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最強の農家さん<423/1000>

【ラジオ体操725日目】
【ニコチンレス生活446日目】

こんばんは。
失敗を避けるために、需要があることを確認してからスタートしてきたけれど、その行動が競争の入口だと気付かされたコマリストです。


今日は『最強農家さんのファンづくり』というテーマで書いていきたいと思います。


あなたが今から農家になるとしたら、何を栽培するでしょう。


選択肢は野菜やフルーツなどほぼ無限にありますが、どんなものを選択するのかについては傾向があります。


①人気がある(買い手の多い)品種
②マイナーな品種


大きく分けると、このどちらかになるはずですよね。


あなたはどちらを選択したでしょう。


多くの場合、買い手の多い品目を選択したくなるものですが。。


今日は、ファン作りの天才ともいえる最強の農家さんが教えてくれたことについてのお話です。


試行錯誤の末、辿り着いた手法の全てを共有する農家さんってやっぱりすごいですね。

オンリーワンで戦え

秋の味覚

今日の午前中に、”この農家さんはすごい”と言える方との出会いがありました。


この農家さんは、普段お世話になっている団体から委託されている仕事で、たまたま訪問することになったHさん。


Hさんは、地域の特産品である栗を生産していましたが、間違いなくこの地域ではオンリーワンの存在でした。


というのも、作っているものは栗なんですが、間違いなくライバル不在の状態を作り出していたから。
#どうやったのか
#魔法なのか


そんなHさんの最強の戦略についてお伝えする前に、Hさんがマシンガントークを始めるまでのお話を少しだけ。


Hさんとは今日が初対面だったので、お会いして数分は、本来の目的である設備投資の話を淡々と進めていました。


職人気質なHさんは人と話をするのがあまり好きではないという雰囲気で、少し面倒くさそうに会話をされる方。
#たまにいるよね


普段であれば、話すのが好きではない人と長時間対峙するのは嫌がられるので、要件をサクッと済ませて終わりにしています。


ところが、今回は私自身が農業を始めたこともあり、何か一つでもヒントを頂けないかなと考えてチャンスを窺っていました。


Hさんの空気を変えたのは、
「農業を始めることになったから、色々と教えてくれませんか」と素直に聞いた私の言葉でした。


Hさん
『何でコマリストさんみたいな人が農業を始めるの?』
#どんな人に見えてたんだろ


コマ
「取引先からの依頼で、新しい農法で栽培をする農場の責任者を任されたんです。」


Hさん
『ちょっと待っとき!そういう話なら、面白いから聞かせて欲しいし、面白いこと教えてやるから。』


そう言って、部屋の奥の方から大量のファイルと分厚い顧客リストを持ち出してきました。


やはり農家さんは新米農家に優しい
#毎回感じる
#農家さんって素敵


ここから、俺の持っているものを全て教えてやろうとでも言っているかのような勢いで、Hさんのマシンガントークが始まります。


Hさんのマシンガントークの始まりは、
『コマリストさん、成功するためには誰も欲しがらないものを作らないとダメだよ
でした。

ファン作りの天才

ファンの応援

Hさんは地域の特産品ともいえる栗を生産していながら、天才的な手腕で成長してきました。


そんなHさんが選択したのは、『個人への栗の販売』でした。


この地域には栗農家さんが本当にたくさんいらっしゃるわけですが、栗農家さんのうち9割以上が法人向けに栗を作っています。


何と、100%個人向けに栗を生産しているのはHさんだけ


というのも、この地域は栗の一大産地なので、農家から栗を買おうなんて個人は一人もいないというのが当たり前だから。


そしてHさんは、ライバルが誰一人選択しなかった『個人向けの栗生産』で天下を取った
#カッコよすぎる


では、どうやって個人のお客さんを獲得し、売上を安定させたのか。


Hさんは2023年現在、新規の集客を一切していません。


それは、お客さんが増えすぎて、応えきれない状態になっているから。


99%がリピーターだけで成り立っていて、顧客リストには2,000~3,000人が常時載っている


個人顧客への展開方法は、無料のホームページとテレビだけ。


何と費用は一切かけていません。
#最近は
#ホームページにお金かけてるらしい


趣味でホームページを作っていたので、そのページに誰一人やっていない『個人向けの栗生産』について大々的に掲載し、テレビに発見されたところから、毎年ゴールデン番組で取材を受けています
#それくらい
#珍しい


ここ3年はお客さんが増えすぎたので取材を断っているため、テレビへの出演は3年前が最後。


1度取材を受けると、10帖程度のお店に1.000人のお客さんが押し寄せるそうです。
#どうやって入るん


いつでも新規で集客できるという安心感がありながら、新規集客しなくても十分な収益を作れるファン作りの手腕を持ち合わせている。
#こんな安心感
#何でも出来る


天才的だと言わざるを得ません。


Hさんが生み出したファン作りの戦略は、「豊作祈願型予約」というオリジナルのもの。


お客さんから豊作を祈願されながら、本当に豊作となれば、感謝の手紙が押し寄せるこの戦略は、どの業種でも応用可能です。


簡単に説明すると、
①販売時に翌年の申し込み予約用紙を渡す
②予約申し込みができるのは1.5キロのみ
③予約用紙に『豊作の場合、3.0キロ、6.0キロを購入する』という文言を入れて、チェックを入れてもらう
④申込用紙がない方は店頭でないと購入できない。

Hさん

こんな仕組みになっています。


ちなみに1度購入した方が、仮に翌年購入しなかった場合、その翌年はネットからも購入が出来ません


ホームページにはパスワードが掛けられており、申込用紙に記載されたパスワードがないとオンライン予約はできません。


なんとも強気なやり方ですが、これが希少価値を生み出すと同時に、継続購入をしたくなる仕掛けとして機能しています。
#人間心理
#希少性こそ価値


そして、農業の1番の大敵である収穫量が不安定になるという部分を逆に利用してお客さんに豊作を祈願される仕組みとなっています。
#天才すぎる


文章では上手く伝えられていない気がしますが、詳しく知りたいという方はコメントして下さい
#リアルの知り合いさんは
#LINEしてね


Hさんを含め、私が出会ってきた農業関係者は、知識やノウハウを提供するギバーばかり。


私もこの方達からもらった知識やノウハウに加え、私の習得したものは全て共有していきます
#競い合わない
#共存共栄


農家さん達の仲間になるぞ~♪

じゃ、またね~!

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