選ばれ続ける生存戦略<467/1000>
【ラジオ体操769日目】
【ニコチンレス生活490日目】
こんにちは。
何かの分野に特化したすごい人よりも、普通なんだけど非の打ち所がない人の方が、結果的には長く選ばれ続けているんじゃないかということに気づいてしまったコマリストです。
今日は『何者かになるよりも隣人であれ』というテーマで書いていきたいと思います。
10秒以内に、3年以上付き合いのある友人やパートナーの名前を3人挙げて下さい。
今、思い浮かべた人について、次の質問に答えてみて下さい。
今思い浮かべた3人の『好きなところ』を5つ挙げて下さい。
・・・
どうでしょう?
すぐに5つの好きなところが思い浮かぶでしょうか?
実は、この質問をされた時、私は全く思い浮かびませんでした笑
もちろん、「面白い」とか「明るい」とか「話しやすい」みたいな誰にでもあてはまりそうなものは出てくるのですが、”この人ならでは”みたいなものって出てこないんですよね。。
#私だけかな
#お仲間多いはず
私が思い浮かべたのは20年以上の付き合いがある友人だったりするのに、どうしてそんなことも思い浮かばないのか・・。
今日は、選ばれる理由と選ばれ続ける理由は似ているようで全く違うモノなんじゃないかというお話です。
なにも思い浮かばなかったことを正当化したいわけじゃないんだからね笑
生き残るために
自社が選ばれるために、他社とは違う特徴を明確にしてPRしなさい。
これは、ビジネスの世界でよく聞く「差別化」を推奨する言葉です。
確かに、これから市場に参入しようという会社や、知名度が低く、お客さんに見つけてほしいという会社にとっては非常に有効な戦術だし、ほぼ全ての会社が取り組んでいると言っても過言ではありません。
○○と言えば××のように、完璧にブランディングに成功している商品や会社もたくさん存在するので、これが唯一の正解であるかのように考えている人も少なくない。
#イケメンと言えばコマリスト
#言われたいけどイタイ
ここで、少し視点を変えてみたい。
ビジネスの世界で生き残ることが出来るのは次のどちらか?
❶新規顧客を集め続けることが出来る会社
❷コアなファンに愛され続ける会社
どちらも大切な視点ですが、”生き残る”という意味で考えた時、この答えは、❷になります。
新規の顧客を集め続けることが出来れば、生き残れるような気もしますが、その点について少しだけ説明します。
新規の顧客というのは、目にしている媒体も興味関心も、時代の流れや社会・技術の情勢によって変化していきます。
常に新規の顧客を集め続けるということは、この変化するニーズを捉えて販売戦略を変化させ続けるということです。
#次々変わるのに
#しんどいよね
一言で言えば、お金がかかる。
これは、蛇口をめいいっぱい捻っているけれど、蓋が空いたままのお風呂みたいな状態になっているということなので、いつまで経ってもお湯は溜まっていきません。
#たまにやっちゃう
#裸でドアを開けたら湯舟が溜まってないやつ
少なくとも国内市場だけを見れば、お湯を増やしてくれる新規顧客は人口減少という大きな流れの中で減り続けています。
#最近の減少幅
#すごいよね
いつかは、排水溝から出ていくお湯の量の方が多くなって、お風呂のお湯は無くなってしまう。
お湯が無くなったその時、ビジネスは終わりを迎えます。
ということで、必要なのは一度入ってきたお湯が、お風呂の中に留まり続けることであり、それはコアなファンに愛され続けることだと言えます。
では、愛され続けるために必要な要素は「差別化」なのか?
愛され続ける戦略
ここで冒頭の質問を思い出してほしい。
長年付き合っている友人の好きなところって、すぐには出てこなかった人が多いですよね。
その友人と仲良くなった時、きっと他の人とは違う何かがあって、それがきっかけとなって友人関係がスタートしています。
#きっかけにはなる
だけど、その”何か”が他人より優れているから友人になったとしたら・・?
同じ分野で、その相手よりも優れたものを持っている人は、ごまんと存在しています。
学校という狭い世界から外に出て、社会人になれば、世界は一気に広がって、もっとすごい”何か”を持っている人に出会うことも多い。
それでも、友人関係が切れることなく、長く続いているのは、友人関係を築いた後は”優れている何か”の存在など関係なくなっているから。
#そうでない場合
#関係は終わってる
うまく言葉に出来ないのがもどかしいですが、「普通」であることが一番重要な要素になっていると思うんです。
何かの分野において、圧倒的に優れた相手って、一時的に同じ空間にいて刺激をもらう分にはいいけれど、ずっと一緒にいるとストレスを感じたり、疲れを感じたりしますよね。
#こういう人は
#友達が少ない
つまり、長く愛され続けるって、ストレスや疲れを感じさせない=相手にとっての普通であり続けることが重要になるということ。
これ、ビジネスで言えば、新しい顧客を求めて「差別化、差別化」と次々に”違い”を作って展開する前に、今いるお客さんにもっと向き合って、大切にした方が良い。
新規開拓率よりもリピート率を高めるための施策に力を入れた方が良い。
スタート段階で、これをやるのは難しいので、一定数のお客さんが付いてからのことではありますが、いつまでも”差別化”に力を入れすぎると、今いるお客さんに見離されてしまうことになるから要注意です。
恋愛でも同じで、イケメンだから選ばれたという場合、年齢を重ねる以上は、イケメンであり続けるなんて不可能で、それよりも選んでくれた相手にとって居心地の良い存在であることの方が重要ですよね♪
#キムタクみたいな
#化け物もいるけど
すごい人であり続けるよりも、普通を磨く。
差別化に疲れたら、思い出してもらえるといいかなと思います。
じゃ、またね~!