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本質的自立のために<220/1000>

【ラジオ体操523日目】
『ニコチンレス生活244日目』

こんばんは。
関わって頂く方が自立するために本気になっていると、離れるのが寂しいと感じてしまうコマリストです。


今日は『本質的自立を追求すること』というテーマで書いていきたいと思います。


一生通う必要があるけれど、通っている間は元気でいられる病院。


痛みは伴うけれど半年間通うことで、完治させてくれる病院。


皆さんはどちらの病院を選びますか?


どちらが良いかというのは好みの問題もあると思います。


私は絶対的に後者を選びます。


この考えはずっと変わらない私のポリシーみたいなものなので、これから先も変えたくないと考えています。


今日は、顧客の自立は嬉しいけれど、少し寂しい気持ちになってしまうというお話です。


キレイゴトだと言われるかもしれませんが、キレイゴトが好きなのでそれで良いと思ってます笑

プロジェクトの終焉

本日、月に2回訪問してプロジェクトを進めている企業でプロジェクトミーティングがありました。


今年の3月から進めてきたプロジェクトもいよいよ大詰めという段階に入り、正直私はいてもいなくても良いという状態になりつつあります。


本当に丁寧に、目的の設定を行って、現状の把握や目指すゴールの明確化をした上で、何に取り組むのかを決めてきた3ヶ月。


その取組みの中でも、経営陣の許可が必要なものについて、プレゼンを行って承認を勝ち取ってきた。


私の役割はここまでだなと、本当に感じています。


後はメンバーが具体的な取り組みを進めていく中で、色んな壁にぶつかって、軌道修正をしながら最終ゴールに向かっていく様子を、近くから見ているのが私の仕事。


この段階まで来ると、メンバー同士が次の定例ミーティングよりも前に個別で集まる日程を調整していたり、具体的に抱えているタスクについての相談をしていたりと、非常に逞しい姿を見ることができます。


そんなメンバーの姿を見ながら、皆さんの成長に胸が熱くなる感覚があるのと同時に、少しだけ寂しい気分になったりします。


冒頭に書いた通り、私はいつまでも関わり続ける関係性が健全ではないと考えています。


そりゃ、契約を継続して頂いたほうが私の収益は大きくなります。けれど、それでは相手にとって本当の意味で成長したといえない状態だと思います。


コマリストさんが来るから頑張る!


社員の皆さんがこう言ってくれるのは、本当にうれしいし、ありがたいことだと思っています。


ですが、私なんかいなくてもしっかりと自走していくことができる組織作りを行うためにサポートをさせて頂いているんです。


だからこそ、私がいなくても社員の皆さんが自発的に会社の改善に取り組んで、主体的に働く姿を見ることの方が圧倒的に嬉しい。


そう思っているからこそ、プロジェクトが大詰めの段階に入り、社員の皆さんが自分たちでスケジュールの調整をしながら前向きに取り組んでいる姿はめちゃめちゃ嬉しい。


と同時に、もうすぐこの会社さんとも離れる時期が近付いているなという感覚になるので、寂しいと感じてしまう。


たぶん入れ込みすぎなんだと思います笑

本質的自立とは

ところで、私が考えている期間限定のサポートとは違い、長期間に亘ってサポートし続けるスタイルをとる人も存在しています。


こういった人の中には、無理やり課題を作って、契約期間を長期化させるタイプも存在します。


けれど、こんなタイプの人ばかりなのかというと、そんなことはありません。


サポートを続ける中で、企業側の本当の課題が解消し、ステージが上がる。


そこで、次のステージで本当に必要なサポートを続け、さらに次のステージに共に上がる。


これを繰り返し、支援先のステージを上げ続ける。


こんなことを実際にやってのける支援者も存在するんです。


とはいえ、これは本人が組織の成長を”中の人”として経験したことがある場合などのケースだけ。


主体者として経験したことがない組織の規模やステージの課題は、扱えないんです。
#仕事として
#それがプロ


これが出来るのであれば、私も長期間に亘って関係性を維持したい。


けれど、私は創業期から拡大し、IPO、バイアウトなど少人数小規模から大人数大規模へ、成長していく過程に関与したことがありません。


自分の事業会社であれば、やったことがないからやってみればいい!と考えます。


けれど、支援者として関わる時、相手の立場から見た時に、経験したことない人に頼りたいとは思わないはず。


ということで、今の私には不可能だと、最初から諦めています。


与えられた環境で最高のパフォーマンスを!


これだけを考えて、私は私のできることに集中する。


その先に、組織が完全に自走できる状態があるのであれば、喜んで離れる。


私の夢は、私のような支援者が要らない企業が増えることです。


これこそが、本質的自立。


来るその日に備えて、私は私で支援事業とは別の事業を進めていこうと思いまーす。

じゃ、またね!

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