早く食べたい!

【ラジオ体操83日目】

こんばんは。
初めて利用する飲食店では、店員さんの動きや対応、清掃が行き届いているかなど、料理以外のものが気になってしまうコマリストです。


今日は『リピートしたいお店』をテーマに書いていきたいと思います。


皆さん、行きつけのお店はありますか?


私は飲食店が大好きで、新しいお店をどんどん開拓していくことが習慣になっています。


そんな中でも、本当に気に入ったお店というのがいくつかあって、そういうお店については積極的に人に紹介しています。


ただ、紹介の仕方が”〇〇ってお店は、料理だけじゃなくてサービスも最高だから!”と、ハードルをかなり上げて紹介するので、紹介された人の満足度については期待できないかもです笑
#期待値はあげすぎないことが大事


新しいお店を開拓している時は、心がワクワクするし、良い出会いになるといいなと、テンションを上げて向かいます。


良いお店の基準は人それぞれあると思いますが、人に勧めたいと思えるかが私の1つの基準なんだと思います。


コロナ禍になって、新しいお店にあまり行けていないストレスを解消するためにも、良いお店を思い出しながら、リピートしたいお店の良いところを書いておこうと思います。

最高のお店

私は、初めて利用したお店で、いきなりファンになることがほとんどありません。


圧倒的に美味しかったとしても、他の要素でマイナスがあったりすると、二度と行かないなんてこともあるくらいなんです。


そんな性悪な私が、今あるお気に入りのお店の中で、唯一初めて利用したその日に、”誰かにおススメしたい!””絶対リピートしたい!”と思ったお店があるんです。


そのお店の存在は、割と昔から知っていて、美味しいから一度食べに行ってみてほしいとおススメされていました。


ただ、商品が『うどん・そば』のお店だったので、個人的にはお金を支払ってまで食べたいものじゃないと思っていたせいで、なかなか足を運ぶ機会がありませんでした。


ということで、初めての利用は”何が食べたい?”と聞かれた時に、「何でもいい」と答えとしては一番最低な回答をした際に、たまたま連れていかれたのがきっかけでした。


さて、お店についてみると11時30分と、お昼の早い時間にも関わらず、すでに行列ができていて、20分ほど待ってからお店の中に案内されました。


待ち時間の間に、メニューを手渡されて先に決めておくシステムだったと思いますが、よくあることなのでこのあたりはスルーです。


で、2階の和室に案内されたのですが、靴を脱いで和室に上がると、すでに食器が用意されており、着座します。


その後の飲食については、特に変わりなく。味については、最高に美味しかったです。うどんがあまり好きではない私が、めちゃめちゃ美味しいと感じたくらいなので、かなり美味しいんだと思います。


と、ここで終わっていたら、普通のお店ですよね。この後に起こる3つの出来事が、一気に私の心を掴んだのです。

3つの出来事

私の心を掴んだ3つの出来事とは何だったのか。


まず、一つ目の出来事は2つ離れた席の準備をしている光景でした。店員でない私から見ても、おそらく今から入店されるお客様が大人2人、女のお子さん1人の3名で利用される方なんだということが分かったのです。


店員さんは、お客様が2階に上がるまでの短い時間で、大人2名分の食器を用意し、女のお子様用の食器を並べます。そして、案内役の店員が靴を脱ぐところで対応している時点では、準備が完璧に終わっていました。


席に向かうお子様の年齢を見てなのか、別の店員さんが、子供用の椅子を案内役にスッと手渡し、着座の前にお客様に確認をしていました。
#完璧すぎる連携
#2階に上がった時点で席が分かる


そして、2つ目の出来事は、トイレに行こうと私が席を立った時でした。


下駄箱が無いお店だったので、お客様が脱いだ靴を店員さんが並べるのですが、何しろ行列ができるお店です。靴の量がなかなかに多いんです。


けれど、なぜか私の靴だけは、まとまった靴から少しだけ目立つ位置に移動されていて、履きやすい状態で用意されていたんです。


靴を履いた私に、店員さんは一言『お手洗いはコチラです』とだけ声をかけてくれました。


不思議に思った私は、自席に戻った後に見ていたんですが、他のお客さんが立ち上がると、すかさず該当の靴を履きやすい位置に移動していたんです。そのサービスもさることながら、お客さん一人ひとりの靴を覚えている観察眼は見事でした。


そして、3つ目。
これは、店員さん同士のやり取りでした。新人の店員さんがミスをしたようで、少しお客さんに迷惑をかけたみたいなんです。


そのお客さんがいなくなったところに、女将さんらしき人物が歩み寄ります。私は、”あ~怒られるんだろうな”と思って、聞き耳を立てていると、確かに「指導」はしていました。


けれど、めちゃめちゃ忙しい状況の中、声を荒げることもなく、ミスを責めることもなく、正しい所作だけをサラッと伝え、あまつさえ新人さんを励ましていたんです。


そのあと、新人の店員さんが笑顔で、女将さんに会釈をしている姿を見て、キュンとしました。
#おかみさんに対してです


お客さんがいる前で、先輩店員がミスを叱っているシーン。たまに見かけませんか?あれ、本当に最悪です。


あれを見ると、飯がまずくなるので、言い回しが酷い時なんかは、気分が悪いので帰ることもあります。
#先輩店員が悪い
#本人は十分反省してる


また、あのシーンを見せられるのかと思っていた私は、完全に取り込まれました。このお店は、お客様はもちろん従業員に対しても非の打ち所がない。もちろん味も最高なので、間違いなくお勧めしたいお店だな!と。

まとめ

今日は『リピートしたいお店』というテーマで、飲食店の開拓が好きなのに、評価してしまう癖がある私が、初利用で完璧にファンになってしまったお店での出来事を書いてきました。


飲食店では、味が美味しければお客さんは来るという神話を未だに信じている人も少なくないと思います。


けれど、特にこのコロナ禍で自宅飯が増えたことで、簡単に作れるレトルトの味が最高に進化しているということに気づいた人って多いと思うんです。


となると、このレトルト料理よりも少し美味しいだけでは、お客さんは来ないですよね。だって、価格が3~5倍は違うんだから。


つまり、これから先は味が美味しいというのは”最低限”でしかなく、いかにして一度利用してくれたお客さんをファンにすることができるのか?ということが重要です。


お客さんが、店に到着してから支払いを終えて帰るところまで、心を動かすことができるチャンスはたくさんあると思います。


料理+αのどんな価値を提供するのか。飲食関係者の方が読んでいたら、考えてみてほしいですし、私自身は自分のお薦めのお店レパートリーのために研究を重ねます。
#だから性格が悪い
#仕事にも生かしていくはず


自分自身が感動するようなお店を誰かにおススメして、結果的にはお店からも紹介した相手からも感謝されるので、最高ですよね。


人に薦めたいと思えるお店の基準。皆さんも独自のものがあったら、是非教えてほしいです。

じゃ、またね!



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