いていきたいと思います。
こんなことを会社で言われた経験はないでしょうか?
私は独立してから4年が経過しましたが、それまでは色んな企業を転々としながらキャリアを積み上げてきました。
本当に色んな会社を見てきたし、会社特有の色んなルールを目にしてきました。
その中でも冒頭の二つは多くの企業で共通するルールや心構えであり、徹底しようとしていた企業が多かった印象があります。
会社員の頃は、何となく聞き流していましたが、今になって重要なことだったということを実感できていたりします。
今日は、偶然の再会に不思議な気持ちになったお話と、個人が与えた印象が組織の印象として刷り込まれるから注意が必要だというお話の2本立てです。
今日1日でお会いした2人とのやり取りを残しておこうというだけの日記のような内容です。
偶然の再会
まず一人目としてお会いしたのは、私の生まれ育った町で1,2を争うくらいの勢いがある企業の部長さんでした。
実はこの会社は、私が20代の前半頃に3か月くらい働いたことがある会社です。
当時は、従業員100名未満の企業で、工場の拡張に伴う増員募集をかけていたところに私が応募して中途入社したという経緯があります。
と言っても、働き始めて2か月の間に2度も失明しそうになったことや、3か月目に10cmずれていたら死んでいたんじゃないかと思うような事故未遂を経験したことがきっかけで、逃げるように退職したんです笑
それから10年以上が経過し、従業員は300名を超え、当時の場所とは別に新工場が建設され、毎年10%以上の伸び率で成長しているというイケイケの会社になった。
#イケイケ
#表現が古い
そんな会社に、専門家という立場で訪問させて頂くことになったので、懐かしい気持ちを抱えながら訪問してきたんです。
そこで対応してくれたのが、T部長。入社17年で総務系の仕事をしている方でした。
企業の状況や、困りごとなど一通りお伺いしたところで、”かつてここで働いていた時期がある”ことを打ち明けてみました。
少し驚いた反応でしたが、もちろんT部長は私のことなど覚えているはずはなく、私の方も全く覚えていませんでした。
けれど、色々と私の経歴なんかを話したところで、T部長が声を上げたんです。
あ、これ事実なんですけど、大きな声で言ってほしくはないです笑
何と、私が入社した当時、課長として面接を担当したのがT部長だったということが判明したんです。
こんな偶然ってあるんですね!
面白い縁に意気投合して、一気に話が盛り上がったわけですが、互いに地位も立場も違う形で再会して話をするなんてことはほとんどないことなので、なんだか不思議な経験をさせて頂いたなと感じると同時に、少しだけ自分が成長したことを実感しました。
#まだまだです
#なかなか感じられない
組織へのアレルギー
さて、一人目の話が長くなってしまいましたが、二人目にお会いしたのは今日が初めましてになる印刷会社のI社長。
37歳で父親から会社を引き継いで2年目になる2代目社長で、厳しいと言われる印刷業界で、何とか踏ん張っているという貴重な話を聞かせて頂きました。
印刷業と言いつつも、売上のメインは樹脂製品の射出成形事業だというから、もはや何屋なのか笑
とても気さくで話しやすいI社長と色んな話で盛り上がり、1時間弱話し込んだあとの事でした。
I社長からこんなことを言われました。
初対面のはずなのに、何を警戒されていたのか不思議になって理由を聞いてみると、面白い答えが返ってきました。
”前任者のKさんが、ものすごく変わった方で、当時本当にたくさん嫌な思いをしたんです。”
”なので、同じように嫌な思いをさせられるんじゃないかと思って・・。アレルギー反応みたいなものが出てました。”
『大変申し訳ありませんでした。私がこの場を借りてお詫びします。』
謝るしかありませんでした。
もちろん私が悪い訳では無いんですが、本人は退任されて居ないので、代わりに謝るしかない。
するとI社長から、
コマリストさんが、本当に話しやすくて良い方だったので、今日1日で団体のイメージが変わりました。ありがとうございます!
と、本当にありがたい言葉を頂くことが出来ました。
私を含め、前任者であるK氏も、委託を受けている専門家であり、団体との雇用関係はありません。
#だからと言って
#何言っても良いわけではない
なので、団体を代表するような気持ちを持つと言うとおこがましいのかもしれません。
ただ、企業様からすれば、我々のような専門家と団体の関係性など知ったことではない。
団体の名前を名乗って訪問しているのだから、当然ながらその団体の職員のひとりだと認識する。
そして、K氏とI社長が最後に会ったのは3年前です。
つまり、3年経過してもK氏が与えた不信感と悪い印象は変わっていなかったということ。
『今この団体に残っている人はみんな良い人なので、これからも引き続きお願いしますね!』
そんな事をお伝えすると、
”こちらこそ、よろしくお願いします”と、優しい言葉を返して頂きました。
会社員でなくとも、誰かと仕事をしたり、何かのプロジェクトに関与したりする場合には、個人としてどう見られているかという視点ではなく、組織の代表者としてどう見られているのかということを意識しなければいけない。
会社員でなくなった今、会社員時代に言われたルールの重要性に気づかされました。
たくさんの学びをくれたT部長、I社長、そしてK氏に感謝しつつ、明日からの自分の振る舞いに学びを活かしていこうと思います。
じゃ、またね!
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