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LUUPで死にそうになった話

年の瀬のある日、都内のクラブイベントに行ってきた。
クラブは、夜〜朝までが常だが、自分にそんな体力は無いので終電までには帰る。
しかし、このときは遅い時間のstartだったので終電までの時間もない。
どうするかと言えばLUUPだ。
今年の5月にこのパタンにして、タクシー代の10分1で済んだので味をしめた。

さて、その日はとても寒い日だった。
にもかかわらず、荷物になるのが嫌なので極めて薄着で来ていた。
なので、LUUPのポートに着くまでに既に寒い。
走り出せば、風はびゅーびゅー素肌を通り抜けるので更に寒い。
「こんなんで辿り着けるのか?」
一応手袋は持ってきたが、機能するのは少しの間で、すぐに手が悴んできた。
一時の辛抱、一時の辛抱・・・
と耐えていたが、次第にアクセルをpushしている親指の感覚もなくなってきた。

さすがに、家まであと6,7分ぐらいのところで限界に達し、コンビニに駆け込んでホッカイロを購入。
コンビニの中で開封し、温まるのを待ってから手袋の中に入れた。
やばいのは指先だが、手のひらを温めるだけで少し回復する。

最後の5分。
寒さで膝がガクガクしてきた。
「寒すぎるとこうなるのか。もしかして初体験?」
などと考えながらやっと返却ポートに到着。
そこから家まで、体が悴むというかなんというかうまく歩けない。
「完全な老人になったらこんな感じ?」

と学びの多い体験であった。

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