生き残りのための交渉術<244/1000>
【ラジオ体操547日目】
『ニコチンレス生活268日目』
こんにちは。
noteの執筆を始めてから600日以上が経過して、記事数も600を超えているけれど、一度書いた記事を読み返す習慣が無いので、書いたら書きっぱなしになっているコマリストです。
書きっぱなしを仕組みで解消する新企画スタート!
1年前の今日と全く同じテーマで1年経過した”今の自分”として記事を書いてみる。
過去記事を強制的にでも読むきっかけにもなるし、1年以上継続した人しかチャレンジできない企画なので、意外と自分にとっては価値が高いんじゃないかと思います。
ということで、今後はこの企画で執筆する場合に『#ハロー1年前の私』を付けていこうと思います。
1年前の記事はこちら↓
ということで、今日は『説得と利己』というテーマで書いていきたいと思います。
1年前、とある団体を抜けるために四苦八苦していた私が、自分を説得してくる会員の言葉から感じていたことを整理していました。
あれから1年。
今日は、1年経過した今、無事に抜けることが出来ているのかという報告に加えて、今の私が、『説得』において重視していることについてまとめていきます。
#抜けられてない
#絶賛交渉中
仕組みで自分の行動と意識を変えるのって、意外と面白いですよ。
交渉力は生存力
お腹を空かせて困っている人を見つけたら、あなたはどうしますか?
この質問は、色々なセミナーで使い古されたもので、あり方ではなく『やり方』を伝えるセミナーで、聴衆の心を掴む常套句になっています。
これは、『授人以魚 不如授人以漁』という老子の言葉を解説するためのたとえ話(というより老子の例えのパクリ)です。
言葉の意味は、
飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。
伝えたいメッセージは
「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」から釣り方を教えるのが正しいというものです。
#あなたはどうする
あまりにもよく使われるので、私はこの話が正直好きではありません。
ということで、私としてはこの質問をされた時に、『飢えている人には交渉術を教える』と答えます。
#ひねくれ者
私なりに考えた結果、辿り着いた答えがこれだったわけですが、割と的を得ていると思っています。
というのも、飢えている人に魚の釣り方を教えても、調理の仕方を知らなければ食べられません。
そもそも魚の釣り方を知っていても、魚が釣れるとも限りません。
結局、釣り方を教えても餓死してしまう可能性があるんです。
#考え方がズルい
#素直じゃない
では、交渉術を身に付けたらどうなるか。
交渉術を手に入れた結果、すぐに食べられる料理を手に入れるための交渉が出来るようになります。
毎日毎日、色んな人と交渉を続けていくことで、食べ物だけでなく生活にも困らなくなっていきます。
本来、飢えた人が手に入れたいのは、今すぐ食べるものであり、その先にある人間としての生活です。
それらを長期的に実現する能力が交渉術なのです。
交渉と説得の関係
そもそも人は交渉術を活用して発展してきた生き物なはずです。
物々交換も、貨幣による売買も、貿易も政治も結婚も、全ての根幹には複数の人が関わっていて、それぞれが交渉の結果、何かを得ている。
#身に付けたい
#最強のスキル
これは、今も昔も変わっていません。
ちなみに、今回のテーマである『説得』は交渉の一部(下位概念)です。
説明するまでもないと思いますが、私のケースで言えば退会したいと考えているコマリストと、退会を阻止したい会員との間で双方が納得する落としどころを見つけていくというやり取りがありました。
私側からすれば、退会を認めてほしいという要求を交渉によって勝ち取りたい。
相手からすると、思いとどまってほしいという要求を交渉によって勝ち取りたい。
で、相手側が説得するという行動に出たということですね。
あ、ちなみにまだ退会はできておらず、絶賛交渉中です笑
交渉と説得と利己
交渉と説得について整理しつつ、交渉術こそが生存していくために最も重要なスキルであるということについて説明してきました。
ここまでの内容は、正直1年前でも同じ内容を書くことが出来たんじゃないかと思います。
#気がする
ということで、1年経過した今の私が交渉を行う際に意識していることについて整理してみます。
いくつかありますが、あえて昨年”これは避けたいよね”と書いた『利己的』な部分の扱いに絞ってみます。
今の私が、交渉に臨む際に利己的な情報をどう扱っているかというと、
必ず相手に『利己=自己の利益』を伝えるようにしています。
昨年と真逆のような話ですね笑
#詐欺師
もちろんこれには、理由があります。
想像してみて下さい。
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自分に何かを販売しようとしている営業マンがいて、商品購入のメリットをたくさん伝えてきています。
どんなにすばらしい商品であるのか、今購入を決めることがどれだけ賢い選択であるのかなど、言葉巧みに決断を迫る営業マン。
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この営業マンから商品を買いたいと思いますか?
商品の善し悪しや、購入のメリットを具体的に見てみないと分からないというのはもっともですが、何となく押し売りされている感がある気がしませんか?
では、この営業マンが、何年も足しげく通っている方で、可愛がっている状態だったとしたらどうでしょう。
商品の良さやメリットはもちろんですが、この営業マンの頼みだから聞いてあげたいなと思う感情があるはず。
ここで、営業マンが
『あと1件契約が取れたら、昇進できるんです』とか『あと1件契約取れなかったらクビになっちゃうんですよね』みたいなことを正直に伝えてきたとしたら・・。
#あざとい
何とかしてあげようかなと思ってしまう人も多いですよね。
この感情を上手く利用している詐欺師みたいな人もたくさんいるので、最終的には購入者の人を見る目が重要になるわけですが、少なくとも感情は動きやすいはず。
本来伝えるべきではないと分かっているけれど、、という枕詞を付けて話される『本音(利己的な)』は、購入の意思決定に大きな影響を与えます。
これは、信頼関係があるから効果的ということでもありません。キレイゴトばかりではなく、本音で話をしてくれる人の方が信頼しやすいですよね。
つまり、信頼関係構築にも役に立つということ。
注意点としては、遠回しに伝えて悟ってもらうというやり方ではなく、こちらからハッキリと伝えなければいけないということ。
遠回しに伝えても、間違って伝わってしまうと、去年の私みたいに気分を害する可能性が高いです。
どうせ伝えるのであれば、ハッキリと明言する。
その潔さが、誠意となって相手に伝わり、効果を発揮します。
文章力も含めて、1年間で少しは成長したのかな・・。
じゃ、またね!