家畜カップル~K国人様とチョッパリつがい奴隷 最終日
旅行最後の日がやってきた。
優太と葵が目を覚ました時、二人は全裸で床に横たわったままであった。イジュンとソアの姿はベッドには無く、シーツの上には体液の染みと使用済みのコンドームが散乱している。
「…………」
二人は互いに顔を合わせ、そのまま立ち上がると、フラフラした足取りでシャワー室まで向かっていく。
疲労のせいか頭は霞がかかったような感覚であり、お互いが全裸であることも気にならない。いやむしろ家畜である自分たちは全裸であるのが普通であり、恥ずかしがることなど無いのではないか。そんな思いすら、今の優太と葵には湧いてくるのであった。
「……今日で終わりだね」
シャワーを浴びながら葵が言った。
そしてその言葉の意味を優太もすぐに理解した。
三泊四日の旅行が終わる。
それは今の自分たちがイジュンとソアから開放されるということである。
そもそも事の切っ掛けは、優太と葵がイジュン達の情事を盗み見て自慰をしていたことが発覚したためだ。その事にK国人カップルは怒り、その赦しを乞うべく優太と葵は彼らの命令に従っていたのだ。
旅行の終わりまで指示に従えば、また元の関係に戻れる。良き友人同士に戻るために、優太と葵は耐えてきたはずだった。
しかし今の葵の顔に浮かぶ感情は哀しみ。あと少し我慢すれば、惨めな現状から開放される。それは喜ばしい事であるはずなのに、葵の顔は曇っているのだ。
「…………」
優太は無言で身体を洗い続けた。葵の胸中は察していた。自分と恐らく同じ気持ちであろう。
終わってほしくないのだ。
今の支配者と奴隷の関係が。
だがそれを口にする勇気は、今の優太には無かったのだった。
「よく頑張ったね、2匹とも」
朝のリビング。
いつものように全裸で土下座した優太の後頭部をイジュンが足で撫でた。
本来なら屈辱的に感じる行為であるが、今の優太にとっては全身が痺れるほどの快感になるのである。
例え同性でも相手は偉大なるK国人様。
そんな方の足で踏みつけられることはチョッパリにとっては最大の栄誉。
心の底からそう思えるほどに優太は調教されていたのだ。
隣からは葵の感極まったような吐息が聞こえてくる。彼女もまた、ソアに足で頭を撫でられているのである。
「約束通り、今日で開放してあげる。また今までみたいに友達に戻れるわね」
しかしソアの放った一言に優太と葵は、息を呑んで顔を曇らせた。
これまで二人が恥辱に耐えてきたのは、イジュン達と元の関係に戻るためであった。二人の情事を盗み見し、自慰行為をしていた自分達の贖罪のためでもあった。
優太と葵、イジュンとソアは友人。そのはずだった。
しかしここ数日間の調教によって、既に優太と葵の考えは変わっていたのである。
自分たちはチョッパリ。K国人様の奴隷。
それが正しい関係であり、優太と葵はこれからもイジュンとソアに支配されたいと心から願っていたのであった。
「おや、どうしたんだい? 何だかテンションが低いね」
そんな二人の心を見透かすように、イジュンが言った。
「何か言いたいことがあるなら言っても構わないわよ。これまでの頑張りに免じて、聞いてあげる」
ソアの言葉には深い慈悲がこもっているように聞こえた。
恐らくK国人カップルは、チョッパリ二匹の心根を理解しているのだろう。
その超越さに優太と葵はゾクゾクとした感覚を感じ、鼓動が早まっていくのである。
「…………」
ふと視線を感じた優太は頭を下げながら横目でその方角を確認した。
すると葵が不安そうな顔でこちらを伺っている事に気が付いたのだ。
葵は迷っているのだ。
K国人に隷属する歓びを知り、その身を捧げようと考えても僅かに残った理性がそれを妨害する。
これからの暮らしや将来を思い、踏み出せずにいる。そんな様子だった。
「…………」
そんな恋人に向かって、優太は静かに頷いた。
同じ思いを持つ者として、背中を押さなければ。そう決意した優太は、葵にそれを無言で伝えたのである。
葵が息を呑むのを感じた。どうやら思いは伝わったらしい。
もしこれが一人だったら優太も悩んだかもしれない。
だが自分には葵がいる。
葵にと一緒なら自分が望む快楽の沼へと沈んでいける。そう確信したのであった。
「イジュン様……ソア様……ど、どうか僕達をこれからもお二人の奴隷としてお傍に置いてください……」
優太は心の底から湧き出た感情を言葉に落とし込んで、口に出していく。
自分の本心をK国人様にお伝えするためだ。
額を床に擦りつけ、最上級の敬意を払って言葉を紡いでいく。
「大K民国とK国人様を崇拝し、永遠の忠誠を誓います……どうか、イジュン様とソア様の奴隷としてこのチョッパリ二匹をお使いください、テーハミングマンセー」
「テーハミングマンセー……」
優太の言葉と共に葵も同じように懇願した。
チョッパリカップルの無条件降伏宣言。それを聞いたK国人カップルは暫し、沈黙する。
張り詰めた空気に優太と葵が身もはち切れそうな気持ちに陥り始めた時だった。
「……顔を上げていいよ」
イジュンのお言葉が聞こえ、二人が顔を上げた瞬間だった。
――じょろろろろろ……
イジュンが優太に、ソアが葵にそれぞれ放尿を開始したのである。
降り注ぐ黄金の滝はチョッパリにとっては正に恵みの雨と同じだった。
暖かな感触と独特の硫黄臭に包まれながら、チョッパリ二匹はその恩恵を一身に浴びていく。
「そこまで言うなら僕達の奴隷にしてあげるよ。感謝することだね」
「人間に戻れる最後のチャンスを棒に振ったのだから本当にチョッパリって馬鹿ね。まあ、家畜だし仕方ないんでしょうけど」
必死に自分たちの汚物を浴びる優太と葵を、イジュンとソアは思いっきり嘲笑する。
だがその蔑みこそチョッパリにとっては救いとなる。
それが生まれながらの支配民族と、家畜民族の正しい姿であった。
この後、二人はK君人様の聖水を堪能するとお互いが口で性器を掃除する。
優太も葵も同性の局部を口に含んだことになるが、そこに嫌悪感は無かった。
何故なら相手は自分たちにとって神である存在。性別などすでに超越してしまっているからだ。
「これから君たちは僕達は勿論、全K国人に忠誠を誓うんだよ。いいね?」
「まあ旅行が終わってからもじっくりと調教してあげるから、覚悟する事ね」
「ああ……ありがとうございます……」
「て、てーはみんぐまんせー……」
床に零れて混ざり合った小便を舌で舐めながら、優太と葵は感謝の言葉を述べていく。
地べたに這いつくばって排泄物を啜る二人の姿を見て、彼らを人間だと思う者などどこにもいないだろう。
勿論、優太と葵はも自分たちが人間であるという自覚は既に無い。
K国人様に使われる家畜、チョッパリ。
日本人の本来の姿に目覚めた二人は、その事に喜びを覚えながら、必死に小便を舐めていくのであった……
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