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大好きなおばぁちゃんへ〈65/1000〉

【ラジオ体操370日目】
『ニコチンレス生活91日目』

こんばんは。
幼少期から両親が共働きで自宅にほとんど居なかったので、自然とおばぁちゃん子として育ったコマリストです。


今日は『10年前の後悔。今できること』というテーマで書いていきたいと思います。


2週間前、私の祖母が心不全で入院することになりました。


私の祖母は御歳87歳ですが、芯が強くてとても素敵な女性です。


私は幼少期から、本当に沢山世話をしてもらったということもあって、生粋のおばぁちゃん子。
#戦争の話も沢山聞いた


そんな祖母が入院すると聞いて、すぐに病院に行きたかったのですが、例の感染症のせいで面会はNG。


そして今日、母親にどんな状態なのか聞いて、何だかとても寂しい気持ちになりました。


今日は、祖母が衰弱するきっかけとなった10年前の出来事とその後の変化から何を学んだのかについてのお話です。


いつまでもいてくれる訳では無いということを実感して、ソワソワしている今日の気持ちを残しておきます。

最強のおばあちゃん

さて、まずは私が尊敬する祖母がどんな人なのかという話です。


祖母が生まれたのは昭和10年(1935年)の今日。
#87歳おめでとう


第二次世界大戦の終戦が1945年8月なので、当時は戦争真っ只中という時代です。


小学校のグラウンドで芋を育て、竹槍を持って戦闘訓練をしていたというクレイジーな小学生時代の話を聞くのは大好きでした。


そんな祖母は20歳でお見合い結婚して、私の父と叔母の二人の子供に恵まれます。


結婚した相手は下戸の私からは考えられないほどの酒好きで、超が付くほどの亭主関白だったと聞いています。


毎日、仕事から帰ってくるのを家族全員で正座で出迎えなければ殴られたというので、相当なものだったと思います。


そんな祖父は、38歳という若さで他界し、当時33歳の祖母と、14歳の長男、12歳の長女の3人だけが残されました。


その時の1度だけ、祖母は泣いたと聞いています。


そして、
『もう二度と泣かない。私がこの子達を育て上げる!』


こう決心して、女手一つで2人を立派に育てあげ、その後孫としてコマリストが誕生することになる。


で、共働きの両親を助けるため、私を含めて3人の孫を育て上げた(笑)


こんな芯が強くて、カッコよすぎる私のおばぁちゃん。


本当に大好きで、心から尊敬しています。

10年前の事故と後悔

最強のおばぁちゃんを知って頂いたところで、私の後悔についても書いておきます。


今から約10年前の夏。


喜寿を迎えても、精力的に家事をこなし、畑仕事に精を出し、趣味の編物に大正琴、地域の高齢者のコミュニティ活動まで積極的にこなすスーパーおばぁちゃん。


毎年のことながら、「老人クラブ」なる地域のコミュニティでの2泊3日の旅行に出かけました。


この旅行で、あんなことになるとは・・。


3日後、帰宅するはずの祖母は自宅に帰ってきませんでした。


2日目の夜、トイレに行こうと立ち上がった祖母は友人達を起こさないようにと、電気をつけずに歩き始めたそうです。


そして、暗がりで1m程の段差から転落。腰を強打して腰骨粉砕骨折した祖母は、そのまま病院で手術を受けることになりました。


数本のボルトを入れる大手術。
無事に手術を終えて自宅に帰ってきた祖母でしたが、急に元気が無くなったように感じました。


この事故をきっかけに、自転車にも乗れなくなった祖母は、畑仕事も家事も、大正琴も奪われて、引きこもりがちになってしまいました。


それでも、根気強く誘ってくれた友人のおかげで、週に何度かは出かけるようにまで復活しました。


けれど、その5年後。
再び段差で転んだ祖母は、太腿の骨を折ってしまいます。


再度の骨折に酷く落ち込み、また引きこもりに戻った祖母を、可哀想だなとどこか他人事のように見ていた私。
#後悔しかない


どんどん衰弱し、明らかに元気が無くなっていた大好きなおばぁちゃん。


それからまた5年。
今度は、心不全で入院しました。


あんなに元気だったのが嘘みたいに痩せて、心臓と腎臓に大きな疾患を抱えてしまったおばぁちゃん。


外に出かけられず、人とのコミニュケーションが極端に減ったことで、急激に進んでしまった認知症も抱えています。


すぐにでも話をしに行きたいのに、糞コロナに邪魔されて、面会が出来ないので退院を待つしかない。


けれど、一日の中で何度も意識が飛んでしまうみたいで、いつ頃退院出来るか分かりません。


もしかしたら退院してきたおばぁちゃんは、コマリストのことを忘れてしまっているかもしれない。


10年前の事故の日から、今日までの間に、私ができることはもっとあった。


まだ、亡くなったわけでも、私のことを忘れることが確定したわけでも無いので、今からでも遅くはありません。


おばぁちゃんが退院してきたら、私に何が出来るのか。


たくさん考えて、全て実行します。


あの時、あれができていたら良かった。そんな後悔がある方や、こんなことをしたのが良かった。という経験のある皆さん。


10年間に後悔しかしていないダメな私に、何でもいいのでアドバイスを頂けたら泣いて喜びます。


よろしくお願いしますm(_ _)m

じゃ。またね!

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