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表現を意識すれば写真が変わる
サラリーマンをしながらカメラマンをしている まさです。
今回は写真を”表現する”ことの大切さについて書きます。
旅行に行ったとき、記念すべき行事、お祝い事のときなど、写真を撮る場面はたくさんあります。カメラを使えば手軽に思い出を残すことができる
シャッターを切る前に意識してみる
写真を撮るときにがむしゃらにシャッターを押してみることもいいと思います。僕もそんなときもあります。
でも、シャッターを切る前に少し考えてほしいんです。
「自分が表現したいものはなんだっけ…」
自分が表現したいものを意識して撮影した写真は、自分の考え・想い・こだわりが込められています。
「そんな細かいところまでこだわる必要があるのかな…?」
細かい部分まで意識した撮影していくことで、表現力は磨かれていくのだと思います。
例えば、ある1枚の絵画があって、その絵画には雨の風景が描かれているとします。
細かいところに意識が行き届かなければ、"ただ雨が降っているだけの絵"として終わってしまうかもしれません。
でも細かい部分に意識が向く場合は、
"この絵の雨は斜めに降り注いでいるから、比較的勢いの強い雨なのかもしれない"というように、豊かな解釈をすることができると思うんです。
ディテールを突き詰めること
先日「デザインノート」という雑誌を読んだのですが、グラフィックデザイナーの吉田ユニさんの特集が組まれており、インタビューの中で印象に残った文章を掲載しました。
吉田ユニさんはインタビューの中で、
「ディテールを突き詰めることが何よりも重要だった」
と答えている部分があるのですが、
この文章は今の自分に対してとても響いています。
絵でも写真でも、人が作り出したあらゆるものには全て意味があります。
その1つ1つの意味を自分の中で解釈し理解しようとすることで、
表現をするとき役に立つ場面が格段に増えると思います。
見ようといる意思がなければずっと認識できないままですが、
見ようという意思があれば今まで自分が見ることのできなかった世界を
見ることができるようになると思っています。
ファインダー越しの世界は現実とは似て非なるもの
カメラのファインダー越しに見える世界は、あなたが想い描く世界にできます。自分が想う世界を作り上げることができます。
同じ被写体を目の前にしたとしても、僕とあなたでは異なる写真に仕上がると思います。
つまり自分が見えている世界を目に見える形でアウトプットすることは、自分だけの表現を作り上げることです。
自分が見えている世界 = 自分だけの表現
表現もほかの事柄と同じように、何度も繰り返し試行錯誤していく中で幅を広げていくことができると思います。
自分の思うがままに作っていくこと
まずは自分で考えることが大切です。
「僕は〇〇をこう表現したくて、こういう構図にしました!」
何となくではなく、意図して作ってみるという経験をしてほしいと思います。
人は今まで得た経験や知識をもとに物事を判断しています。
その経験や知識は、あなた独自のものです。
誰一つとして同じ経験をしてきていないからこそ、あなたが作り出す世界はただ1つしかないのです。
まったく同じ経験、同じ知識をしたとしたら、同じようなアウトプットの仕方になり、個性がつぶれてしまいます。
最後に
最後に自分にとって”意味”のある写真を撮影できるといいですね。
表現というのは自由で、自分が思ったように撮影することが大切だと思います。表現することを楽しみましょう。