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5分前行動!

【ラジオ体操61日目】

こんばんは。
学生時代には、欠席と早退の数がとても多かったけれど、遅刻だけはしたことが無いコマリストです。


今日は『相手の時間』をテーマに書いていきたいと思います。


みなさんも小中学生時代には、何度も”5分前行動をしましょう”という言葉を聞いたことがあると思います。


当時は、なぜ5分前なのか?ということについて考えたこともなかった私ですが、5年ほど前からこの5分前を大切にしている『理由』があります。


社会人1年目など、”新人扱い”される時には、30分前に出社するような指導を受けたこともありますが、アレとは全く毛色が違うんです。


小中学生の頃に受けていた5分前行動の指導が、社会人としても通用する考え方だったということなので、日本で古くからされている指導も侮れないなと思います。

早ければいいのか?

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社会人になると、お客さんやビジネスパートナーなど、色んな立場の方とアポイントをする機会があります。


そのアポイントが相手の会社や自宅だった場合、何分前に現地に入るのが良いのか?


そりゃ、早ければ早いほど良いでしょ!


という方もいるかもしれませんね。実際、私も会社員時代は30分前には現地に到着して、15分前くらいには現地入りするようにしていました。
#せっかちなんです


もちろん、遅れるよりは早い方が良いのは間違いありません。


けれど、逆の立場で考えてみて下さい。


15時に相手が来るという約束をしていて、14:45に相手が来た場合、少し焦りませんか?


忙しい人ほど、そのスケジュールは分刻みであることが多いです。


そんな時に、15分前に受付に到着されたことを知らされたら、早く来て頂いたのに待たせてしまうのは悪いと考えてしまいます。


もちろん、約束の時間になるまでは、本来は失礼ではありません。


それでも、”待たせている”という気持ちは少なからずあって、今やろうとしていたことを中断して対応するなんてこともあります。


大切な取引先やお客さんに、こんなことをさせてしまうのは、相手のことを思っていると言えるでしょうか?

相手の都合と自分の都合

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早ければ早いほど良いという感覚がある場合、これは完全に自分の都合です。


相手が喫煙者なら、15分あれば一服してから打ち合わせに望むかもしれません。


打ち合わせに必要な資料をギリギリまで修正しているかもしれません。


つまり、早ければ早いほど良いという考え方は、こういった”相手の都合”を疎かにしているものだと言わざるを得ません。


では、相手の都合も考慮した適切な時間は何分前なのか?


これが、5分前です。
現地には10分前に到着し、身なりの確認や資料の確認を5分かけて行った上で、5分前に相手先に入る。


事前に準備をする相手であっても、5分前には会議室を開けて準備していてくれたり、打ち合わせをする部屋の掃除を終えています。


そのベストなタイミングが5分前ということ。


ジャストの方が良いのでは?
と思う方もいるかもしれません。


それも間違いではありませんが、こちらが待っている側だった場合、打ち合わせ開始時刻直前まで何の連絡もない状態というのは、不安ではありませんか?


ましてや、企業での打ち合わせの場合には、受付から会議室までは距離が離れていることもあります。


この場合、ジャストに入っていたら、打ち合わせ開始時刻は3分くらい遅れることになりますね。


これらを踏まえた上で、5分前行動がベスト。


5分前行動の理由を社会人に向けて指導している学校は、恐らく無いと思います。


本質的な理由は時間を守れるようになる事ではなく、”相手目線”で行動出来るようになること。


小中学校での指導も、大人になってからあらためて考えてみるとなかなかに奥深いですね。

まとめ

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今日は『相手の時間』をテーマに、小中学校で指導された5分前行動を大人になってから考えてみると、なかなか素晴らしい考え方の上に成り立っているということについて書いてきました。


子供の頃に教えられて、深い理由を考えることなく当たり前になっていることはたくさんあると思います。


けれど、私も含めて多くの人は、学生時代には”大人になってから使える学びは少ない”と思い込んでいて、そのまま考え直してみるということをしなければ、その考えのまま生活していくことになります。


何となく、もったいないと思いませんか?


昔よく言われていた”あのセリフ”について、今一度あらためて考えてみて下さい。大人になった今だからこそ理解できるなというものが見つかるはずです。


そして、当時は意味がないと思っていた自分自身が、その大切さに気が付いたのであれば、自分自身の生活で活かしていくことはもちろんですが、未来を担う子どもたちに伝えてあげてほしいです。


きっと、説得力を持って伝えることができるはず。その言葉が、一人でも多くの未来を変えるかもしれないと思ったら、ステキですよね。

じゃ、またね!

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