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反省を活かして<928/1000>

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こんばんは。
アカデミックな話について行くことは苦手では無いけれど、自身の研究に絶対的な自信を持っている教授との対話には厳重な注意が必要だと学んだコマリストです。


明日の午前中に、アクアポニックス農法のベースともいえる有機質肥料活用型栽培の研究論文に技術協力をした篠原氏本人とお話をする予定です。


この篠原氏と共に、京都大学の安藤助教が発表したものが、日本国内で初めて正式にアクアポニックス農法を論文として採用した論文だと認識しています。


つまり、アクアポニックス農法が日本に根付くきっかけとなった始まりの論文に直接関わった本人と会えるわけです。


これまで、年間200社を超える見学者に説明をし続けた内容にも、もちろんこの論文のことが含まれているので、毎回毎回話す中で、私個人としては本人に会ったことはないけれど、なんだか身近にすら感じている存在でもある。


ただ、ひとつ懸念すべきことがあるとすれば、相手はあくまでも研究者であり、実務家では無いということ。


相手からすれば、その技術や理論を活用して実際に現場レベルでどんな壁にぶつかっているのかなど興味の対象では無いんです。


ここを履き違えて、現場のリアルを生々しく伝えてしまうと、相手との温度差で会話が成立しなくなり、訪問そのものの価値がなくなってしまう。


実はこれ、前回1度経験済みの反省点でもあったりします。


前回というのは、農業界ではそれなりに名の通った有名人でもある岐阜大学のM教授のところへ訪問し、意見交換を求めた時のこと。


既存の農業界に横たわる大きな問題と、アクアポニックス農法の可能性について大いに語り、意見を求めたこの時の会合では、M教授の反感みたいなものを買ったようで、ほとんど何も得られずに終了しました。


というのも、既存の農業界に横たわる問題というものにJAという組織が深く絡んでいて、そこを解きほぐす必要があるという訴えをしたわけですが、そもそもM教授はJAへの指導をして、指導料を受け取っている人物なので、そんな訴えは表に出したくもないはず。


アクアポニックスを真っ向から否定して、そもそも有機野菜にも価値がないとか、既存政党の掲げるビジョンはおかしいだとか言う言葉を口にしていました。


これは、M教授が悪い訳ではない。
M教授の興味のある領域で話を展開し、M教授の思想に反する訴えは伝えない。


これが出来なかった私にこそ非がある。


ということで、明日はこの反省点を生かしたリベンジ戦です。


余計なことは殺して、協力を得るか、知恵を頂けるように最善を尽くします。


頑張るぞー!
じゃ、またね〜!

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