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目標の先に目的はあるか<326/1000>

【ラジオ体操628日目】
『ニコチンレス生活349日目』

こんばんは。
朝からショッキングな情報を耳にしてしまったので、1日かけて悩んでみたけれど何一つ答えを見つけられず、自分の非力さを嘆いているコマリストです。


今日は『働き方改革って何だったのか』というテーマで書いていきたいと思います。


働き方改革


何年も前から政府主導で推し進められてきた肝いり政策で、長時間労働の是正やリモートワーク等の新たな働き方の推進、有給取得率向上等の労働環境改善が実施されました。


特に法的に有給休暇の取得について規制が開始されたのが2018年4月から(中小企業は2019年4月)であり、大小問わず全ての企業が対応を求められることになりました。


あれから4年。
どうやら企業の労働時間について、統計の結果が発表されたみたいです。
#厚労省から


果たして労働時間はどうなっているのか、目的とされていた労働者のエンゲージメントやウェルネス度はどうなっているのか。


今日は、目的達成のために仮説を立てて検証するのは良いけれど、仮説が間違っていた時の対応はしっかりしないとヤバいことになるというお話です。


果たして労働時間と生産性とウェルネス度に相関関係はあったんでしょうか。

衝撃の結果

さて、働き方改革法が適用されてから丸4年が経過した今、どんな数字が見えてきているのか。


私が今朝、衝撃を受けて一日中考えさせられることになったのは、毎朝聞いている鴨頭嘉人さんのVOICYからの情報でした。
#みなさん聞いてね
#めちゃめちゃ良いから


統計は、恐らく大企業を中心に取られているという前置きの上で、伝えられたのはどれくらいの成果が出ているのかということ。


この4年間で、日本人の総労働時間は1人当たり平均で約100時間削減されたそうです。
#減りすぎ
#ニートが増えたのか


これ、凄くないですか?


この水準は、アメリカ人よりも労働時間が短く、世界的に短時間労働だと言われるフランスよりも短いらしい。


もちろん、大企業で働く人よりも中小企業で働く人の方が多いので、正確な削減時間では無いと思う。


とはいえ、大企業で働く人の人口は、日本全体の3割強なので、少なくとも70時間くらいは削減されたことになると思います。


この結果だけを見れば、この政策最高にハマってんじゃん!
#そう見える
#チャラいけど


と、感じてしまいそうなものです。


ですが、問題はここから。
日本人の生産性が低い原因として、「働きがい」を感じる人が少ないということが仮説として掲げられた当初。


この仮説に基づいて、労働者が働きがいを感じるために何が必要なのかという議論がされました。


そして、導き出されたのが『労働時間が長すぎる!』という問題。


確かに当時から、日本人と韓国人は働きすぎだという話をよく耳にしていました。


この問題を解消すれば、働きがいを感じる社員が増えて、仕事に対するモチベーションがあがり、高い成果をあげ始める。


こんな仮説に基づいて、議論が進められた結果、働き方改革法案がまとめられ、全国の企業が対応を求められることになりました。


で、労働時間は大きく削減できたという結果が得られた今、仮説の通りだとすれば「働きがい」を感じる人が増えているはずです。

目標の先に

もったいぶっても仕方ないので、結論をお伝えします。


職場に『働きがい』を感じるか?


この質問に対してアンケートを集計した結果、56%の方が感じると答えたそうです。


これが高いか低いかは置いておくとして、先進国に同じアンケートを取った結果の平均値は66%だそうです。


つまり、世界の標準と比較して10ポイントも低いのが今の日本。


そして、先進国23ヵ国で実施されているこの調査の結果は6年連続で日本が最下位だそうです。


つまり、労働時間を減らすという目標は達成されたけれど、本来の目的である社員のエンゲージメントを高めることは完全に未達状態だということ。


これ、目標達成の先に目的がなかった可能性があるということになります。


個人の挑戦なら、『1つの仮説が検証された』で終わるので、すぐ次のことに挑戦すれば良いだけの話です。


けどね、働き方改革は法律まで変えて全国の大小全ての企業に対応を求めたわけです。


今回の結果を国がどう報告して、どんな対応をしていくのか気になるところです。
#当然
#全ての企業に伝えるよね


もしも、1部のアンテナの高い人達だけ得られる情報としてしか発信していないとしたら、ある意味、国を上げての詐欺だと言われても仕方がない。
#言い過ぎ
#言葉のチョイス


国レベルで仮説の検証はちょっとやりすぎたんじゃないかと思います。


長時間労働は昭和の働き方みたいなことを言う人が増えてしまいましたが、これは国の責任だと思っています。


実際には、高い成果をあげている人の多くが、長時間労働を経験してきているし、休みの日でも会社に何かあれば飛んでくるような人ばかりです。
#これが昭和か
#カッコイイのに


そもそも、労働時間を減らして同じ成果を上げろ!なんてのは酷な話で、とても優しくない世界になったと思っています。
#公平ではあるけど
#平等では無い


時間をかければ最高の品質に高められるものでも時間が足りないから諦めるしかない。


時間が足りないから高い成果をあげられるのは、元々能力の高い人だけになっていく。


結果、努力する人の数が減っていくような気がします。


こんなことしてたら、日本はもっともっと酷い国になってしまう。


『働きがい』を高めるために、次に日本がどんな改善に取り組むのか、かなり興味があります。


今回の失態をどう報告するのか、すごく興味があります。


私が政治家ならどう考えるだろうかと1日考えた結果、何一つまともな答えは見つかりませんでした
#政治家
#向いてない


その内、良いアイデアが出るかもしれないので、温めておく目的も込めて今日のnoteを残しておきます。


皆さんはどう考えますか?

じゃ、またね〜!

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