経営相談食事会<430/1000>
【ラジオ体操732日目】
【ニコチンレス生活453日目】
こんにちは。
何でも自分でやった方が早いし、お金がかからないから良いと考えてきたけれど、時間を買うという感覚を身に付けないと近いうちにプライベートが無くなってしまうと感じているコマリストです。
今日は『自分でやり続けることは最大のコスト』というテーマで書いていきたいと思います。
個人で仕事をしている人は、営業から生産、提供、アフターフォローといった顧客接点はもちろん、事業の会計部分まで自分で対応しているという人が多い。
#結構大変
もちろん、売上が少ないうちは少しでも経費を削減して利益を残さないと生活が出来なくなるのでしょうがないかもしれません。
だけど、これが当たり前になりすぎて、いつまで経っても自分で対応し続けていると、自分の時間が無くなるだけでなく、お客さんにも迷惑をかけるようになっていきます。
新しいことに挑戦したいと口では言いながら、挑戦のための時間を捻出できない人の多くが、このパターンに陥っていたりする。
#時間がないから
#拡大できない
自分の時給をあらためて考えてみるとものすごい赤字になっているなんてことは珍しい話ではないんですよね。
#あなたの時給は
#いくらですか
今日は、寄せられた相談に答えながら、ブーメランで自分に返ってきた時間とお金のお話です。
お金は何とでもなることが多いけど、時間は絶対に有限なんですよね。。
忙しすぎる経営者
先週の金曜に、某団体の卒業生であるM先輩から食事のお誘いがありました。
M先輩は私が団体に所属していた時に本当に良くして頂いた方なので、お酒が全く飲めないし、女性のいるようなお店に行くことを拒否し続けている私でもM先輩の誘いは無下にできません。
#3回に1回は
#断るけど
私が、女性がいるようなお店が嫌いなことも、お酒が飲めないことも把握してくれているので、基本的にはお酒も飲めるけど料理が美味しいお店を予約してくれたり、二次会は静かな店を選んでくれるという優しい方です。
そんなM先輩と久々に食事は、自社の抱えている課題について真剣に相談されるという時間が8割という真面目な会となりました。
#楽しかったけど
M先輩はお兄さんが社長を務める会社の専務として、建築関連の会社を経営しています。
従業員規模は30名程度ながら、会社のある地域ではトップクラスの実績を持っています。
先代社長である現会長から事業を引き継いだのが3年前。それまでは、どちらかというと行政や公的機関からの土木案件の施工を請け負う”待ちの姿勢”で事業を運営してきました。
#地方の安定企業
経営者が変わってからは、自社の製品を持って事業を拡大していくということに力を入れていて、従来の待ちの姿勢と攻めの姿勢をバランスよくこなせる会社へ進化しようとしています。
ところが、3年経過した今でも課題は山積みで、やらなきゃいけないと分かっているのに出来ていないことをA4ノートに書きだしただけで1冊の半分が一瞬で埋まってしまうというレベル。
#このノート
#見てみたい
どうしたら改革を進められるのかということに頭を悩ませているということでした。
最も重大な問題は、お兄さんと専務(M先輩)の二人が通常業務で忙しすぎて、社員たちが出勤してくる前の朝5時~6時と社員たちが退社した後の20時~23時しか時間が取れないということ。
#これはきついよね
毎日4時間取れるならできそうなものですが、後半の3時間は1日必死に働いた後なので、集中力が切れていて思うように進められないとのことでした。
経営者が忙しいというのは当たり前のことではありますが、課題の解消に時間を使えない状態になっているのは本当にまずい。
#経営者が忙しいのは
#良いことです
ということで、少しだけ助言をさせて頂くことにしました。
覚悟を持って任せる
僭越ながら、私から助言をさせて頂いたことは大きく分類すると2つ。
1つ目は、思い切って新規事業の方をストップして、本業の仕組化を進めていくということ。
2つ目は、経営陣がいないと会社が回らないという思い込みを捨てて、覚悟を決めて1週間業務から離れてみること。
話を聞いていて最初に感じたのは、同時にいくつかのことをやりたがる傾向があるということ。
これは、M先輩の会社に限った話ではなく、コロにゃんが来て以降、本当にたくさんの会社が抱えている問題です。
『コロにゃんの影響で本業の収益が下がっているから、打開策として全く別の新しいことに挑戦したい。』
こんな相談は、ここ3年間で本当に多いものでした。
#多すぎた
#国が推進してたから
こういった相談に対して、私が毎回お伝えしているのは、
「厳しいかもしれませんが、業績の悪化はコロにゃんだけが原因ではありませんよ?本業の収益改善をしないまま新しいことに取り組めば、借入だけが増えて倒産リスクが上がる可能性が高いです」ということ。
#これが現実
外の環境変化に原因を押し付けて、本業の収益改善に取り組もうとしない企業は、新規事業を行っても結局同じことを繰り返します。
私は、本当の意味で優しい対応というのは、環境が変わっても柔軟に対応し、会社を存続させ続けられる仕組みを作れる会社を目指すことだと伝えてあげることだと考えています。
少し話が逸れましたが、M先輩の会社でもコロにゃんは関係ないものの、本業の仕組化が出来ていない段階で新しいことに挑戦しようとしすぎているので、一旦足を止めて本業の仕組化に注力した方が良いと伝えました。
#焦らないで
#時は必ず来る
2つ目の助言は、経営者あるあるですが、規模が小さい会社ほど経営者がたくさんのものを抱えすぎていて、”自分がいなくなったら会社はダメになる”と本気で考えていることに対する指摘です。
ハッキリ言って、経営者であろうと1人2人いなくなったところで会社は倒産したりしません。
#個人事業主は無理
#会社の生命力舐めんな
社員たちは普段の経営者の仕事をちゃんと見ています。
経営陣がどうしても現場から離れなければならない時が来ても、残っている人間で、何とかしようと努力するので、出来てしまうものなんです。
コマ
『「うちの社員には難しい」「俺がいないと回らなくなるに違いない」これらの言葉は、自社の社員を信頼できていないと言っているようなものなので、今後一切口にしないで下さい。社員を信じてみて下さい。』
この言葉を送ったところ、M先輩はハッとされていました。
#刺さったらしい
#いい顔してた
社員を信じて、任せてみる。
時間にお金を投資する。
簡単ではありませんが、組織が成長発展していくためには必ず必要な通過点だと思います。
自責の念を込めて、M先輩に送った言葉を自分の言葉としてここに残しておきます。
じゃ、またね~!