貴重な存在を活かせ!!<615/1000>
【ラジオ体操916日目】
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【ボイストレーニング20日目】
こんばんは。
木を見て森を見ていない人が多い組織においては、森を見ながら話をすることができる人の存在は非常にありがたいはずなのに、正しく評価されないので組織から離れていってしまうという現実を受け入れたくないコマリストです。
組織で発生している問題は、当事者からすると目の前の火事なのですぐにでも消したいと思うものです。
ところが、火消しに追われている本人の視野が極端に狭くなっているので、火を消しても何も解決していないことが多い。
これは、多くの組織において、何かしらの問題が発生した時に『再発防止対策』の一環として、最初に犯人探しが行われ、さらし者にされることが原因です。
そもそもミスをしたり、問題を起こしていることに本人が後悔し、反省している状態なのに追い打ちをかけるような対応は本当に良くない。
本来、再発防止のために行われるべきなのは、犯人を特定することではなく原因の把握と仕組み作りです。
とはいえ、「犯人」に事実確認をしなければ本質的な原因が分からないので、結局は犯人を把握することは必要になります。
重要なのはここから。
犯人を特定してからは、犯人をさらし者にして他の社員の抑止力にするのではなく、再発防止策を検討する主要メンバーとして迎え入れる。
こうすることで、本人は自分自身のどこに問題があったのかを冷静に判断することができるので、責められなくとも十分に反省することが出来る。
さらに、再発防止策検討の主要メンバーに任命することで、組織に必要とされていると感じることが出来る。
その結果、本当に価値のある再発防止策を生み出すことが出来る人材へと成長するチャンスを得られます。
ここまでの話は、色んな会社で発生している問題対応の過ちでした。
今日の本題はここからです。
大きなミスが発生した時はもちろん、会社や部署の未来を検討している時。
視野が狭くなっている当事者達を諭し、会社全体や業界全体、社会全体を見据えた対策や方針を伝えることが出来る優秀な人材が現れることがあります。
この人材は、日常的に組織全体を俯瞰して見ていることはもちろんですが、多くの場合が他の社員と同じく、局所的な視点も持ち合わせています。
なので、当事者達に混ざって話をしていると、他の社員達と同じなのかと勘違いされて、気付かれずに埋もれてしまうことがある。
#本人は気づかれたくない
#目立ちたくない
埋もれてしまうのは、もったいない事ですが、人財を正しく評価できない組織なんだからしょうがない。
#組織的課題
#のびしろ
私が問題だと思うのは、この優秀な人材が、他の社員に混ざって話している時に、全体を俯瞰した意見や発言を発信して「変態扱い」を受けること。
これ、実はかなり多いケースで、目先の問題に集中すべきだという集団バイアスが働いている中では、俯瞰した視点(全体最適)を持ち出す人物を敵だと見なしてしまう。
本人は良かれと思って発言しているし、組織にとっては、むしろ好意的な意見なはずなのに、「おかしい人」扱いされて社内評価が下がることになります。
こうなると、せっかくの優秀な人材は、他の社員が持ち合わせていない優秀な部分を無くすか、会社を去ってしまう。
中小企業を含む少人数組織においては、案外こういう優秀な人材1人の存在感が大きくて、簡単に弱体化してしまうものです。
これからは、時間をかけて組織風土の健全化に取り組むことはもちろん必要ですが、個人の特性や能力がもっと評価されないと厳しい。
会社の中で変態扱いされて、自分を押し殺しているそこのあなた!
そろそろ、本領発揮してみませんか?
じゃ、またね〜!