先人への感謝と成功
【ラジオ体操189日目】
こんばんは。
感染症が再拡大している事を受けて、帰省の規制をする報道がされているのを見ながら、今年こそはオンライン墓参りが流行るんじゃないかと思っているコマリストです。
今日は『目に見えないものへの感謝』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんは、毎年数回以上の墓参りには行っているでしょうか?
お盆や正月など、離れた所に住んでいても年に数回程度は帰省する”故郷を大切にする”文化みたいなのって、本当に素敵だなと思います。
昨年に引き続き、今年ももしかしたら故郷に帰ることができず、帰りたいという気持ちを抱えたまま我慢している方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、世間的にもあまり積極的に帰省しないように呼びかけをしている中では、ご実家の家族からしても返ってくるということに不安を感じる可能性もあるので、今は我慢が必要なのかもしれませんね。
今日は、そろそろそんな時期が近付いてきたので、あらためて私自身が社会人になってから「墓参り」のために帰ることになった考え方のお話です。
それって意味があるの?
私は霊的なものを信じているわけでもないので、墓参りという行為そのものには、そこまで意味を感じていませんでした。
何かしらの行動を起こす時には、その行動による明確なメリットや、そこに必要となるコスト、生じるデメリットなどを無意識に考えてしまう性格なので、そんな私にとっての墓参りはナンセンスの塊。
そんなわけで、22歳で実家を離れる”まで”は墓参りをするのもめんどくさいと感じて、たまーにしか行かないという不届き者だったんです。
そんな私が、定期的に墓参りに行くようになったのは実家を離れてから。何かしらの帰る理由づけにしていたということもありますが、家族から離れることで、それまで考えたことも無かった両親や祖母の存在の大きさを感じたからというのが一番大きいと思います。
この頃から、両親と祖母の誕生日、父の日・母の日・敬老感謝の日には必ずプレゼントを用意して会いに行くようになったんです。
そして、健在である両親と祖母への感謝を伝えるだけでは足りないと、積極的に墓参りをして先祖に対しても感謝を伝えるようになった。
明確な意味がある”目に見える感謝”だけでなく、一見意味のないような”目に見えない感謝”の重要性に気づいた瞬間でした。
正の相関
さて、ここまでは私自身が両親への感謝を伝えるようになったきっかけであったり、墓参りに積極的に行くようになったきっかけについて書いてきました。
でね、ここ5年くらいの中で、数百人の経営者や大学教授などといった社会的に成功者と言われているような方と話をする中で、1つの共通点のようなものに気づいたんです。
それは、
”故人や祖先、神社仏閣などの目に見えないものへの感謝を大切にしている人が多い”ということ。
もちろん、こういった目に見えないものへの感謝に直接的な意味があるわけではありません。
なので、これをすれば物事がうまくいくというわけではないと思います。
ただ、そういう方が多いというのも事実。
つまり、直接的ではないにしろ正の相関がある。
実は、こういったモノやコトを大切にする方達は、自分自身のいる業界の先人たちや、その人が築いてきたものへの感謝も忘れない傾向があります。
つまり、自分を作ってくれた人、自分のいる業界を作ってくれた人を大切にしているということ。
自分のすぐ近くにいる人への感謝からスタートして、それを先祖、業界の先人へと広げていく。
この感謝の気持ちが、自分自身の驕りを抑え、人を育てているんじゃないかなと思っています。
私はまだまだですが、先人たちは本当に偉大です。こういった方への感謝の気持ちを胸に、少しでも近づけるようになっていきます。
ということで、まずは先祖に感謝する”墓参り”から。
行ける人も行けない人も、思いを馳せる時間を作ってみて下さい。
じゃ、またね!