ブランドについて再考してみる
【ラジオ体操300日目】
『ニコチンレス生活21日目』
こんばんは。
ブランド品には全く興味がないと言う方が男らしくてカッコイイと密かに思っているけれど、ブランド品を手に入れたらテンションが上がってしまう小さい男コマリストです。
今日は『ブランドとは何か、改めて考えてみる』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんはブランド品が好きですか?
というより、ブランド品と聞いた時にどんな商品をイメージするでしょう?
というのも読んでいる人の生活水準によって、イメージされるブランド品は違うと思うんです。
庶民派である私だと、せいぜいルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスあたりをイメージします。
富裕層は、ブランド品と聞いた時、一体何をイメージするんでしょう。
今日は、ブランド戦略が重要だという言葉を耳にするようになったけれど、そもそもブランドの定義が人それぞれなんじゃないかというお話です。
これからブランディングに取り組んでいこうと思っている方は、読んだ後に自分なりの定義なんかを教えて下さいね。
ブランドとは
さて、かなり前になりますが、私はブランディングとマーケティングの違いを明確に定義しました。
その時の定義は、
・ブランディングとは周囲から〇〇と言えば〇〇と認識されている状態。
・マーケティングとは、私は〇〇です!と発信している状態。
こんな感じでした。めちゃめちゃシンプルに定義した内容なので賛否あると思います。
けれど、これ以上シンプルに表現されているのは見たことが無いので、自画自賛している定義でもありますw
#誰も褒めてくれない
で、この定義を更新するつもりは無いんですが、ブランドとは何かということを説明する上ではもうひとつ外せない要素があります。
それは、『信用の証明』という要素。
初めて聞くという方も多いと思います。というのもこの言葉は、オリジナルだから(笑)
これは、ブランドを確立できている商品やサービスは、特定の点において絶対に裏切らないということ。
分かりやすくするために例を出します。
掃除機と言えばダイ〇ンというブランドが確立されていますよね。
この時、購入者からすると吸引力が強いことだったり、長期間吸引力が落ちないということを疑うことは無いと思います。
つまり、これらの点において購入者から疑う余地のない『信用』を得られているということ。
もちろん、メーカー側はこの信用を守ることを徹底する必要があるので、吸引力に関して圧倒的である必要があります。
つまり、ブランドが確立できている時、販売側と購入側の間に特定の信用関係が成り立っている。
これが”信用の証明”です。
ブランドと広告
さて、ブランドについて理解する上で、もうひとつの必要要素である『信用の証明』を知って頂いた上で、広告に関する内容に触れていきます。
そもそも、ブランドが確立されるためにはいくつかのステップを踏む必要があります。
それは、
①情報発信の段階
②認識浸透の段階
③認知の段階
④信用の段階
この4つ。
ほぼ全てのケースにおいて、メーカーや生産者、販売者。つまり、ブランディングを図りたい主体が発信するところから始まります。
この段階は、マーケティングに該当しますね。
で、この最初の段階で間違えると、ブランド化は確実に失敗します。
これも例を出しながら説明しますね。
ドトールコーヒー
おしゃれなカフェ
スターバックスコーヒー
ホテルのラウンジ
これら全ての場所において『珈琲』という商品を提供しています。
では、提供価格はどうかと言うと、1番安価なのがドトールコーヒーで380円。そこから徐々に価格が上がり、ホテルのラウンジだと平均価格は2,000円前後。
つまり、7倍近くの価格差があるということ。
しかし、提供している珈琲そのものの価値は、7倍もの差があるかと言えばそんなにあるはずがありません。
では、この価格差がどこから来ているのか。ホントは説明したいですが、本筋から逸れるので今回は説明しません。
#考えてみて
でね、本題に戻りますが、ホテルのラウンジが提供している珈琲の情報をSNSで発信してるのを見たことある人はいますか?
ホテルの入口や、ラウンジ周辺にドトールコーヒーみたいなのぼりが立っているのを見た事がある人はいますか?
恐らく、いないと思うんです。
なぜなら、ホテルのラウンジで珈琲を飲む人達はSNSでお店を選ばないから。
のぼりを見てお店に入らないから。
つまり、ホテルのラウンジは、客層と商品イメージ(この場合は高級)にマッチした広告媒体で情報を発信しているということ。
けどね、ホテルのラウンジもちゃんと情報発信はしてるんですよ?
さて、それがどこなのか。
ぜひ考えてみて下さい。
ということで、ステップの1つ目である情報発信の段階で、届ける相手や届ける情報、ブランドイメージなどをしっかり検討し、「何の媒体で」発信するのかを見極めること。
手当たり次第に色んな媒体で発信すると、イメージの低下を招く可能性もあります。
情報発信が多いことが常に良いということばかりではないということですね。
これからブランド化を考えているという方は、ぜひ考えてみて下さい。
じゃ、またね!
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