親父と兄貴と経営と<500/1000>
【ラジオ体操801日目】
【ニコチンレス生活522日目】
こんばんは。
スケジュール管理が苦手すぎて、お客さんに迷惑をかけそうになるので、自分の予定を管理してくれる秘書が欲しいコマリストです。
今日は『こんなリーダーになりたい』というテーマで書いていきたいと思います。
任侠映画を観ていると、日本のヤクザ屋さんほど仲間を大切に思っている組織は無いんじゃないかと思えてきます。
#最近見ないけど
#テレビでもやらないし
もちろんやられたらやり返すというあり方や、報復方法の善し悪しについては賛否両論あると思います。
だけど、これだけ反社排除を叫びながらも、わざわざ映画が作られたり、様々な作品で描かれるということは、必要悪としての地位を得られているんだろうと思います。
今日は、兄貴型リーダーと親父型リーダーってどっちが良いリーダー像なんだろうという疑問を投げかける回です。
少年漫画には兄貴型リーダーが数多く描かれる傾向があるんですよね〜。
アニキ型とオヤジ型
リーダー像の呼称として「アニキ型」と「オヤジ型」というものを使っている人はいないので、まずはこれを説明しておきます。
アニキ型リーダーというのは、組織のメンバーとほとんど同じ目線で物事を考え、手を取り合って壁を乗り越えていくタイプのこと。
自分自身がプレイヤーになることもあるし、リーダーとして振る舞うこともあるが、仲間のことは同等の存在として認めている傾向がある。
国民的マンガであるワンピースでいうところのルフィやシャンクスがこのタイプのリーダーになる。
そして、オヤジ型リーダーというのは、組織のメンバー全員を我が子同然に捉え、全てを包み込むように導いていくリーダー。
昭和的とか家族経営の延長のようにいわれる組織の構造になっていて、リーダーは父親のような存在としてメンバーから慕われている。
まさに任侠映画のヤクザ屋さんの世界であり、ワンピースでいうところの白ひげのようなリーダー。
どちらかというと、前者のアニキ型リーダーみたいな在り方が現代にはマッチしているように語られることが多いですが、実際はどちらが良いリーダー像なんでしょう。
完全に好みによるものだとは思いますが、私はオヤジ型リーダーのような経営者に憧れるし、そうなりたいと考えています。
The漢!って感じがしてかっこいいんですよね〜笑
経営者としてのあり方
先日、経営者仲間でもあるF君と話をしていた時に、F君が放ったこんな言葉に、少し違和感を覚えました。
F君
『僕は、イチ担当者としてお客さんと対峙することが絶望的に向いていないけど、経営者としてであれば誰にも負けない自信があるんです。』
私はF君の経営者としての手腕をもちろん認めているし、実際に結果を出してきているので尊敬しています。
だけど、私は会社で起こる全ての問題や解決すべき課題に対して責任を持っているのは経営者本人だけだと考えているので、お客様と対峙して直接お客様の要望を聞き、企業としての在り方について改善を行っていくのは当然ですが経営者本人のやるべきことだと考えています。
かつて、社長の教祖と呼ばれた伝説のコンサルタント一倉定氏は、『電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも社長の責任だ』という言葉を残し、会社内のみならず、外で起こっているすべての出来事も全て社長の責任だと明言していました。
この言葉については、規模の大小があるから、そんなのは中小零細企業の社長に限定した話だと思っている人も少なからずいるかもしれません。
もしそう思ったという人がいたら、日本を代表するような経営者の自伝や当時の様子を描いたエッセイを読んでみると良いと思います。
名経営者と呼ばれている人には、一人として社長室でふんぞり返って社員に指示を飛ばす量な働き方をしていた人はいないはずです。
”そんなことを社長にやらせるわけにはいきません!”
社員からこんな指導が入ってしまうほどにアクティブで、現場の第一線からお客様の情報を得ようとしていた人が大半です。
これを知っているからこそ、F君の発言にはものすごい違和感を感じたわけです。
イチ担当者の目の前にいるお客さんこそ、自社に利益をもたらしてくれている張本人であり、この方への対応に誤りがあるということは、会社の収益力を落とす行為だといえる。
では、この話を前半の『オヤジ型』と『アニキ型』の話に照らし合わせながら見ていきましょう。
どんな些細なことであっても、リーダー自らが第一線へ出向き、社員を正しい方向へ導いていく。
この在り方は、どちらかと言えば『オヤジ型』リーダーにマッチするものです。
逆にアニキ型の場合、目の前に現れる問題・課題に、リーダーが陣頭指揮を取りながらメンバーみんなで立ち向かっていくスタイルとなります。
何となく悪くなさそうにも聞こえますが、それぞれのメンバーが持っている強みを活かして問題・課題に立ち向かうということは、それらを乗り越えられるかどうかについては、メンバー個々が持つスキルや能力に依存することになります。
これ、もしもうまくいかなかったら、対象のメンバーは組織の中に残ることができるんでしょうか?
自分がメンバーとして関わっていて、自分の能力が原因となってプロジェクトが破綻した時。。
私だったら、組織の中に居場所が無いように感じて、自然とフェードアウトしてしまう気がします。
効率が悪いかもしれないし、カッコ良くないかもしれないけど、やっぱり私は、『オヤジ』として組織のメンバーを自ら先頭に立って引っ張って、背中を見せられるようなリーダーになりたいんだと思います。
あと何年でそこに到達できるかな~。楽しみで仕方がありません。
じゃ、またね~!
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