あのお店、やってんじゃん!
【ラジオ体操245日目】
こんばんは。
ルールは破るためにあると思っているんじゃないかと言うくらいの学生時代を過ごしてきたことを大人になって反省しているコマリストです。
今日は『優先すべきはルールか』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんは決められたルールはもちろん、モラルと呼ばれるような強制力の弱い規則を守っているでしょうか?
長く続くコロナ渦では、こういったものに対する向き合い方が個人やお店によって大きく異なります。
例えば飲食店。
緊急事態宣言を受けて、営業をしない協力をしている店もあれば、完全に無視して普通に営業している店もありますよね。
普通に営業しているお店は、かなり繁盛しているのを見かけますが、これを否定的に捉えている方も多いですよね。
今日は、ルールを守った方が損するかもしれない場面で、どんな選択をするのが良いのかというお話です。
関係ない業種の方もいると思いますが、外食をしない人は少ないと思います。
この先のお店選びにも関わるような話もあると思うので、気軽に読んでみて下さいね!
休業すべきか否か
〇回目の緊急事態宣言。
飲食店を営業されている方にとっては、絶望を感じるような言葉だったと思います。
飲食店経営者以外の中には、「飲食店は国からの補助があるから羨ましい」といったことを話す方もみえましたが、実態はどうなんでしょう。
少なくとも私が知っている飲食店経営者の方は、国からの補助ではとてもじゃないけど生活を維持できないという方がほとんどでした。
特に、誰かを雇用している場合は、社員やアルバイトのこの生活を優先的に考えている経営者が多いので、本人は無収入状態が続いているケースがほとんどだと思います。
これを踏まえた上で、皆さんの住んでいるエリアには「緊急事態宣言下で通常営業をしているお店」はあるでしょうか。
私の住んでいるエリアには少なからずこういったお店が存在していて、お酒の提供も普通に実施しています。
ほとんどのお店が営業していないので、こういったお店の多くが大繁盛。
こんな状態を見て、「営業しているお店が悪い」と責める人がいますが、本当にお店が悪いんでしょうか。
少なくとも私は、”誰も悪くない”と考えています。
これらのお店の多くは、従業員を抱えていて、色んなものを背負っています。
何より、店を営業するためには「仕入れ」をして、営業するための諸々の費用を支払っているんです。
もしかしたらお客さんが一人も来てくれないかもしれない。。
こんな不安を抱えながら、来店客数を予測して廃棄することになるかもしれない食材を仕入れるんです。
この時点でお店は、十分なリスクを負っていると思いませんか?
お店側の考え
外野の私の考え方なんて書いたところで、何の参考にもならないと思うので、お店の方に聞いてみた話についても紹介します。
私が話を伺ったのは焼肉店を経営しているKさん。
通常通りにお店を営業する決定に不安はなかったかと聞いてみました。
その答えは、
「不安しかなかった」というものでした。
こんな状況で営業すれば、少なからず批判されることは目に見えているし、これまで懇意にしてくれたお客さんから責められるかもしれない。
常連のお客様を裏切ることになるのかもしれない。
そもそもお客さんが来てくれないかもしれない。
色んな想いがあったそうです。けれど、営業することを決めたのは、常連のお客さんからの「営業してほしい」という声があったからだそうです。
もちろん、従業員の生活のことも頭にはあったそうですが、一番はお客さんからの強い要望があったから。
いざ、通常営業をしてみると、想像を超えるお客さんが来店して、食材切れになることもしばしばあったみたいです。
同時に、この対応を良く思わない方からの意見や、同業者からの批判もたくさんあったみたいです。
これに対してKさんは、
「苦しい時に、店の状況を理解して利用してくれるお客さんだけを大切にすれば良い」と考えていた。
確かに、この状況下で通常営業をする選択をしたことで、このお店を否定し、今後の利用を控えようと考えたお客さんも少なからずいたと思います。
それでも、この選択を歓迎し、お店の存続のために積極的に利用してくれたお客さんもいる。
お店側からしたら、こういったお客様と今後も長い付き合いをしていきたいと考えるのが普通ですよね。
もちろん、何も考えず、”営業しているから”という理由で、お店を訪れた人もいると思います。
色んな方の思惑が働いた結果、「大繁盛」という状態を作っているわけですが、決してお店の選択が悪いわけではないと思います。
自分の考えを突き通すだけではなく、お店を含めてそれぞれの事情や、状況、心情を考えた上で、これからのお店選びをしていくのが良いのかなとあらためて教えてもらいました。
もうすぐ、コロナは何かしらの形で終わりを迎えると思います。
その時に、どんなお店を選ぶのか、どんな行動・発言をするのか、一度考えてみると一貫性のある振る舞いができると思います。
じゃ、またね!
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